今日は午後から・・・・新築工事中の現場と
住まいの新築計画中の計画段階での現場視察を・・・・・。
屋外でいると、太陽の恵みを感じますよね。
春夏秋冬・・・・太陽の位置関係や近隣の建物や敷地・・・はるか遠くの構造物や
山や広場・・・・イロイロ関連しながら・・・・・。
太陽と同じように屋内で過ごす灯りや屋外から取り込む明りなどによって、
人に与える影響は心理や行動にイロイロ関係してきますからね。
朝日の爽やかさ、快晴の日の気持ちよさや夕暮れの感動や気持ちの穏やかさ・・・・・。
建物の室内で使う照明器具類にも「見た目」や「空間との相性」・・・・「照度」や
「照明色の特徴」・・・・で変わる心理的な要素。
色の温度により変わる要素・・・・・ここにも「室内」との「バランス」があります。
色温度が低いほど「赤味がかった光色で、高い程青に近い色」に・・・・。
色温度は、室内の雰囲気などにも影響があって、
心理面にもイロイロ・・・影響を与えつつ、行動も変わってきますよ。
活発な雰囲気とゆったりとした雰囲気という感じでしょうか・・・・・。
この「色温度」による心理的影響や空間の構成をよく考えたうえで、
部屋の役目や特性・・・その作用内容を考えて照明計画です・・・・・。
作業中心のスペース、ゆったりリラックスのスペース・・・・etc。
暮らしのイメージも大切に・・・ライティンのグプラン。
今日はほぼ一日・・・・出張で先程「吉野のアトリエ」に戻ってきました。
午後からは現場視察で奈良市内のとある建物へ。
使い勝手と用途を考えての「リノベーション」計画・・・・・・。
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「リノベーション」の対象現場の視察しつつ・・・・「窓」と「壁」と現状の
仕上げ状態を考えて「どうすれば本質をカタチに出来るのか」
という部分を「予算」も考えつつ「検討」する。
現場での打ち合わせをしながら「方向性」を考えて・・・・・。
人が入るために必要となる絶対的な条件と・・・・それに対する付加価値と、
「居場所」としての理由をどう反映していくべきか・・・・・・。
散らばっている「キーワード」をつなげる検討を始めますよ。
「リノベーション」の「カタチ」。
建築という器は「本質」が大切なんです・・・・・。
「空間の重心」が変わる事で気持ちにも
変化が生まれますよね・・・・「空間のチカラ」で変わる「人の感覚」。
良い部分はより良くなるように考えて・・・・コンセプトは「集中できる空間」。
午後からの現場視察から戻ってからは・・・・イロイロと、
住まい手さんへプレゼンテーションに向けての準備のための打ち合わせ・・・・・。
いつもは自分で模型を用意するのですが、今回はある「仕掛け」をつくる事も
考えているので・・・・「吉野のアトリエ」で・・・・・・合同会社 大和工藝の谷さんと。
建築模型のスペシャリストです。
今回のプレゼンではこの「建築模型」による感動の時間を計画しているので、
プレゼン自体での「使い方」も念入りの考え中ですよ・・・・・いつもの「スチレンボードでの自作」とは
少し違った角度でのツールの使い方・・・・・。
提案に向けてしっかりとシミュレーションも大切ですからね。
今日は日差しが少ない分・・・・肌寒さを感じる日・・・・・。
午後からは現場へ出かけていた事もあり「寒さ」が身にしみましたよ。
風が・・・冷たい日。
さて、午後からの現場視察で、
イロイロ考えています・・・・・・。
昨日のブログでも書いた「高さ」について。
道路と敷地との「高低差」をどのように解釈して計画に反映すべきか・・・・・という事。
単純に「道路の高さ」に合わせて「土を盛り」・・・・土を留めるための「擁壁」。
コンクリート製の「壁」をつくる方法もひとつだし、
そうではなく、水の流れ道を造った上で、「段差」を活用して「家のプラン」を
考える事も一つの方法・・・・・。
現場をしっかりと観察しつつ「暮らし方」と「予算」と「日常」を考えて
敷地の良さをより良いものと出来るように「プラン」・・・考えますよ・・・・・。
どちらにしても「視察」はしばらく続きます。
その「積み重ね」が「質」になってくるものですからね・・・・・。
今日は静かに降る雨の中・・・・イロイロ「考える仕事」・・・・。
途中、打ち合わせなどで移動もありましたが、「良い意味」で見直しと「進むための準備」も出来ました。
一日の中での「位置づけ」はキッチリとしておきたいですよね。
さて、週末の現場打ち合わせでの続きの話しですが、
現場での定期的な打ち合わせは大切です・・・・・。
誰のための家なのかを考えればそれは「その時間」の大切さが分かると思います。
経験された方ならば特に・・・・・。
建物は内部の棚や照明・・・造作・・・仕様など以外にも沢山の打ち合わせがあります。
決定事項の確認もそう・・・・・・。
実際に現場での「リアルスケール」を知ることで住まい手さんにも「何か」が
分かる事が沢山ありますからね・・・・・・。
屋外での打ち合わせと確認も同じように。
住まい手さんご夫婦と一緒に現場の周囲を移動しながら・・・・・・。
窓の位置関係が見えることで「壁の雰囲気」や「高さのイメージ」もリアルに。
屋外の「壁付け照明」・・・・専門的に書くと「ブラケット照明」の位置・・・設置高さなども現場で
打ち合わせしていますよ・・・・設計図に記載済み・・確認済みの内容も現場でリアルに。
スケール感を共有することで「ひとつ・・・・ひとつ」の確認。
この日は「電気工事」の担当者さんにも一日ついてもらって・・・説明しながら
一般的なケースも踏まえて、特殊な事情を取り入れながら・・・現場の計画内容を
丁寧に再説明しながら・・・・進めていますよ。
この「重ねる時間と共有」が住まいづくりには大切な時間。
「灯りの意味」も含めて・・・・・・。
今日は雨です・・・・・奈良吉野は・・・・。
小雨の中・・・静かに考える仕事。
土地の中に建物を考える場合・・様々な与条件があります。
そして敷地の周囲にも、敷地そのものにも・・・・・。
形状としての条件や形質としての条件・・・土地の高低差もそうですね。
高低差のある敷地では段差を上手に取り込みたいですよね、計画に・・・・・。
そんな形質の土地・・・敷地では出来るだけ盛り土をして段差を綺麗に「平地」のように、
擁壁(コンクリート製の壁で土を支えるもの)することの方が多いですが、
土地の安定性や、費用面もしっかりと考えて「バランス」のある計画とすることが大事ですよ。
土地の個性となるような段差がある場合は逆にその「段差」を生かした建物と外構(エクステリア)の
計画を考える事も得策となるケースもあります。
敷地内に高低差・・・・段差がある場合には、
半階ずつ床の高さをずらして「スキップフロア―」のように空間の解釈と、
死角・・・・意識的な操作で「逆に屋内での広さをつくり出す工夫」を物理的条件に合わせて
計画することもできますよね・・・・・。
道路よりも段差が激しくて道路よりも随分下の部分に地表面がある敷地の場合は、
それを逆に利用して、盛り土せずに簡単な整地(敷地を整える工事)にしておき、
一階が地階のように二階が一階のように錯覚するような「二階に玄関のある家」を
計画する事で土地の造成を簡略し、コストを建築側に持っていく事も可能ですよね・・・・。
工夫次第で広がる変形・狭小・条件不利の敷地。
イロイロ考えてみませんか・・・・・敷地を生かす建築の工夫を。