奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

収納計画と間取りと暮らしやすさの連動性、収納計画と家事と日常の暮らし方は生活環境の基本になる部分なので自分達の暮らしの環境を見直した内容で設計デザインの方向性を。

2021年09月18日 | 暮らしの事イロイロ

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を

設計デザインのチカラで・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

※過去設計案件でのウォークインクローゼットの実例(個室として計画)

 

よく考えられた家を建てると

暮らしが楽しくなる・・・・・。

※過去設計案件でのウォークインクローゼットの実例(移動区域の途中へ個室として計画)

 

家づくりを考える中で、

収納計画には悩みますよね・・・・・。

 

毎日の生活とも直結しつつ

ある種の「家事効率」を高めるためには

このポイントは無視できません。

 

ファミリークロークや

玄関収納などがある中、

ウォークインクローゼットが果たす効能。

 

収納の基本としてまず

最初に押さえておくべきことは、

クローゼットや押し入れなどの

造り付けの収納スペースは

本来使いにくいものだという事。

 

これらのスペース・・・・・。

 

造り付けの収納スペースは

小物の収納に向いていないためです。

 

クローゼットや押し入れなどの

造り付けの収納は

まず奥行きが深く作られています。

 

洋服や布団を入れるには

丁度いい奥行きですが、

小さめの収納物を考えた際には

大きすぎて奥行も深すぎるため、

実は・・・相性が悪いです。

 

また、この他に理由として

棚が動かせないことも

小物の収納に向かない理由の

一つとして考えられるかもしれません。

 

家の中にあるものは

大きさがバラバラなので、

棚の高さが動かせた方が

臨機応変に収納できます。

 

しかし、クローゼットや

押し入れでは

棚は固定されているため、

使いにくさが目立ちます。

 

このように、

造り付けの収納スペースは

洋服等以外のケースでは

使いづらいといったポイントを踏まえて、

収納の基本を・・・・・。

 

ここで1番に

把握しておくべきポイントは

「使うものは使う場所に」

といった考え方です。

 

例えば、

リビングでハサミを使いたいとなった場合に、

どのような場所から

取り出すのをイメージしますか?

 

この他にも、

寝室で布団を取り出したいとなった場合に

どのような収納をイメージしますか?。

 

前者の場合、

多くの方はチェストから

取り出すのをイメージし、

後者の場合、

多くの方が押入れから

取り出すのをイメージすると思います。

 

ここで大事な考え方は

使いたいものそれぞれに

最適な収納場所があるといったことです。

 

片付かないのは

収納の数が少ないから

といったことではないことを

おさえておくように・・・・・。

 

収納の基本をおさえたら、

間取りとの連動について。

 

ウォークインクローゼットとは

衣類などを収納するためのスペースで、

人が入って使用できる

部屋スタイルのものです。

 

ここで注意しておきたいことが、

この収納は

押し入れやクローゼットと違って

普段使いするものをしまう事も

自由度が高く

鞄や身に着けるモノ全般、

暮らしに必要なアイテム類を

まとめて収納する事が出来る

そんな場所だということです。


その点を踏まえた上で、

まずメリットとして挙げられる

大きな点として、

クローゼット内で姿見鏡を

置いたりアイテムを確認しながら

着替えが行いやすいといったことです。

 

その名の通り、

中に入って衣類を選べるため、

その場で簡単に着替えられます。

同時に身支度全般・・・・・。

 

次にデメリットとして

挙げられるポイントが

通路部分がデッドスペースになる

といったことです。

 

ウォークインクローゼットは

基本的に室内で

移動が発生する事も有り

通路部分が生まれることとなりますが、

そこには物を置くことができません。

 

限られたスペースをウォークインとして

有効活用したい場合は

注意が必要です。

 

また、この他にも

自然に光を

取り入れにくいといった点も

デメリットです。

 

窓を設ければいいと

考える方もいるかもしれませんが、

衣服に日差しは天敵です。

 

そのため、

ウォークインクローゼットに

照明をつけることになりがちですが、

自然光で見る場合とは若干異なるため、

お洒落好きの方にとって、

その部分で不便に感じる方は

多いかもしれません。

 

ウォークインクローゼットの注意点、

まず設置をするときは、

有効寸法を考える必要が

あるといった点です。

 

そこへ収納する衣装の奥行きを

把握するように。

 

また、引き出しを考慮した

通路幅を考えるといった点です。

 

この収納に収納ケースを追う事は多いですが、

設置する際に、

その引き出しを出すスペースを

考慮しなくてはなりません。

 

内部で着替えたい方は

もう少し広くする必要が

あるかもしれませんが、

無駄に広すぎると

デッドスペースになってしまう

場合があるので、

優先順位には注意が必要です。

 

この他の注意点として、

換気扇を設置することや、

コンセントの設置についてです。

 

この収納では、

どうしてもホコリや湿気が

生じやすいため

換気扇があると便利ですし、

内部でアイロンやプレッサーを

使用する場合は

コンセントがあれば便利です。

 

どの間取りを考える場合でも

同じことですが、

実際に使うイメージを持って考える様に。

 

収納の基本は

「使うものを使う場所に」といった点です。

 

ウォークインクローゼットを設置する場合も、

自分に必要か考えた上で

検討するように・・・・・。

 

暮らしの価値観と

自身の暮らしの文化を見直して

メリットやデメリットを

さらに詳しく把握しておくと

考えやすくなるかと思いますよ。

 

ご相談、面談のご希望は

ホームページ「お問い合わせ」から。

 

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建て主目線+αの提案・・・・・。

明日の暮らしを設計する

建築と住まいとその暮らしを豊かに

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http://www.y-kenchiku.jp/

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