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奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

移住と暮らしの価値観を紐解きながら土地探しや中古住宅のリフォーム・リノベーションを考えてみる、暮らし方の基準をどのように考えるのかによって奈良の魅力を感じながら過ごしてみませんか?

2024年02月17日 | 暮らしの事イロイロ

 

奈良で暮らすという選択肢。

 

 

※ガレージライフと広い庭で過ごす風景と遊びを楽しむ家

 

※LDKから続くウッドデッキはテラス的な空間としてBBQやブランチ、自立ハンモックなどで遊びのスペースに

 

※夜の静かな時間に灯りの風情を愉しみつつ星空を眺める憩いの暮らし提案

 

新築や中古住宅を購入しての

リフォームについて、

奈良県外から奈良への移住について

ご相談をいただく事もあります。

※明日香村の広大な風景と風情を満喫する和の暮らし

 

※日常的なゆとりを心地よく愉しむ夜の灯りや静かな夜の時間を提案

 

奈良公園や東大寺、明日香の風景や

吉野の歴史等

観光資源がたくさん保有する古都・奈良。

最近は個性的なお店も増え、

ますます注目度も高まっています。

 

自然にも恵まれた環境や、

関西都市圏へのアクセスの良さもあり、
「暮らす街」としても

年々人気が高まってきています。

 

実際、やまぐち建築設計室で

設計監理を手掛けさせていただいた

すまい手OB様・OG様の中にも

奈良に住み、

大阪や京都で働くという

暮らし方をされている方も多くいらっしゃいます。

 

また、

自然を身近に感じられる環境や景色が多く、

その上都市圏に比べると

土地や物件も比較的手頃な価格で、

「理想の暮らし」を手に入れやすいのも、

奈良ならではだったりします。

そこで、

これからの暮らしを考えはじめたとき
「奈良で暮らすこと」に

興味をお持ちの方を対象に、
自分たちが理想とする方々。

暮らしやライフスタイルをまずはじっくりとお聞きし、
住まいづくりのお手伝いを致します。

 

もちろん、

暮らすという視点での

街の魅力も合わせてお伝えできればと思います。

土地・物件探しから、

新築注文住宅、

戸建て・マンションリノベーションまでご相談可能です。

「暮らす」という視点での奈良の街の良さとは?

 

①比較的ゆったりとした敷地が多く、

 伸び伸びと暮らせる

都市部では狭小地が多く、

庭や2台以上の駐車場の

確保も難しいのが現状です。

 

奈良では、

比較的ゆったりとした敷地が多く、

場所にもよりますが

お隣さんとの距離も十分に確保されます。

 

お庭やテラスも取れるので、

BBQやガレージライフ、

プール遊び等も。

 

②無理のない資金計画

都市圏に比べると比較的手頃な価格で、

物件や土地を

手に入れることが可能なため、

ご予算の中で、

理想の住まいづくり

やりたかったことが実現しやすいです。

 

③暮らしやすい生活環境

自然や緑に囲まれた環境だったり、

生活圏も近かったりしても

比較的ゆったりと過ごすことができます。

 

また住宅街であっても、

道幅も広く取られている地域も多いため

運転が苦手な方でも安心感のある地域も多いです。

 

都市機能(スーパーや病院、銀行など)も充実しており、

日常生活にも環境の良い状態で

馴染むことも出来ます。

 

④関西都市圏までのアクセスの良さ

大阪中心部まで、

電車で約20分(近鉄生駒駅より急行の場合)でいけます。

通勤通学にも便利な街です。
参考:JR王寺駅〜JR難波まで、約30分、

大和八木駅〜鶴橋駅まで、約40分

 

奈良での暮らしを

イメージしてみませんか?

 

住まいの新築・リフォーム

リノベーションのご相談・ご質問・ご依頼は

■やまぐち建築設計室■

ホームぺージ・Contact/お問い合わせフォームから

気軽にご連絡ください。

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■やまぐち建築設計室■

 建築家 山口哲央

奈良県橿原市縄手町387-4(1階)

https://www.y-kenchiku.jp/

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世界最大級の家づくりのプラットフォームHouzzにてBest of Houzz2024を受賞いたしました。

2024年02月17日 | 暮らしの事イロイロ

 

世界最大級の家づくりのプラットフォーム

Houzzにて

Best of Houzz2024を受賞いたしました。

 

以下・Houzzプレスリリースです。

やまぐち建築設計室が

住まいの専門家アワード「Best of Houzz 2024」を受賞

〜 世界中の Houzz コミュニティで最も支持されたデザインとサービスを Houzz が発表 〜

 

[やまぐち建築設計室]

所在地:奈良県橿原市縄手町387-4(1階)[建築家 山口哲央]

以下、[やまぐち建築設計室]は、

世界最大級の家づくりと

インテリアデザインの

プラットフォームを提供する

Houzz Japan 株式会社(以下 Houzz、URL:https://www.houzz.jp/)が主催する

「Best of Houzz 2024(ベスト・オブ・ハウズ 2024)」アワードに、

世界中の Houzz で活躍する

300万人以上の専門家の中から

選出され受賞しました。

 

Best of Houzz 受賞者の

詳細な数は公表していませんが、

Houzz に登録のある

世界中の専門家 300万人のうち、

アワードを受賞したのは 2% ほどです。

 

Best of Houzz アワードには

「デザイン賞」と「サービス賞」があり、

今回[やまぐち建築設計室]

Best of Houzz 2024「サービス賞」を受賞しました。

 

「デザイン賞」は人気のあった建築や

インテリアデザインを手がけた

住まいの専門家、

および施工事例写真を撮影した

写真家に贈られ、

「サービス賞」は前年に

高評価のレビューを獲得した専門家や

Houzz を積極的に活用して

素晴らしいサービスを提供した

専門家に贈られる賞です。

 

受賞に伴い、

Houzz 上のプロフィールページには

「Best of Houzz 2024」の

受賞バッジが表示されています。

 

このバッジは、

Houzz が誇る

優秀な専門家であることを示しており、

住まい手が仕事を依頼する

専門家を選定する際の

重要な指標となります。

 

Houzz Inc. バイスプレジデント ライザ・ハウスマンのコメント

Best of Houzz アワードは、

一流の専門家を求める住まい手の間で、

信頼と実績の証となっています。

 

今年の受賞者は、

住宅業界で最も才能にあふれ、

高い顧客志向を持つ専門家を代表しています。

 

そして、

その多くが Houzz Pro を活用して

サービスを向上させています。

 

このような素晴らしい方々を

表彰することができ、

大変嬉しく思います。

 

やまぐち建築設計室

Houzz プロフィールや事例写真は

こちらからご覧いただけます。

[https://www.houzz.jp/pro/wv0t2]

 

暮らし方からデザインを考える

住まいづくりを丁寧に。

 

住まいの新築・リフォーム

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暮らしと住まいについて奥深く丁寧に紐解く心地良さのデザインが持つ意味とディテール、日々の暮らしを心地よく感じる住まい造りの提案、自然に感じ得ているもの。

2024年02月14日 | 暮らしの事イロイロ

 

暮らしに関して思う事。

 

※数寄屋をイメージしてモダンに佇まいを整えた和風住宅の外観

 

自然に気持ちが良いと

思える感覚や、

美しいと感じる感覚というものは、

頭で考えて理解するものではなく、

五つの感覚(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)により、

全身で直感的に

極めて自然に感じ得ているものだと思います。

※障子をイメージした乳白色のガラスブロックを用いた障壁のデザイン

 

