奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

家と暮らし・・・・住むという事を考えるうえでの「住宅設計」デザインの意味LDKの持つ意味と価値空間。

2016年09月04日 | 家 住まい 間取り プラン

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※LDK設計イメージパース

 

 

実際の暮らし方が大事だという事。

 

一見誰もが承知していそうですが、

家づくりにおいて、

実はこれほど難しいことはありません。

※LDK設計イメージパース

 

 

理想や希望という「枠組み」が

現実とどれくらい異なるのかでの違いも・・・・・。

 

 

特に昨今の情報の海の中にいると、

実はさほど好きでもないものを

好きだと思わされてしまっている

ケースが往々にしてあるものですから・・・・・。

※LDK設計イメージパース

 

 

三択問題試験で・・・隣の人が、

またその隣の人、クラスの大半が

「A」に丸を付けているのを知れば、

「Aが正しいんだ」と思えてしまうのが

人情ですよね・・・・なんとなく。

 

 

でも、人生の時間を

熟成させるための家を建てる時、

この判断が正しいものとは

思えませんよね。

 

 

洋服に例えれば、

体格も好みも違う人に

無理矢理隣の人と同じ

既製品を着せてしまうことをせず、

正確に 「採寸」 された、

住まい手さんや家族だけの生活や歴史、

人柄に最も合ったものとして

布を裁断してゆく行為こそ、

僕たちのような建築家が

家づくりをお手伝いできることの

真の意味なのだと思いますよ・・・・・。

 

 

家とは、そういう「暮らしの器」だと考えます。

こうしたとき、

「住む」は「棲む」になってゆきますよね。

 

 

更に、「本当に好きなもの」とは

実は自身の中に既にあるものだ、

ということです。

 

 

建築家との住まいづくりの中で、

一緒になって

それをある意味・・・「土の中から発掘」する作業

とでも思っていただければ一番近いモノゴトが

分かりやすいかも知れませんよ・・・・・。

 

 

 

家を建てることが、

知らぬうちに・・・・好きだと

「思わされてしまっていたハイソなデザイン」に

憧れることだったり、

どこか他で目にした

カッコイイ住宅を再現する作業であったとしたら、

それは最後まで

「自身の家」として見えてこないですからね。

 

 

真似事ではない「暮らしの本質」を

デザインするという事が大切ですよ。

 

 

 

 

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