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収納上手な家づくりについて
いろいろとん考えておきたい部分。
※寝室横書斎コーナーでの書籍棚（提案デザインCG)
物が散らかっている空間と
そうではなく「程よい空間」ではどちらが
暮らしに心地よいですか？。
以前に・・・・・書籍の執筆でも
5頁程、収納計画の勘所について
書かせていただいたのですが、
モデルハウスや新築直ぐの、
物がまだそれほど置かれていない
部屋等が素敵に見える理由のひとつは、
室内がすっきり片付いていて
家具などが計算して置かれているから。
※デザイン提案スタディ模型（全景提案）
様々なモノの見え方を意識して
モデルハウスなどは造られています。
実際の暮らしに重点を置いているケースもあれば
そうではないケースもありますが・・・・。
※スタディ模型鳥瞰（人の移動を模型で提案）
なので、僕は建築家としても
住まい手の一人としても
間取り計画時から人の動きや意識を
考えながら間取り提案時に、
家具レイアウトと同時に「モノ」の
収納レイアウトと人の動きの連動性についても
設計デザインとしての
提案をしていますよ・・・・・。
※スタディ模型鳥瞰（人の移動を模型で提案）
家を常にすっきりさせておくには
収納が肝心ですが、
収納スペースは、「ただ多ければよい」
というものではないのが難しいところです。
仮に、奥行きの深い押入れが
たくさんあれば収納スペースは増えますが、
問題はそこに何を収納するかです。
布団や座布団を入れても
スペースが余るからと、
頻繁に使用する物を
奥に入れてしまうと、
取り出すだけでひと苦労ですよね。
逆に、ほとんど使わない物を
入れておけば、
押入れの肥やしになりかねませんよね。
例えば、扇風機やファンヒーターのような
「季節品」を収納するなら押入れを減らして、
もう少し奥行きの浅い
収納を計画すれば便利だったり・・・・・。
一方、掃除機やモップなどの「日用品」は、
LDKスペース、リビングやダイニングに
収納スペースを設けておくと、
汚れに気付いたときに
短時間で手際よく掃除できますよね。
新築工事や
リフォーム工事を
するときには、「そこに何を収納するのか」まで
しっかり検討しておくことが大事。
人の動きと作業の内容などを加味して
収納計画を練るという事が
間取りの計画時にも大事ですよね・・・・・。
季節品の他、例えばですけど
お客様用の布団や座布団、
雛人形など特定の時期にしか使わないものほど、
きちんと採寸して確実に、
収納できる場所を確保しておきたいものです。
片付けることを意識した家づくりをしておけば、
ライフスタイル・・・生活習慣にあった
「収納上手な家づくり」を
実現することができます。
手間の掛かる作業ですが、
事前に家具のレイアウトなどと同様に
収納計画をしっかりしておけば
その後がとても楽になります。
使わないモノを置く為の「収納」ではなくて
使うものを適切な場所に、
適切な数量を保管できる「収納計画」が大事ですよ。
暮らしの質もそれで大きく変わりますから・・・・・。
物が散らかっている空間と
そうではなく「程よい空間」ではどちらが
暮らしに心地よいですか？。
暮らしの居心地で気持ちも随分異なりますよね。
丁寧な暮らしの出来る
空間のイメージは大事ですよ。
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