しかし実際に居心地の良い空間や

美しい建築物をつくるとなると、

その建物や空間の

構成というものは

非常に難解で複雑です。

※和モダンの空間美を醸し出す玄関ホールのデザイン

 

これらを解決しつつ

建築の佇まいと空間を生み出す為には

アイデアの創出

バランス・優先順位の整理・

論理的解決が大切だと考えます。

※中庭を囲むように設けた広縁を居室のように寛ぐ空間にデザインを施した和の趣

 

具体的には

敷地の形状や周辺環境、

その土地の気候や風土特性を読み解く

そいいうところからはじまり、

各種の法規制や

光・風・緑などの自然要素、

合わせて住まい手さん(クライアント)の

要望や暮らしの価値観、

予算を考慮し

沢山の可能性やアイデアを

絞り出します。

※カリンのフローリングで彩る雅な和のモダンな空間提案に

 

そしてその中から選ばれた

一つをもとに

機能性や多岐に亘る

プロポーションの調整、

材料の選定、

ディテールの検討を繰り返し、

昇華し、

最後はバランスをとりながら

論理的に全体を

まとめ上げていきます。

※陰翳礼賛空間として設けたリビング・灯りの濃淡を愉しむ空間美を意識

 

※光壁として設けた越前和紙の障子デザイン・LDKを仕切る建具

 

 

※夜の時間を雅に愉しむ和モダンの佇まい

 

その結果、

全ての諸条件やデザインが

適正にコントロールされ、

カタチとして

認識できるものが誕生した

建築や空間は、

極自然に心地良く、

また扱い易く、

そして有形物として

可能な限り普遍的な美しさを

携えていたいと願っています。

 

※空を望みながら和の奥深しさを愉しむ中庭空間

 

住まい手にとって

家族にとって

心地良いとは何なのか?

という感度を大切に

住まいと心地を

デザインしています。

 

暮らし方からデザインを考える

住まいづくりを丁寧に。

 

住まいの新築・リフォーム

リノベーションのご相談・ご質問・ご依頼は

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土地を探して家を新築する、家を建てるという選択肢、奈良県にも様々な市町村がありそれぞれの地域での特徴や環境の違いがあります、家造りの価値観と過ごし方のテーマをどのように考えて土地を探すのか。

2024年02月10日 | 暮らしの事イロイロ

奈良県にも様々な市町村があり

それぞれの地域での特徴や環境の違いがあります。

奈良県には

奈良市/生駒市/大和郡山市/天理市/宇陀市

桜井市/橿原市/大和高田市/香芝市

葛城市/御所市/五條市・生駒郡平群町

斑鳩町/三郷町/安堵町/北葛城郡・王寺町

河合町/上牧町/広陵町/磯城郡・川西町

三宅町/田原本町/山添村/高市郡・明日香村

高取町 宇陀郡・曽爾村/御杖村/吉野郡・大淀町

下市町/吉野町/川上村/上北山村/下北山村/十津川村等という市町村があります。

 

南北に長い奈良県特有の

平地と山間部での差も

住まいの環境には大きく影響します。

 

一年を通じての四季での差にも

色々な価値観が存在します。

 

そういった環境も踏まえての

土地探しからご提案する理由。

 

やまぐち建築設計室は、

設計事務所なのですが、

土地探しからのお手伝いも

行っています。

 

エリアも、先に書いたように

奈良市・生駒市・葛城市・橿原市・明日香村を中心に

その周辺エリアも対応可能です。

 

なぜか?

 

設計事務所が

土地探しからご提案に関わる理由

についてお話します。

※既に土地を所有されている場合は

 その土地での住まい造りを考えます。

 

暮らし方に合った

土地なのかどうかを見極める。

 

まず、一番初めに大切なのは、

住まい手さん(お客様)が、

「暮らしたいイメージ」に合った土地に

出会えるかを一緒に考えて、

ご提案する為です。

 

住まい手さんが、

自分たちの暮らしたいことが

本当にできるのか。

 

この土地は、

場所良いけどなんだか気になる。

 

この土地は、

自分たちのやりたい庭は

計画できるのだろうか?

 

この土地で、

平屋の家は建てられるのだろうか。 

 

現場では目に見える物理的な情報と

目には見えない

法律上の規制が存在しており、

家が建った時のイメージが、

初めての時には

わからないことが多かったりします。

 

設計事務所の建築士(設計士)と

一緒に考えることで、

「暮らし方」を一緒に

イメージしながら計画が可能な家と

過ごすことが出来る空間に

ワクワクしながら、

家づくりを進めてみませんか。

 

そのためにも、

僕は建築家として、

いきなり土地を探すのではなく、

自己資金や、

ローンの借入額のお話ではなく、

「どんな暮らし方をしたいか」、

というヒアリングから始めています。

 

それは、「暮らし方の軸」をブレさせないために、

最初にお聞きして、

共有するべき大切な部分なのです。

 

新築の際の家具ショールームご案内も

そういう意味でおススメしています。

 

そのうえで予算や

場所の具体性をご相談し

目的となる土地のイメージを共有します。

 

日当たり・風通り・窓の外に見える景色を

考える実際に、

どのような感じで太陽の陽ざしが

入ってくるのか。

 

風は入ってきそうか。

 

窓の外には、

どのような景色が切り取る事が出来そうか。

 

初めての土地探しでは、

なかなか分からないものです。

 

実際に、

周りの建物から

どんなふうに日影を受けるのか、

図面を描いたり、

シミュレーションして

検討することが大切です。

 

土地の決定には

必ず現地での日影もイメージします。

 

建物が上棟した時に、

周りの建物から、

どのような雰囲気が生まれるのか?

 

日影を受けない状態になった時には

その建物は太陽に照らされて、

冬に暖かく、

ポカポカとした陽だまりのある暮らしが

リビングにあります。

※間取り調整によります

 

その時には窓の外に

どのような風景が広がるのか。

 

家の中に居ながら

風景を愉しむには

どのような間取りと角度が重要なのか。

 

庭や空が見える暮らしを

求めるのか求めないのか・・・・・。

 

土地を探したり、

決めるときには、

設計をサポートする人(設計を行う免許を持った建築士)と

一緒に決めていくことも大切です。

 

実は、

この「日当たり」がしっかり確保できるかどうかが、

建物の住宅性能に

大きく影響を及ぼすので

注意が必要です。

 

数値競争、

住宅の性能競争にならないで、

四季折々を感じ取れる、

感覚にも即した設計が大切だと考えます。

勿論・・・家の基本性能を

大切に考えながら。

 

土地は、「生き物(生もの)」ですとよく例えられます。

 

「いい土地」とは、基本的には

「多くの人にとっていい土地」であることがあります。

 

つまり、

本当は購入したほうが良い土地なのに、

「決断に迷ってしまう」ときに、

他の方に先を越されて

購入できないこともあります。

 

実際そんなことも、

起こってしまいます。

 

しかし、あなたにとってどうなのか?

が最も重要な判断基準です。

 

土地の良さは

世間の多数決で決まるものではありません、

皆にとって良い土地を選ぶのか

住まい手さん家族にとって

価値かる土地をえらぶのか?

 

皆さんはどうお考えですか?

