消費期限終了

リタイアーのよもやま話

沖縄人 ルーツは日本本土

2014-09-19 20:06:23 | 日記

ヤフーの記事である。

沖縄人 ルーツは日本本土

沖縄人ルーツ「日本由来」 
南方系説を否定

 琉球大学大学院医学研究科の佐藤
丈寛博士研究員と木村亮介准教授ら
を中心とする共同研究グループは琉
球列島の人々の遺伝情報を広範に分
析した結果、台湾や大陸の集団とは
直接の遺伝的つながりはなく、日本
本土に由来すると発表した。これま
でも沖縄本島地方についての研究デ
ータはあったが、八重山・宮古地方
も含め、大規模に精査した点が特徴。
英国に拠点がある分子進化学の国際
専門雑誌「モレキュラーバイオロジ
ーアンドエボリューション」の電子
版(1日付)に掲載された。

(沖縄タイムス)

 

以上。

 

この記事で、一つほっとすることがある。

中国の野心を挫くことができる。というこ
とである。

中国では、沖縄も漢民族だなんて、言い出
す輩がいて、不愉快な思いをしたからだ。

ただ、「沖縄県や奄美群島(鹿児島県)
などの旧琉球王国領域の住民を、大和
民族とは別個の琉球民族であるとする
考え」には、不都合な話になろう。

微妙な問題だ。 

 


ベッド

2014-09-16 21:03:21 | 日記

 ベッド

最近、同室のUさんが亡くなったのだが、
まだ、新規の入室者は、来ない。

そうこうするうちに、わたしの近くの部屋
で、いくつかベッドが無くなっている。

多目的広場では、五つほど空きベッドが置
かれている。きっと、そのベッドだろう。

あっという間に、人は亡くなるのかもしれ
ない。

今日は、病院から帰宅して、我が家に近づ
いたら、葬儀屋の車とすれ違った。

もしかして、葬式かと思ったら、なんと、
電信柱には、同じ自治会のN婆さんの告別
式の案内が張られていた。

今年、6月の自治会の集団検診では、見か
けたのだが、人間の健康は、半年ではどう
変わるか分からないということを最近は、
感じ入っている。

やり残すことがないよう、転ばぬよう急が
なくてなんて、気持が急かされる。

しかし、どれも飽いているばかり、気持は
焦るが、急くのができない。やっかいだ。

今日は、買い出し日ではないので、夕食が
早かった。

10時半頃の就寝まで、時間をもてあます
ようになってきた。 

ショーペンハウアーの言うように、司馬遼
太郎、池波正太郎だって、悪書になりかね
ない。まして、ツタヤのdvdなんてと思った
ら、とたん、何もやることなんて、、なくなっ
てしまう。

ショーペンハウアー、今の時代に生きて
いたら、ネットの魑魅魍魎の世界に、卒倒
してしまうかもしれない。

 

 

 


読書について

2014-09-15 21:06:51 | 読書

読書について

ショーペンハウアー
鈴木芳子訳

光文社文庫

 

を読み終えた。

その中で、現代でも、通用する見解に、
びっくりしている。

悪書の定義について、耳が痛い話である。

以下、その箇所である。

 

すなわち悪書は読者から、本来なら良書と
その高尚な目的に向けられるべき時間と金
と注意力をうばいとる。また悪書はお金め
あて、官職ほしさに書かれたものにすぎな
い。

したがって役に立たないばかりか、積極的
に害をなす。今日の著書の九割は、読者の
ポケットから手品のように数ターレル引き
出すことだけがねらいで、そのために著者
と出版社と批評家は固く手を結んでいる。 

 三文文士、日々の糧を稼ぐために書く人、
濫作家たちが、時代のよき趣味と真の教養
に対して企てた抜け目のない相当な悪巧み
は功を奏した。エレガントな上流社会全体
を誘導し、時勢におくれないように、つま
りみなが常におそろいの最新刊を読み、仲
間内で話題にするように仕向けたのである。
そのためにひと役かったのは、シュピンド
ラー、ブルヴァー、ウージェーヌ・シユー
のような一世を風扉した作家の筆による三
文小説のたぐいである。

 だがこうした大衆文学の読者ほど、あわ
れな運命をたどる者はいない。つまり、お
そろしく凡庸な脳みその持ち主がお金めあ
てに書き散らした最新刊を、常に読んでい
なければならないと思い込み、自分をがん
じがらめにしている。この手の作家は、い
つの時代もはいて捨てるほどいるというの
に。その代わり、時代と国を越えた稀有な
卓越した人物の作品は、その題名しか知ら
ないのだ。特に大衆文芸日刊紙は、趣味の
よい読者から、教養をつちかってくれるよ
うな珠玉の作品にあてるべき時間をうばい、
凡庸な脳みその人間が書いた駄作を毎日読
ませる、巧妙な仕組みになっている。

