先日、バッハ シャコンヌ‐庄司紗矢香
を聴いて驚いたことがあった。
何とも、聴きやすい演奏だこと。
かなり、昔のことだ。
もしかすると、40年以上前だろう。
日本人の女性バイオリニストの
演奏でこの曲を聴いた。
その時、この曲を聴いて、あまり
いい印象を持たなかった。
その懊悩するような曲調には、絶
望的な気分になり、堪らなかった。
かなり、有名な女性バイオリニスト
だったのだが。
その演奏者の演奏を紹介するのは、
今では、不可能のようだが、その
系列の演奏とししては、パールマン
等の演奏に、その面影を感じ取る
ことができるような気がする。
Bach 's Chaconne for Solo Violin
/ Itzhak Perlman (Part 1/2)
Johann Sebastian Bach - Chaconne,
Partita No. 2 BWV 1004
| Hilary Hahn
ところで、次の演奏は、先日紹介した
庄司紗矢香 の演奏である。
バッハ シャコンヌ‐庄司紗矢香
( bach chaconne - sayaka shoji)
どうだろう。違うと思うのだが。
印象的には、カザルスの無伴奏チェロ組曲
を思いだす。
改めて聴くと、全く違うのだが、
(久しぶりに聴くと、なんと若々
しい情趣に満ちていること)
いずれにせよ。 感情過多にならないと
いうことでは、共通点があるのではなか
ろうか。
とにもかくにも、今回、バッハ シャコンヌ
‐庄司紗矢香を聴いて、やっとこの曲に魅
力を感ずることができて、驚いている。
40年以上、かかってしまった。
こういうことがあるんだ。
驚きである。