 

勿論、転売を考えていたり

当たり障りのない土地選び

であればそれで良いかと思います。

 

ですが、暮らしの本分を

どのように考えているのかによって

土地価値については

多くの違いが生まれます。

 

 

本当に良い土地とは、

北側道路の場合もあるという事。

 

実は、見落としがちですが、

落ち着いた雰囲気で

周りの人たちから視線を気にせずに

南側の日当たりを感じたい

 

洗濯物が通りから見えないようにしたい

 

庭で遊んでいるときに、

周りから見られたくない

 

など実はこれ、「北側道路の土地」の方が

適している場合があります。

 

もちろん、

南側道路でフェンスをつくって

囲い込んで庭をカタチにする事もできますが、

道路側にフェンスを高く計画すると、

防犯対策上、

デメリットになってしまうこともあります。

 

そんな時に、

見逃しがちですが、

きちんと日当たりが確保できる計画は重要ですが、

北側道路の土地という敷地も

設計の工夫で

解決することができることがあります。

 

一見、

マイナスに見える要素も、

見方を変えると、

大きなプラスになることも

土地探しでは起こります。

 

見えていないかもしれない価値を、

見落とさないために、

建築と暮らしを考える建築家と一緒に

土地探しをしてみませんか。

 

暮らしを考えるパートナーとして、

より良い提案土地探しからご提案、

お手伝いさせていただくことで、

建物の設計前にも、

周辺環境の考慮が前提条件として

可能になるので、

提案も一歩上に改善することが

できるようになることもあります。

 

「新しく、愉しい暮らしの一歩」に

設計事務所と一緒に

土地探しもご検討しませんか。

 

土地探しからご相談も気軽に。

まずは、

土地探しの前段階で

どんな暮らし方をしたいか

というポイントをご相談してみませんか。

 

実際に暮らしと住まいを設計をする建築家が、

暮らしのイメージを

共有させていただきます。

 

ご予算のイメージや建物性能、

快適な間取りの提案など。

 

ご相談・ご質問・ご依頼は

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賃貸住宅なのかそれとも持ち家なのか? 家造りの際に考えておきたい自分たちの将来の事、家造りの際によく比較検討の対象になる賃貸なのか持ち家なのかという選択肢。

2024年02月10日 | 暮らしの事イロイロ

 

賃貸住宅なのか

それとも持ち家なのか?

 

今家を購入したら?

今家を建てたなら?

という事を家づくりの際に考えてみる事。

 

よく比較検討される

賃貸なのか持ち家なのかという話題。

 

ホームページのお問合せや

昔のblog記事を通じて

ご相談をいただく事もあり

今回も同様の「持ち家」・「賃貸」についての

ご相談がありました。

 

ご相談者さんの許可をいただいたので

少し書いてみたいと思います。

 

単純化した内容で

紐解いてみましたので、

これでひとまず

決断のお役にたてれば幸いです。

 

支払総額の考え方とは?

もしも「今」購入/「5年後」購入したら?

支払総額の考え方とは?

 

結論から言うと、

早ければ早いほど支払いは安くなる。

 

なぜだと思いますか?

 

実はこの支払総額の考え方、

持ち家になるまでの過程も

費用として考えるからなんです。

 

べつの言い方をすれば、

持ち家になるまでの賃貸費用、

これがもしローンだったら?

という話です。

 

家賃にもよりますが、

たしかに持ち家に至るまでの総額は

賃貸期間が長ければ長いほど

高くなりますよね。

 

あくまでローン費用が

高くなる話ではなくて

純粋に支出の額の話です。

 

もし「今」購入したら?/「5年後」購入したら?

 

現時点の話しになると

このブログ記事を

読んでくださっている

今が「一番若い」ので、

年齢的なローンの点でも

有利になりますね。

 

35年でローンを組みたい場合には、

基本的には

44歳までに住宅ローンを

申し込んでいる必要があります。

 

ほとんどの金融機関の住宅ローンは、

79歳までに

完済していることが条件です。

 

今購入したとして、

賃貸のときと

同程度に住宅ローンを抑え、

なおかつ40年以上経って初めて、

そのまま賃貸に住んでいたら

支払総額が高くなってた

という状態になります。

 

これは完済すれば

家賃に相当する

ローンの部分がなくなるからです。

 

5年後に購入する場合

この現象が

5年ずれるわけなので、

仮に10万円の賃料だったとしても、

支払総額として600万円(賃料)の

開きがあるわけです。

 

結構違うものです・・・・・。

 

これが世間で言われている

「家賃がもったいない」の内容です。

 

あと上記と合わせて

重要なポイントとして、

老後もそのお家に住んでいる

というイメージがわくかどうかです。

 

売却したお金で

少しコンパクトな家に引っ越したり、

活気ある便利な地域に

家を借りるというケースも

あるかも知れませんし

住んでいた家を貸し出すという

選択肢もあります。

 

少し先の事ですが

住む事の変化を

イメージしておくことも大切です。

 

返済が終わる

or

手元に残る時期はいつごろか?

という事も

意識しておくと

暮らしの幅も

広がるのかと思います。

 

もし家の購入または新築等を

ご検討の場合は、

年齢や収入との

バランスを考えたうえで

なるべく余裕を持った状態で

考える方が良いかと思います。

 

なぜなら、

純粋な支払総額という意味では、

持ち家に至るまでに

支払っている

賃料も含まれるからです。

 

賃料の方が高くつきだすのは

基本的に40年ほど経過してから。

 

仮に同じだけの

支払いをしていたとして、

そのときに売れるものが

ある(持ち家)のか、ないのか(賃貸)で

それ以降の人生の選択肢の数に

影響がでる事もあります。

 

そこにずっと住むのか・・・・・。

老後のことを考える。

ずっと賃貸だった場合、

売れるものがなかったら?

貸し出すものが無かったら

そういった観点でも、

お家づくりと資産と将来、

色々な視点はありますが、

どのような将来像をお持ちなのかによって

そのあたりも選択肢は変わります。

 

暮らしの少し先を

考えてみませんか?。

 

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暮らしを緩やかにつなぐダイニングテーブルのある空間、LDKの役割をもっと自由にフレキシブルに考える、場所と行動を限定しない空間の使い方が出来る間取りと住まいの設計デザイン。

2024年02月04日 | 暮らしの事イロイロ

 

ダイニングは多用途に計画。

食事をするだけが

ダイニングの使い方ではないと

住まい造りのご要望を

伺うたびに感じます。

 

平均的に考えると

自宅にある最も大きな

テーブルがあるのが

ダイニングであり、

家族が使用する場所でもあります。

住まい手さんが

ダイニングテーブルの

使い方を考えることで

暮らしのイメージが

膨らむこともあります。

暮らしの中で

何度も使う場所であり、

家族が顔を合わせる場所だからこそ、

ご家族に合わせた

魅力的な工夫が欲しいですよね。

 

 例えばですが

 配置はキッチンに隣接

 これは言うまでもなく、

 食事の際に配膳しやすい距離感が良いです。

 来客が多い家庭の場合は

 キッチンを見られたくないという

 ご要望もあるため、

 配置や動線を工夫します。

 

 TVのあるリビングではなく、

 ダイニングを住宅の中心に置いて

 計画することもあります。

 

 それくらいダイニングは

 家族にとって重要な場所になりうるのです。

 外で食事しますか?。

 計画によって

 庭のある住宅の場合では

 庭での食事を検討する事もあります。

 中庭の場合もありますし

 広い庭とLDKが続く場合、

 二階LDKの場合は

 ベランダやバルコニーでの

 食事というある種ホテルライクな空間や

 グランピングのような。

 