 人々はあらゆる時代の最良の書を読む代
わりに、年がら年じゅう最新刊ばかり読み、
いっぽう書き手の考えは堂々巡りし、狭い
世界にとどまる。こうして時代はますます
深く、みずからつくり出したぬかるみには
まってゆく。

 したがって私たちが本を読む場合、もっ
とも大切なのは、読まずにすますコツだ。

いつの時代も大衆に大受けする本には、だ
からこそ、手を出さないのがコツである。

いま大評判で次々と版を重ねても、一年で
寿命が尽きる政治パンフレットや文芸小冊
子、小説、詩などには手を出さないことだ。
むしろ愚者のために書く連中は、いつの時
代も俗受けするものだと達観し、常に読書
のために設けた短めの適度な時間を、もっ
ぱらあらゆる時代、あらゆる国々の、常人
をはるかにしのぐ偉大な人物の作品、名声
鳴り響く作品へ振り向けよう。私たちを真
にはぐくみ、啓発するのはそうした作品だ
けである。

 悪書から被るものはどんなに少なくとも、
少なすぎることはなく、良書はどんなに頻
繁に読んでも、読みすぎることはない。

悪書は知性を毒し、精神をそこなう。

良本を読むための条件は、悪書を読まない
ことだ。なにしろ人生は短く、時間とエネル
ギーには限りがあるからだ。

 

以上。

 

見事な見解である。

ただ、わたしの人生にとって、「意志と表象
としての世界」を読むことに、なんの意味
があるのか。

そこが、問題だ。

 


春楡の木陰で

2014-09-09 20:13:41 | 読書

春楡の木陰で

多田富雄

集英社文庫

を読み終えた。

 

表紙の裏には、こうある。

世界的免疫学者である著者が、初の留学で
住んだ1960年代のデンバー。下宿先の老
夫婦との交流、ダウンタウンのバーに通って
知った豊かなだけではない米国の現実。

戦争花嫁だったチェコとの出会いと30年に
及ぶ親交。懐かしくもほろ苦い若き日々―。

回想の魔術が、青春の黄金の時を思い出
させる。そして脳梗塞となって、その重い病
との闘いのなかから生まれる珠玉の言葉。
自伝的エッセイ。

以上。

本の帯びには、「自伝的エッセイ」とある。

「事実は小説よりも奇なり」という言葉があっ
たが、下手な小説より、この「自伝的エッセイ」
の方が、胸を打つものがあり、人生を語りか
けてくれる。

世界的免疫学者ということで、理系の人で
あるが、若いときに文学に凝っただけあっ
て、素敵な文体である。

文章には、誠実さと人柄の良さに満ち満ち
ていて、爽やかな文学青年の趣があって、
心地よい。

心が綺麗になる作品である。

昔、司馬遼太郎の文体にほれ込んだ。
つい最近、池波正太郎の小説を読んで
彼の文体に、好感が持てた。

しかし、今は、この本を読んで、このような
綺麗な文章が書けたらと、思っている。

ところで、この中で、彼が脳梗塞で、言葉を
失ったことが、書かれている。

 わたしの父親の心理も、このようなものが
あったのかと、思われて、興味深く読んだ。

 脳梗塞で倒れた人の、胸の内を理解する
いい文章だと思った。

わたしたちの世代で、読んだ方が味わい
深いものがあると感じてやまない。

彼は、この本でこう言っている。

 青春とは、物は何もなかったが、いつも
何かが溢れていた。 

と。

まさに、同感である。

 


音楽のプロ200人が選ぶ本当に歌が上手いランキング

2014-09-08 22:09:01 | 音楽

You Tubeで遊んでいた。

音楽のプロ200人が選ぶ本当に歌が
上手いランキング

という動画を見ていたら、玉置浩二が
一番だった。 

玉置浩二については、マスコミでスキャ
ンダラスなニュースが多く。

印象が悪かったが、You Tubeで動画を
いろいろと探してみた。

なんとも、びっくりする歌唱力である。

食わず嫌いは問題だと、恥じ入った。

ヒットした「ワインレッドの心」という
曲が好きでなかったせいもあるが。

 あの頃へ

 

メロディー