7月中旬の日曜日、お昼時を過ぎた14時30分頃の利用です。到着時、お客さんが自発的にか一つ置きに空席が確保されて、ソーシャルディスタンスを保った店内は満席で、新たに入店してきた方はそこに座らざるを得ないという状況でした。
元祖つけ麺もりそば。
麺丼。そんなに大きな丼ではないのですが、器一杯に。
茹で時間は約3分でした。
四角い形状特に角を舌で感じ取れる、水で締められたことで直感的に硬めと感じられた麺。
実際に口に運ぶと表面はツルツルとし、シコシコさは弱めで容易に噛み切れました。
ストレート形状ですので、つけ汁との絡みが抜群とまでは言えませんが充分な具合。
豊富な卓上調味料から、麺には黒胡椒を。
すりおろし大蒜と豆板醤はレンゲ内でつけ汁に少しずつ溶かして。
つけ汁には、海苔とメンマとチャーシューとネギ。
表面にも唐辛子が浮かんだつけ汁。店主さんが全ての丼を味見しているのに今回初めて気が付きました。
前々回同様、強めの甘さを受け取りますが箸を進めるのを躊躇させる程ではなく、お酢の酸味や唐辛子の辛さにやや勝っているという程度。甘さがそれらを打ち消す訳ではなく、酸味と辛味と調和を保った状態で特長と呼べるものです。単独で数回レンゲを上下させました。
チャーシューは4枚。
ほぼ赤身で構成されていますが、ロースハムに似ていてパサパサしていません。
赤身にもサシが入って脂身多め。盛付けを行う店主さんの手元を見ていると、数箇所からチャーシューを盛り付けているように見えましたので、肉質に偏りがないよう配慮しているのかも。
こちらはやや厚め。見るからに甘そうな脂身。
メンマは軟らかさが先行して、コリコリさは控えめ。
小口切りのネギは太い部分を使用しているようで、辛味はさほど感じませんでした。
熱が入っても歯応えは残っていました。
ネギは2枚。直ぐに麺丼の縁へ退避させます。
パリパリを維持しているので風味も保たれたまま。
つけ汁の残量がこれ位になった段階でスープ割りをお願いしました。
スープの量は惜しげもなくたっぷり。
魚介の風味は確かに増しましたが先行し過ぎず、元のつけ汁とスープが相互に支え合ってつけ汁丼を形成しているイメージです。
温度が回復したつけ汁を潜らせると麺は軟らかさが増し、箸に力を込めると千切れてしまうように。
残しておいたチャーシューの脂身はトロっと赤身はしっとりと。
約15分程で完食。前々回感じたマイナスイメージを払拭する、皆さんが高い評価を下すのも納得の一杯でした。
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