 その場合、

 キッチンやダイニング、

 リビングの近くに

 大きな開口(テラス窓)を設置して、

 気軽に外での

 食事を楽しめるようにしています。

 BBQじゃなくても

 今日は夕日がきれいだから、

 星がきれいだから

 外でご飯食べよっか

 という感じで、

 外での食事を

 日常的に楽しんで頂いている

 住まい手さんも・・・・・・。

 

 庭が家と繋がり自由である事。

 

 大きなテーブルのある場所

 食事をするダイニングだから

 テーブルがあり、

 しかも家具としては

 基本的に大きめのテーブルが

 置かれますよね。

 

 ダイニングは食事する場所じゃなくて、

 大きなテーブルのある場所

 として考えると、

 使い方が広がります。

 

 実際、間取りや暮らし提案の

 打ち合わせの際、

 自宅で仕事するときに使いたい、

 子供さんがお絵描きしたい、

 夜お酒飲みたいなど、

 食事以外の楽しみが

 沢山あります。

 

 大きなテーブルは

 用途を変えながら

 家族に寄り添う、

 重要な要素です。

 

 テーブルの作り方、選び方。

 ご要望に応じて

 様々な計画が可能です。

 

 これまでの事例ですと、

 キッチンとフラットの大きなテーブルや、

 リノベーションの計画では

 既存のテーブルを加工して、

 再利用することもあります。

 

 鉄脚を買ってきて

 無垢の板と組み合わせて

 製作したことも何度かあります。

 

 もちろん引越し後に

 家具屋さんで

 ご購入頂くケースもあります。

 

 長く使うものなので飽きがこず、

 愛着が持てるものがいいですね。

 

 ダイニングからの風景。

 色々な間取り提案の際にも触れすが、

 平面や開口計画と合わせて

 ダイニングからの風景にも

 配慮した計画を行っています。

 

 昼間なら照明使わなくても明るく、

 季節の良いときは

 心地よい風が吹き、

 家族が自然と

 集まってくるような場所になっている

 そんな住み始めてからの話を拝聴すると、

 嬉しくなります。

 

 その他、

 テーブルの上に

 花が一凛あるだけで

 室内の風景が一変したりします。

 

 お勧めです。

 

 お勧めしないもの

 モノが山積みのダイニングテーブルや

 リビングソファ。

 

 食事を美味しく感じるためにも、

 普段使いの際にも

 気持のよい空間となるように

 テーブルをフレキシブルに使うためにも、

 テーブルの上は

 すっきりしておきたいですね。

 

 LDK空間にも

 各個室と同じく

 暮らしに馴染むような

 収納を計画する事が大切。

 

 ダイニングも含めて

  LDKのある間取り。

 自由に暮らしに合わせて

 使える余白を

  毎回丁寧に考えていますよ、

 家造りをスタートする際の参考まで。

 

住まいの新築、

リフォーム・リノベーション

模様替えや増改築について

ご相談・ご質問・ご依頼は

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家造りと土地探し、中古物件を探すことも含めて不動産をどのように活用して暮らしを整えるべきなのか、それぞれの価値観も踏まえて土地探しを行う場合の注意点など。

2024年02月03日 | 暮らしの事イロイロ

土地探しの事色々と。

 

建築場所探しから

家づくりをはじめられる方もいらっしゃいます。

土地を探す前に、

どんな生活をしたいのか?。

生活へのこだわりは?

といったことを話し合い

プランの核となる構想からスタートです。

 

そして、住まい手さんと

暮らしについてのモデルに関して

意見交換を行い、

同意がいただけた段階で

具体的な土地探しをスタートさせます。

 

もちろん、土地探しですから

交通や生活施設の利便性や

周辺環境も綿密に検討した上で、

提携先の不動産会社

と連携しながら土地購入を

建築家としてサポートし、

土地購入後は

設計監理業務を通じ

夢の新居を完成させる

お手伝いをさせていただきます。

 

また、所有されている

不動産がある場合は

そちらも不動産会社と連携しなが

ら販売サポートも可能です。

 

このように、土地・建物探しから

設計監理までをトータルに

サポートできるのが

建築家と一緒の家づくりなのです。

※そこまでサポートしていない設計事務所もあります。

 

暮らしのイメージを実現する場所を探す(中古物件探し)。

 

家をつくる手段は

新築だけではありません。

 

中古のマンションやビル、

工場や倉庫跡購入して、

リフォームやリノベーションを

行うことで自分達の

ライフスタイルにあった

暮らしを実現する事も可能です。

 

中古といっても住宅で

限定せずに幅を広げる事も

中古リノベーションのコツ。

 

現行法規に

 

適合しているかどうか?。

既存建築物の

確認申請書や検査済証はあるかどうか?。

なければ、

その範囲内で

合法的な改造はどこまでできるのか?。

劣化具合はどうか?。

構造・設備の状態はどうか?。

中古物件を購入する際には、

不動産屋さんから提供される

一般的な情報も大切ですが、

住まい手さんの代理人であ

る建築家はこのようは視点から、

さらに必要な情報を

不動産屋さんに求め、

暮らしのイメージ実現の

可能性を探ります。

 

その情報の違いは

スタンスの違いからくるものなのです。

 

不動産を売るのが

仕事である不動産屋さんと、

住まい手さんの依頼により

家の設計監理を行い、

実際にそこで暮らす状態までを

サポートする建築家との大きな違いです。

 

だからこそ、

土地探しや中古物件探しには

建築家のサポートを

活用すべきなのです。

 

中古物件探しは

立地や建築性能は重要ですが、

表面的な見た目は

あまり気にしなくても

良い場合もあります。

 

その重要な諸条件を勘案しながら、

総合的な視点でビジョンを

描ける建築家だからこそ

「リノベーション」という手段を使って

夢をカタチにすることが可能になります。

 

不動産情報になくてはならない

大切な情報の一つに「方位」があります。

この方位は気候の影響を

勘案する意味でも

とても大切な情報なのです。

 

ただ、不動産情報に

記載されている「方位」は

何故だか重要に

扱われていないような気がします。

 

土地を売る状態では

ざっくりしたものとして

考えられているようで、

不動産屋さんに「磁北」と「真北」の

違いが理解できていない方も

いらっしゃるくらいです。

 

実際に家を建てる際には、

この「磁北」と「真北」の違いは

大きな意味を持ちます。

 

よくご相談も受けるのですが

風水や家相を考える上では「磁北」。

 

建築基準法等で

使用するのは「真北」。

そして「磁北」と「真北」には

約7度のズレが

生じているんです。

 

「磁北」と「真北」のとズレを

偏角と呼びます。

 

大したズレではないと

思われがちですが、

法律で定められている内容、

建物のボリューム的なところで

日影規制、高度斜線、

北側斜線等の厳しい地域では

この小さな違いが

建築計画に大きな影響を

及ぼすことがあります。

 

土地情報を確認する際には、

ぜひこの確認を

怠らないようにしてください。

 

都市計画道路の計画が

敷地にかかっている場合

用途地域による建築規

制防火地域による建築規制

風致地区による建築制限

道路幅員による建築規制

等々、数多くの規制が

建築経過には関わってきます。

 

また、条件によっては

その規制の緩和処置を

活用できることもあります。

 

建築家は事前に

関係行政機関等から情報収集し、

事前に協議等を行って、

敷地に関わる諸条件を

わかりやすく整理してくれます。

 

生活に欠かせない電力を

地域に運ぶ高圧線が

上空を横切っている場合には

そこにも規制がかかってきますので

建築制限があります。

 

敷地の真上を

横切っていない場合にも

規制がかかっている場合があるので、

所轄の電力会社にて

確認が必要です。

高圧線下の敷地は

それらの規制があるために

土地価格が安くなっているので、

必要な広さを確保できる土地ならば

購入することもお薦めです。

 

状況によっては「線下補償料」が

電力会社から支払われます。

 

崖・擁壁等。

都市郊外では住宅地を得るために

丘陵地を造成した場所が多く見られます。

斜面を切り盛りし、

宅盤を維持するために

ブロックやコンクリートの擁壁を設け

広大な宅地を開発した

住宅地も成立しています。

 

そこで注意したいのが「擁壁」。

2m以上の擁壁は

確認申請(工作物)が必要で、

これが無い場合には、

どんなに立派な擁壁も

崖と見なされてしまいます。

それは自分が所有する擁壁だけでなく、

隣地の擁壁まで関わってくるので

注意が必要です。

 

その場合には、

杭をつかって崖とみなされた擁壁に

荷重を負担させないとか

隣地の崖が崩れてきても

耐えられるように建築を

鉄筋コンクリートで造り

開口部を設けられないとか

色々な規制が加わってきます。

 

そうすると建築計画はもちろ

ん費用計画にも影響を及ぼすので

不動産関係者だけではなくて

建築の専門家の

アドバイスをもらうことをお勧めします。

 

ハザードマップ。

ハザードマップが行政情報として

提供されているので

事前に活用すると良いかと思います。

 

また地盤調査会社から

提供されている情報も合わせ

て確認することで

事前に災害に備えることが可能です。

 

浸水、土砂災害、

道路規制、揺れやすさ、

活断層、液状化・・・その時点で

わかる範囲の情報ですが、

安全安心のための情報なので

是非チェックしておきたいものです。

 

埋蔵文化財包蔵地。

周知の埋蔵文化財法蔵地

というものがあります。

 

これは埋蔵文化財を

包蔵する土地として

周知されている土地で

文化財保護法第93条第1項に

明記されています。

 

一般的には市町村などの

文化財窓口で

遺跡地図および

遺跡台帳において知ることができます。

 

対象敷地が該当する場合には、

書類を届出して

場合によって工事時の立会い

又は試掘をおこない

地中を確認することになります。

 

もし埋蔵文化財が見つかった場合、

それを破壊する

建築行為を行う場合には

発掘調査や

長期にわたる話し合いを

行うことになり、

個人の住宅計画以外で

事業計画による建築の場合には

費用負担が必要になり、

時間も1年から2年待ちとなる事も

多いです。

 

個人住宅の場合は、

自治体が調査費を

負担することが多いですが、

急ぐ場合には自己負担で

民間の会社に委託することになりますので

資金計画も再検討することになります。

 

確認済証。

既存の建築物や

擁壁について

確認申請や検査がちゃんと

終了しているかどうかが

その土地や中古建築物での

新しい計画にとても影響を与えます。

 

一般的に建築を建てる場合や

工作物を設置する場合には

確認申請を行い、

確認済証の発行を受けてからしか

建築工事ができません。

 

検査済証の発行を待って

初めてその建築を

使用する事ができます。

 

確認済証。

リフォーム、リノベーション(大規模な修繕、増・改築)を

行う場合にはこれらの書類がないと

スムーズに新しい

手続きを提出する事ができません。

 

最近は規制緩和が行われ、

既存の建築物のどこが不適合なのか?

そこをどのように

改造することによって

適合することができるかを

検討するプロセスが

容易になってきました。

 

擁壁については

工作物の確認済証、

検査済証がないと

せっかくの擁壁が崖扱いになり

建築の基礎や外壁・開口部に

制限を受けることもあるので

注意が必要です。

 

いずれにしても、

確認済証と検査済証が

現存するかどうかを

物件購入前に

確認してみてください。

 

建築家は空間と暮らしを

イメージしながら

土地情報を収集していきます。

 

もちろん実際に現地に赴き

周辺環境を

体感することが欠かせません。

 

そして、

可能性の高い候補地について

諸条件を検討し

建築家としての所見を説明し

住まい手さんの判断を

サポートしています。

細かな部分まで

網羅した内容ではありませんが

土地探しから

家造りをスタートする際の参考まで。

 

住まいのリフォーム・リノベーション

模様替えや増改築について

ご相談・ご質問・ご依頼は

■やまぐち建築設計室■

ホームぺージ・Contact/お問い合わせフォームから

気軽にご連絡ください。

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 建築家 山口哲央

奈良県橿原市縄手町387-4(1階)

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リビングスペースや ダイニングスペース、日常的に過ごす場所で見るテレビ画面の事、ソファーやダイニングテーブル、キッチンから見る事も画面との距離感と間取りと暮らしとバランス。

2024年01月31日 | 暮らしの事イロイロ

 

リビングスペースや

ダイニングスペース、

日常的に

過ごす場所で見るテレビ画面の事。

※LDK・全体から見る壁掛けテレビ

 

壁掛けテレビや

テレビボードの

最適な高さや距離は

見る位置関係全体で

変わるという事。

※LDK・ソファから見るテレビボード+置型テレビ

 

日々のくつろぎの時間に

テレビを観る事も

あると思います。

 

最近はテレビといっても

ユーチューブやNetflix (ネットフリックス)

Amazonプライム等の方が

多いかと思いますが・・・・・。

 

もはや当たり前すぎる

その行為をさらに

快適にするには

「テレビボードの高さと視聴距離」を

見直すと良いかもしれません。

※LDK・ソファから見るテレビボード+置型テレビ

 

テレビはリビングにあるソファの

正面やリビングの一角に

配置していることが

多いかと思います。

 

※LDK・ダイニングテーブル+小上がりから見る壁掛けTV

 

一方で、

ダイニングテーブルが

暮らしの主流に

なることも多くなってきたなかで、

ダイニングテーブル近くにある

腰高の収納家具の上に

テレビを置いている、

あるいは

ダイニング側からソファ越しに

テレビを見るといったこともあります。

 

その際にテレビの視聴の

し易さについて

なんらかの不満を持っている人は

居ませんか?

