1月の最終営業日、19時40分頃お店に到着すると丁度お客さんの入替と重なって即入店着席となり、10分後にはラーメンが配膳されました。
ラーメン大(麵増し650g)、大蒜脂+ソース汁なし。650gは大320gの2杯分ということで。尚、ラーメン大の麺量が正しくは350gだということに、後になって気が付きました。
麺量はこれくらい。650gでも通常の大用の丼に無理なく収まるんですね。
輪郭を感じることの出来る茹で加減の麺の表面はツルッとして、歯を入れるとギュッと詰まった感が伝わってきます。
また、十分な反発力を持ちつつモチモチさも備わっており、とても美味しかったです。
ソースがよく絡みます。
豚は崩し豚の形状で。
赤身部分の繊維質が目立つものの、決してパサついている訳ではない豚は、都合2枚分位の量がありました。
野菜の上には青のり。
以前に比べて茹で加減が浅くややしんなりと言った具合で下味も薄めでした。野菜増しをお願いしたのですが「量に比例して増やしているから。」とやんわり。店主さんこだわりのバランスがあるのでしょう、ソース汁なしの場合は野菜増しは非対応です。
紅ショウガは、あまり酸味のない生姜の味を純粋に楽しめるもの。特有の酸味が後に残るのが得意ではないので良かったです。
均一な大きさにカットされた大蒜は辛さ抑え目で驚く程にあっさり。
「その量だとバランス取れないから。」と別皿で追加して頂いた紅ショウガと大蒜。ありがとうございます。
脂も店主さんの配慮で「一気に混ぜないで少しずつ。」とのお言葉と共に別皿で。麺や野菜と一緒に食べると甘さと塩気とコクが一気にプラスされますので、後半少しずつレンゲですくって丼へ。ただ、店主さんの反応からすると、本来脂増しも非対応だったのかも。
ソース汁なしのタレは、通常の汁なしに使用するタレの代わりに焼きそば用のソースを使用しているのか、一般的にソース焼きそば味として思い浮かぶもの。その味の強さは支配的ということもあり、醤油や豚の旨味を感じることは出来ませんでした。
15分程で完食。良くも悪くも完全にソース焼きそばでした。勿論、これはこれで美味しいのですが、二九六のスープと豚の美味しさを知っている分、限定味を食べられる喜びよりもそちらが味わい難くなる事の勿体なさの方が、強く心に残りました。次回からは素直にラーメンか汁なしを選択し、(1月で終了済ですが)ソース汁なしとする場合には、この量だと重すぎるということもあり、ラーメン大の量にしたいと思います。