日曜日の訪問です。武蔵小金井駅から約20分掛けて、徒歩でお店へ向かいました。
お店が近づいてくると、黄色いシャツの人影が目に入ってきました。やはりお盆ですね、外待ちが出来ていました。14時頃、15人程の
列に橋の中央付近で接続します。
車の出入りを妨げないようにして店前には5人だけ並び、中待ち席が空いたらその人数だけ順に入店し、食券を購入して空いた中待ち席に
座る。そして券売機前には立たないというのがこの日の様子。ただこれが、お店が定めた正式なルールなのかは分かりません。
ここに自転車を停めるのは・・・
汁なしを食べたいなぁ思って来店したので、販売中で一安心。が豚入りは残念ながら売切れ。休日は早い時間滞でないと売切れてしまうのか
も知れません。並び始めから約40分で入店、さらに10分程でラーメンが配膳されました。
助手さんに食券を提示した直後、暫定店主さんから助手さんを通じて「増しますか?」との確認があり「お願いします。」と答えました。
私の入店時点でも後続には入店待ちの長蛇の列が形成されていたことや、麺増しはラーメン・つけ麺・汁なしと、一通りのメニューを経験
してからお願いするのが最低限の礼儀かな?と考え控えていたのですが・・・あっさりとお言葉に甘えさせて頂くことになりました。
準備が整うと暫定店主さんから久しぶりに「大蒜っすか?」との確認があり、
大ラーメン麺増し、大蒜+ほぐし豚+汁なし。
丼には、麺、豚2つ、ほぐし豚、野菜、大蒜、フライドオニオン。
平たく縮れの少ないもちっとした食感の麺は、程良い弾力で食べ易く、熱々でタレがよく絡みます。ギッチギチに丼に詰められた麺を懸命に
引っ張り出し、一度啜り出すと止まらないのではと思うくらいの勢いで食べ進めました。
中心部も強い噛み応えがあるという訳ではなく表面部分と均一の固さで、特に芯といったものは感じませんでした。
豚は大きく極厚にカットされたものが2つ。
厚みが伝わるでしょうか?
端豚は全体的にワイルドな噛み応えも、脂身部分の優しい甘さも混在していました。
巨大な塊も隠し包丁の効果で食べ辛さとは無縁です。
こちらはトロッとした甘い脂身とほろほろと崩れる赤身で構成された正統派の豚です。脂身表面のタレの甘さが堪りません。
ほぐし豚は、以前に比べて控え目な量でタレを纏っておらず、まさに通常提供される豚を「ほぐした」ものです。
野菜はシャキッとした茹で加減で、やけにもやしが美味しく感じました。量は暫定店主さんの片手で鷲摑み1回分です。
フライドオニオンはなるべくタレに浸さないようにして、最後までカリカリ食感を楽しめるように注意しました。
大蒜はかなりの量で結構な辛さ。有効に使い切れずタレの中に少し残してしまいました。
タレは粘度やや高めで甘さが強調された仕上がり。予め混ぜられたブラックペッパーは、好みの量に調整できるようにする為か少な目でした。
生卵はラーメンに先立ってお椀で配膳されました。生卵は丼には投入せず、お椀の中で溶いてから、麺や豚をそこに移して絡ませることで
冷ましながら味の変化を楽しみました。湘南藤沢店と違ってお椀で提供される方式だと、使い勝手が良く助かります。
後続のたくさんのお客さんの視線に怯え、卓上のブラックペッパーを使用する時間的精神的余裕もなく、18分を要して完食。汁なしでも
熱々で提供された為、食べ終わる頃には大量の汗で衣服はビショビショに。次回は汗拭き用タオル持参必須です。
麺増しを促してくれたので、丼をカウンターに上げ「ご馳走様でした。」を言った後、暫定店主さんと「気を使ってもらってすいません。」
「何かしましたっけ?」「たくさん盛ってもらったから。」「あぁ、小3杯分だけですよ。」「おかげさまでお腹一杯になりました。」との
ほぼ間違いなくからかわれたのであろうやり取りを終え、15時頃いまだ橋の上まで伸びる外待ち行列を横目に、お店を後にしました。