 

「テレビの見やすさ」について

悩んでいるのであれば、

それは「高さ」と「距離」で

解決が可能です。

 

どこからテレビを

見ることが多いのかを考える。

 

テレビをどこから見るとしても

画面全体が見えるほうが

良いですよね。

 

ダイニングテーブルと

テレビボードの間に

ソファがあり、

椅子やソファが

邪魔してテレビが見難い、

といったことは

意外と多いものです。

 

テレビボードを高くすれば

解決するかもしれませんが、

そうすると

ソファからテレビを視聴する際に

テレビを見上げるような

姿勢を余儀なくされ、

疲れやすくなってしまいます。

 

であれば、

レイアウトそのものを

変更することで

解決策を

見出すことが可能です。

 

配線や家具自体の大きさも

関係するので

ボリュームの認識が重要です。

 

見る場所によって変わる

最適なテレビ台の高さを知る。

 

レイアウト変更によって

問題が解決できるなら

それで良いですが、

物理的な問題などで

それが難しい場合もあります。

 

その時には

ここからテレビを見ることが多いから

そこでの快適性を追求する、

テレビの画面を見る際は

この場所という意識で

LDKの構成を考えます。

 

そもそも人の目線は

常に少し下向きに向いています。

 

上を見上げるときより、

下を見るほうが

疲れにくいケースが多いです。

 

そのため、

テレビの画面の中心の位置が、

テレビを見る際の

目線よりも下になるような

高さだと、

長時間テレビを見ていても

疲れずに快適に

過ごすことができます。

 

それでは

テレビを見る場所によって

テレビ台は

どのような高さが

最適なのか?。

 

床に座って

テレビを観ることが多い場合の

最適な高さ。

 

床に座ってテレビを観る場合は、

テレビボードの高さとしては

30センチ~40センチメートル以下が

最適です。

 

テレビボードも

高さを抑えたタイプが

様々出ているので

選択肢も多いです。

 

高さが無い分、

DVDなどのソフト類や

ゲーム機器、

各種AV機器などの

収納性という点で

不満が生まれる可能性もあります。

 

こうした収納性との

バランスを考慮した

テレビボード選びが重要です。

 

ソファからテレビを観る場合、

テレビの中心が目線から

10~15度下がるように、

テレビボードは

高さ40~60cmがお薦めです。

 

一般的に一番多くの

選択肢が存在する

サイズでもあります。

 

また、

収納性も高く

様々な仕様があるタイプなので

バランスの良い

テレビボードと言えます。

 

将来的に引越しなど

間取りの変更があった場合でも

比較的対応力があります。

 

ダイニングから

テレビを観ることが

多い場合、

高さが60センチ~70センチ強ある

リビングボードなどを

テレビ台として

活用するのがお薦めです。

 

収納を兼ねて

テレビが設置できること、

また基本的には

ダイニングからの視聴距離を

短く設定する場合が

多いため、

狭いスペースでも

有効活用できる

という利点があります。

 

テレビが高い場所にあるが故に

空間への圧迫感が

増してしまう可能性があることや、

テレビが転倒しないような

地震対策を

しっかりしなければいけない点は

考慮しなければなりません。

 

テレビを視聴する最適な距離を知る。

 

最近主流となってきている

4Kテレビは、

ひと昔前のフルHDテレビと比較して

視聴距離が

約半分とされています。

 

メーカーでは

4Kテレビの最適視聴距離は、

画面の高さの「1.5倍」と

表示しているケースが

多く見られます。

 

その場合、

最近販売数の多い49V(高さ65cm前後)だと

約1mの視聴距離になります。

 

しかし現実的には

この考えは

最短距離と考えた方が良いです。

というのは、

メーカーの推奨する距離では

例えばカメラの動きや

被写体の動きが激しい

スポーツ番組などでは、

目が疲れてしまうことが

多分に起こってしまう

可能性は否めません。

※倍速機能付きだと

 なめらかに見えますので

 見やすくなります。

 

機能性にもよりますが

目の疲れも考慮すると、

49Vでは2.6mほどの距離から

テレビを観ることを

お勧めします。

 

あくまで目安ですが

32Vでは2.0m、

40vで2.3m、

55vで2.8m、

65vで3.1mくらいの距離で

テレビとの距離を取れば、

テレビの内容に対しての

適度な没入感、

同時に目の疲れも

起こりにくい距離感と言えるかと思います。

※実際には建築工事中に

 リアルサイズで昇華する

 打ち合わせを行います。

 

特に子供がいるご家庭などでは、

以前ほど距離を

とらなければならない訳では

ありませんが、

長時間視聴することによる

視力の低下、

そして目からくる疲れを

軽減させるためにも、

適度にゆとりのある距離感での

視聴が望ましいと思います。

 

現時点では

テレビは10年ほどのスパンで

買い替えをしていく事の多い家電です。

 

反面テレビボードは

素材にもよりますが

20年、30年と味わいを増しながら、

テレビが変わっても

使い続けることができます。

 

自宅の空間に合うテレビボードを

検討する際には

置き場所はもちろんのこと、

視聴までの距離感や

テレビのサイズまで

考えなければいけないことも

多くあります。

 

配置や距離、

テレビのサイズに関しても

家造りを終えるまでに

間取りと共に計画する事で

「間違い」を防ぐことが

できるようになります。

 

新築やリフォームの際には

設計中や現場工事中に

インテリアコーディネートとして

テレビの配置から

壁掛けTVの際には、

その周辺を整えています。

 

勿論テレビボードも

バランスを考えてインテリア提案します。

 

家をどのように

過ごす場所とするべきなのか?。

 

暮らしの提案と共に

家電と家具のバランスも大切に。

 

住まいのリフォーム・リノベーション

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開放的な空間づくりと暮らし方の提案、天井の高さの違いと過ごし方の優位性に立体的な部屋のイメージを注文住宅の設計デザインの計画性と間取りで心地よい空間に。

2024年01月26日 | 暮らしの事イロイロ

 

 

開放感がありますよね。

 

※古民家リノベーションでの吹抜け設計事例

 

ここまで大きく吹抜けができると、

気持ちが良いと思う方と

その分部屋を計画したほうが良い

と思う方もいるでしょうし、

家や間取りに対する考え方や

価値観は様々。

 

こんなに大きくなくても、

ちょっとでも、

吹き抜けあると、

ゆったりとした雰囲気を

味わう事も出来ますし

逆に広さの意味を

水平の効果から考えて

ワイドをデザインする事もあります。

 

吹抜けは、

床面積には入りません。

 

だからといって、

コストが掛からない

わけでもありません。

 

軸組(骨組)や外壁、

屋根、

内壁は全てつくりますから。

 

二階建て住宅の場合、

二階部分床が無い状態を

吹抜けと呼びます。

 

無駄に吹抜けを大きくするのは、

皆さまにとっても

良い環境になるとも

言い切れません。

 

もちろん、

予算がかけれるのであれば

良いのですが、

ただこの開放感に

憧れをもつ方は、

結構いらっしゃいます。

 

身長が高い方だと、

一般的な住宅で

よく採用されるような

天井高さでは

日々窮屈な印象を

持っている場合も

多いかと思います。

 

注文住宅としては

そのあたりも

二階建てや三階建て住宅の場合、

階段の段数や勾配(傾斜角度)が

関係するので

階高さの計画は

ポイントとなりますが

吹抜けを考えるケースも

天井高さを調整するケースも

暮らしの検討内容を

提案させていただきつつ

空間をどのように

感じるようにするべきかを

その都度考えています。

 

毎回同じ天井高さではなくて

様々な要因や

要素をまじえて

空間提案を行っています。

 

大きな吹き抜けを

つくるのもよいのですが、

もう少し方法はあったりします。

※二階LDKの吹抜け設計事例

 

もし、

平屋や二階建て住宅の

二階であれば、

こんな感じができますね。

※二階LDKの吹抜け設計事例

 

平屋である場合や

二階建ての二階部分であれば、

当たり前ですが、

比較的検討要素が少ない状態で

天井の高さは設定できますし、

天井を斜めにして、

勾配天井にすることも可能です。

※二階LDKの吹抜け設計事例

 

ある程度自由に高さや

勾配を設定できるのは

良いですよね。

 

天井を照らしたり

壁を照らすような

間接的な

明るさのある空間は

過ごし方を

穏やかにもしてくれます。

 

