LOTUS BLUE DIARY

インテリアとリビングと手作りのお話

蔵のような家

2009-03-23 09:31:16 | インテリア
和歌山県の"Kino"のお家をコーディネートして参りました。

伝統的な日本式の品格の高い家です。
家の中に入るとすぐに土間があります。
なんだか「蔵みたいですね。」というのが、部屋の第一印象です。



壁に格子状に木を組んであるのは、施主さんがこの部屋を
コレクションのアートを展示するギャラリーにしたいという意向を受けての設計です。
やがてこの壁には、おびただしいアート作品が展示されます。

撮影のために、岐阜県の工房家具メーカー”雉子舎”の
”モーリーベンチ”を置きました。
蔵を思わせるようなこの土間に、ガッシリとした木のベンチはピッタリでした。

ベンチには、キリムのクッションを二つ置き
センタテーブルには無地の帯をランナーのように敷きました。
自然素材の”木”、”塗り壁”、”テラコッタタイルの床”というワントーンのインテリアに、
布で色を入れアクセントにしたかったからです。



リビングには飛騨産業の”森のことば”のセンターテーブルを置いて
床座の提案をしてみました。
”吹き抜け”の天井がより高く感じられます。

大きな蔵のような部屋でアートと一緒に住まう家です。
施主様は、「コレクター冥利に尽きる。」といった感じに
この家に対してご満悦の様子でした。

さて、引き渡し後どんなふうにアート作品が展示されるのでしょうか。
「ぜひ、お見せ下さいね。」と、コレクターの施主様にお願いしておきました。