後期高齢者1と2と3と

後期高齢者に組み込まれて運転免許試験も認知症検査付き
せめてgooブログで脳トレに励むことに・・・

春に咲く

2016年03月17日 | Weblog

庭の鉢植えに黄色い花が咲いた。

「暖かい春がきたら忘れずに咲きなさいよ」と教えていったと想う。
そして今月末には途中で止まった52回目の結婚記念日も忘れずにやってくる。

「失うのは一回きりだとしても、人は何かを失ったとき、それを失い続けるともいえる」
                                                                                          宮地尚子

大切な人を失った人はその喪失感をいつまでも反復せざるをえない。食卓での
些細な会話、もう洗うこともない泥だらけのユニホーム、しがみついてくる
小さな手。予感に体が動いてしまうが応えはない。「あるべきものがそこにない」
というより「もうあるべきでないものが、そこには確固としてある」と表現した方が
正確だと、精神科医は言う。  「母がうまれる」から

今朝の朝日新聞「折々のことば」が心に沁みた。

ことしで4回目の花を咲かせた「庭の花」

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もう一つの「卒業」

2016年03月17日 | Weblog

「〇〇株式会社××部・部長」などと言ったタガが外れて、定年と言う「掟」に出会うと
「さて、明日から何しょ」と困惑の時期があると聞くが、自分にはそれが無かった。

退職した後も当時の仲間が「バンディッツ」という社内野球チ-ムに籍を残してくれて
この歳になるまで15年間も野球を楽しんで来た。
さらに天が与えてくれた「介護」という絆の時間と、そのリバウンドで行った山での道迷いを反省して
入った山岳会などなどで楽しくしていたが、「介護」は4年前に一方的な卒業を迎えてしまった。

そして一昨日、15年間も仲間に加えてくれた「バンディッツ」のメンバーに「退部」を伝えた。
翻って見れば、自分が出れば誰かが控えに回ることになり、試合に出られなかった残念な気持ちが
分かるだけに"ここらが潮時"と退部を申し出た。

ユニホームやストッキング、スパイクシューズとグローブなど一式を丁寧に畳んで
感謝の気持ちと一緒に箱に入れ、クローゼットの奥に置いて野球を卒業することにした。

昨日も今朝も仲間からのメールが届いた。
「長い間ありがとうございました・・・元気をもらっていました」「お元気で」と。

職場のみんなバンディッツのみんなに、ありがとうを告げて野球を卒業した。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする