奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

現場では安全対策を行いながら、工事が進んでいますが、「吹き抜け」と「魔法の壁」と・・・・・。

2012年12月12日 | 建築家 設計の仕事 監理の仕事

移動の途中に見かける風景は何処も「冬」の様子、

所々・・・遠くの景色ですが、「雪化粧」も見えるので・・・・・「寒さ」が気持ち的にも倍増します。

 

 

午後から「相談」に出かけた後に、葛城市からの帰り道に「奈良・高取町」で工事が進行中の

(仮称)借景を楽しむ和モダンの玄関共有二世帯住宅の現場へ・・・・・。

 

 

現場では大工の棟梁をはじめ「連携」しながら「作業中」です。

屋根の工事も連動しながら・・・・・安全対策もしっかりと。

 

 

現場の玄関上部・・・・・吹き抜けの部分。

物が落ちたりしないように、「安全ネット」をかけている部分・・・・全体が吹き抜け。

畳三枚分・・・1.5坪分が吹き抜け。

 

 

この吹き抜けの役目はイロイロあって、

当然よくある話しとして「広さ」の感覚もありますが、「明るさ」と「夜の灯りの調整」、

上下のつながりと、「通風」・・・・・etc。

 

 

玄関から屋内に入った際の「開放感」と「明るさ」・・・・。

イロイロな役目を持っていますよ。

 

 

物理的には使えないスペースですが、「空間」としての役割は沢山持っていますよ。

そういう「設計」での「暮らしを豊かにする工夫」は沢山盛り込まれている二世帯住宅。

 

 

写真には少ししか写っていませんが、その玄関に入る前の屋外アプローチ部分にも細工が。

ある意味では・・・・「魔法の壁」。

屋外には二か所の「魔法の壁」を設けていますよ・・・・・。

そしてこの「二世帯住宅」にはもうひとつ・・・・「屋内」に「魔法の壁」をカタチを変えて計画。

「本質」を考えると「壁のカタチ」も変わります。

 

暮らしを豊かにする工夫をシンプルに・・・・そして「適所」に設けていますよ。

 

 

しっかりとした「カタチ」となって現れるまではもう少し時間がかかりますが、

楽しみですよ・・・・「魔法の壁」。

 

 

魔法の壁の役目と細工はイロイロですから・・・・・。

 

 

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