天井がとても良い

グラデーションに

なったりするんです。

 

グラデーションは

きれいなだけでなくて、

部屋全体を明るくしてくれます。

 

天井や壁が明るいと、

明るさ感は増しますので。

 

ちなみにですが、

こちらの家。

二階リビングの家ですが、

吹き抜けだけでなくて、

家全体の天井高さを

暮らしに合わせて

少し高くしています。

 

ほんの少しなのですが、

それでも体感として、

ゆったりした感じになります。

 

このように、

天井も傾斜により

低い部分と高い部分が

共存していると、

高いところを、

より高く感じたりするんです。

 

単純に、

天井が全て高いよりも、

より高く感じる空間。

 

それと

天井の段差部分に、

間接照明を仕込むと、

とても上品な感じになります。

 

見た目の素敵さは、

もちろんなのですが、

実は明るさ感は

相当なんです。

 

間接照明だけでも、

十分な明るさで

過ごせてしまうような。

 

読書とかには不向きですが

その場合は

読書スペースとなる範囲に

直接照明を天井から

又はスタンドタイプで

移動可能な状況で採用する事も。

 

天井を操作して、

開放感を演出する。

 

いろいろやり方ありますので、

設計段階に至るまでに

暮らしの要素を

整理整頓することで

自分らしい空間となるように

イメージを共有する時間を

丁寧にと思います。

 

住まいのリフォーム・リノベーション

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家具とインテリア、建築空間の融合性のデザイン提案、注文住宅のリフォームや新築と同時に考える家具インテリアから拡張する暮らしの空間提案、例えばリビングのソファでも。

2024年01月20日 | 暮らしの事イロイロ

 

設計とデザインのチカラ。

注文住宅だからこそ

実現することが出来る

独特の暮らしの空間を

上質に整えてみませんか?

 

家具ショールームでのインテリアと間取りバランス検討等

 

家具ショールームでのインテリアと間取りバランス検討等

※SRコーディネーターと家具ショールームでのインテリアと間取りバランス検討等

 

よく考えられた家を建てると

暮らしが楽しくなる・・・・・。

 

新築やリノベーションを行う上で、

家具選びはとても重要です。

 

張り切って家を新築、

又はリノベーションしてみたけれど、

住み始めてからイメージが

しっくりこない場合は、

家具とのバランスに

原因があることも

多いと思いますよ。

 

一方では、

空間と暮らしに対して

バランスのとれた

家具選びというのも難しいものです。

 

家具選びのポイント、

特にリビングや寝室の

サブスペース等で

使用する事の多くなる

ソファの選び方について少し。

 

ソファを選定するうえで、

気を付けなければならないポイント。

 

一つ目は、

サイズの選び方です。

 

ソファのサイズを選ぶ際は、

座る人数も大切ですが、

それよりもソファを

どのように使いたいか?

どのように部屋に対して

レイアウトするのか?

を考えることが大切です。

 

例えば、

余裕をもって寝転がりたいなら

3人掛けを選び、

座ってテレビを

見たりすることが多ければ

二人掛けを選ぶ、

そうすると、

どれくらいの部屋のサイズ感が

必要になってくるのか?。

 

またソファの奥行に関しては、

奥行きが広いほど

ゆっくりくつろげるという事。

 

また自身の体格との

兼ね合いも考えて

選ぶことが大切。

 

ソファのレイアウトの仕方次第で

テーブルのレイアウトも

変わりますし

部屋の空きスペースや

出入り口のドア(扉)の

開閉方向や位置関係、

窓の位置との関連性でも

レイアウトも

居心地も部屋での

移動ルート(動線)も変わりますからね。

 

空きスペースは

単なる空間ではなく

人の移動空間にもなりうる場所。

 

最初から意識するように

僕は間取り提案の

設計段階で

どちらかというと、

間取りの提案前に「家具」の

選定をデザインの

方向付け前にご提案しています。

 

空間の比率とバランスが

暮らしの価値と質感

そして暮らしの環境計画に

関連しますから。

 

そういう意味でいうと

ボリュームの選定も大切。

 

ソファの高さ、

ハイバックか否かに関して言えば、

ソファに座って本を読んだり、

スマートフォンを触る、

テレビを見たりする、

ひとりでゆっくりとする

そんな状況が多い方には、

ハイバックのものを選ぶ事も。

 

暮らしのボリュームは

家具でも変わりますから。

 

二つ目として

素材の選び方に関して。

 

ソファは最も長く

身体に触れる家具の一つです。

 

その為、

肌触りや素材感は、

ソファ選びの中でも、

とても大切。

 

また人が触れる機会が多いだけに、

ダメージや

そのメンテナンスの事も

考える必要があります。

 

ファブリック素材のソファは、

一般的に肌触りが良く、

一年を通して使いやすいソファ。

 

天然レザー素材のソファは、

適切なメンテナンスによって、

長年使用することが

可能になります。

 

またファブリックに比べて

ホコリやダニも付きにくいです。

 

合成レザーは、

手入れが楽な分、

耐用年数は天然レザーの

ソファに比べて劣ります。

 

それぞれ、

肌触りなども

体感しながら選ぶことが大切。

 

勿論・・・素材感と質感は

部屋のインテリアの地位として

雰囲気を変化させますから。

 

そして三つ目は、

ソファの脚の長さについてです。

 

ソファは他の家具に比べて

比較的床からの高さが

低いものです。

 

しかし、その中でも

ソファの「脚」は重要なポイント。

 

ソファの脚が長いほど

カジュアルな軽い印象になります。

 

しかし一方で、

安定感や安心感は印

象として少し弱くなります。

 

また脚が長いソファの前には、

テーブルなどを置かない方が

すっきりとした印象を与えます。

 

「脚」が短い、

もしくはない場合は、

ソファの印象として

どっしりとした安定感を生み出し、

存在感を増します。

 

脚の短いソファの前に

テーブルを置くと、

その印象も少し和らぎます。

 

また脚に注目する際、

他の家具との

素材を合わせることも

重要なポイントです。

 

家具選びの中でも

ソファが存在する事で

変化していく

空間の印象と使い勝手。

 

空間に対して似合う、

空間の印象を左右する

ソファを選ぶためには、

雰囲気とのバランスを

考えることが大切です。

 

暮らしのソフト面と

ハード面を大切に。

 

実際に色々と体験する中で、

部屋に最適なソファを検討する事。

 

良い意味で

暮らしに影響がある

そんな空間と家具の関係性を。

 

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注文住宅、新築やリフォームを行う際に計画する間取りと暮らしと収納の関係性を設計デザインするコーディネートの大切さ、持ち物を見直しながら暮らしと生活の基準をイメージする事が大切。

2024年01月19日 | 暮らしの事イロイロ

注文住宅の新築

リフォームで考える暮らしの事。

 

収納スペースは

どれくらい必要なのか?

という事。

 

※LDKに計画したタワー型の収納庫間取り設計事例

 

最適量の考え方と、

大容量だけに

頼らない暮らし方。

 

新築住宅を考えるとき、

又はリフォームを考える際に

多くの人が気になる

収納スペースの事。

 

特に、

お話しを

伺っている時点では

収納量を

ボリュームアップさせる

傾向があります。

 

しかし、

実際に持ち家に

感じる不満を

公的機関や

コンサル会社等が

リサーチすると、

その第1位が「収納の少なさ」

だと言われています。

 

建てる前に

検討したにも関わらず、

なぜそんなことが

起こるのか?

 

そこで僕なりにですが

収納の計画時に

失敗しがちなポイントと、

ベストな収納を

手に入れる考え方について

少し書いてみたいと

思います。

 

多くの注文住宅の

新築やリフォーム

家づくりを

手がけた経験から

たどり着いた

「収納の最適量」の考え方

「ベストな収納方法」

「収納力がアップする考え方」など、

すっきりとした

家で暮らすための

ポイントを少しだけ。

 

少し注文住宅とは

ズレる部分が

ありますが

分譲マンションの場合、

収納を考えるときの

ポイント・・・・・。

 

まず収納とは

どのように

つくっていくものなのか?。

 

最初にみなさんに

知っておいていただきたい、

設計者が収納を

考えるときの

ポイントについて。

 

例えば、

分譲マンションの

設計者ならば、

どのように考えるかというと。

 

時代のトレンドを

取り入れる。

 

近隣のマンションの

間取りをリサーチして、

条件を少しよくする。

 

開発事業者の希望を

取り入れる

基本はこの3つです。

 

僕も実際に

注文住宅に特化する前は

賃貸マンションや

分譲住宅の

設計経験がありますが

流行があるため

そこを押さえつつ、

広告やセールス時の

売り文句をよくするために

近隣のマンションより

やや条件の良い収納をつくる。

 

つまり、

マンション収納は

残念ながら住まう家族に

合わせてつくられていないんです。

 

もちろん、

これが一概に

悪いわけではありません。

 

限られた収納を上手に利用して、

むやみに物を増やさないのも

素敵な暮らし方です。

 

では注文住宅の場合

設計者が収納を考えるときの

ポイントとは?

 

こちらも主な

3パターンの

AからCの設計者を

例にあげてみます。

 

A 住まい手さんの

言う通りに「収納の図面」を書く。

 

B 住まい手さんの

求める収納の

1.2倍ほどの余裕をもって

「収納の設計」をする。

 

C 住まい手さんの現在と

将来を見据えて

意見をすり合わせながら

「収納を提案」する。

 

Aの設計者の場合は、

即、担当者と

よく相談をしてください。

 

そのまま暮らしてしまうと

「収納が少ない、足りない」

という事態になる事が

容易に想像がつきます。

 

Bの設計者の懸念事項は、

予算オーバー又は

その他の部屋が

使いにくくならないか否かです。

 

Cの設計者だったら

安心というわけではないのが

収納の難しいところです。

 

できれば、

その設計者が過去に

設計した物件などを

見学させてもらい、

実際に確認できると

良いかと思ます。

 

満足度が高い

収納のポイント。

住まい手さんの

満足度が高い収納とは、

一体どのようなものなのか?。

 

それは、

次の条件を

満たしている収納です。

 

必要な場所に

必要な収納方法と

必要な収納量を設ける

ただ広い納戸や

ウォークインクローゼットを

つくるのではなくて、

リビングにはリビングに、

キッチンにはキッチンに、

洗面には洗面に、

その家族と暮らしに

必要な収納方法と

必要な収納量を設けることです。

 

結局、

必要な場所に必要な物の

収納スペースがないと、

基本的に人は

物を出しっぱなしにします。

 

そして、

家の中が雑然としてくると、

やがて「収納が足りない、少ない」

という「心境」になってしまいます。

 

ですので、

収納は広さばかりを

求めるのではなくて、

暮らしに合わせた

収納が必要という事です。

 

学問的に建築計画論では

建物の床面積の10%という

割合が示されていますが

暮らしの環境を加味した設計だと

一概にそういう訳ではありません。

 

そして収納スペースの

割り振りとして

すぐ手に届く場所に

必要な物があるのは、

すっきりと片付いた部屋を

実現するための近道とも言えます。

 

そう考えると、

ただ大きいだけの収納が

どんな結果につながるのか

分かりますよね。

 

ですが、

逆にそれが必要な家庭もありますから

暮らしの状態を読み解き

最適解を考える事は大切です。

 

断捨離力を高めておくことも。

収納力をアップする。

 

インターネット・WEBで

「新築住宅 間取り 収納」等で

検索すると

さまざまな情報が出てきます。

 

それは収納術を

検索しても同じです。

 

ですが、

それを真似て

上手に収納できる方は

そもそも収納上手な方々です。

 

多くの人がとはいえ、

そんなに上手にできないというのが

リアルなところです。

 

では、

「収納上手ではない人」と

「収納上手な人」の違いは

何でしょうか?

 

収納上手な人とは、

片付ける努力よりも

物を増やさない

生活をしている人。

 

つまり必要な物を

厳選している人です。

 

収納上手な人は、

ある程度物が増えて

収納から溢れそうになったら

その都度、

断捨離のようなことを

行っています。

 

収納力とは

断捨離力といっても

よいかも知れません。

 

正直ベストな

収納方法は人によります。

 

物に囲まれていることで

落ち着く人、

少し雑然としている

位の方が

自分らしくいられるという方も

少なからずいらっしゃいます。

 

断捨離については

さまざまな本や

インターネットでの

情報がありますので、

そちらをご覧いただくとして、

家づくりに関して

収納を考える際に

僕がいつも

お話しをさせていただく事は

家と暮らしに

その収納計画が合うかどうか?

という基準です。

 

家と暮らしに

合うかどうかを基準に、

自分自身での

一つひとつの内容に

折り合いをつけていくことが

良いと思います。

 

そして今、

「収納が少ない、足りない」と

思っている方は、

一度持ち物を見直し、

それらが現時点での

家と暮らしに合っているのか?

いま一度確認してみてください。

 

良い意味で

暮らしの環境が

変わるように。

 

暮らしの応じた質を

どのように考えるべきか?

 

間取り検討にも

暮らしの環境として

収納は計画は

重要な要素となります。

 

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寝室での居心地を大切に、ベッドルームだけに限った話しではありませんが、過ごし方のデザインはそういう範囲にも住環境の改善に大切なデザイン設計の感度。

2024年01月17日 | 暮らしの事イロイロ

 

注文住宅独特の

暮らしの空間を上質に整えてみませんか?

やまぐち建築設計室ホームページ 

※寝室デザインの実例(ラグジュアリー志向でのインテリアデザイン)

 

よく考えられた家を建てると

暮らしが楽しくなる・・・・・。

 

日々の生活の中でも睡眠は、

人々の健康や精神状態に

大きく影響しますよね。

 

一日の疲れを取るには

質のいい睡眠が必要になりますが、

眠りの質を左右するのは

布団や枕などの

寝具だけではありません。

 

寝室の環境を整えることも

重要なポイント。

 

家の中で寝室に選ぶ

レイアウトの検討は大切です。

 

睡眠中はできるだけ

静かな環境が必要なので、

車や人通りが多い道路の近くの部屋

などは避けるようにします。

 

同様に家の中でも

水回りは音が出やすいので、

トイレや浴室・キッチンの隣も

避けたほうがいいと思いますよ。

 

家族の人数が多い場合には、

玄関の近くも

音が気になってしまう

可能性が高いので注意・・・・・。

 

また寝室は夜

しっかりと暗くなるように、

周囲の明かりが入ってこないような

工夫も必要です。

 

外部の明かりが入ってこないように

遮光性の高い厚めのカーテンや

ブラインドを窓につけるように。

 

ですが朝は日差しが入るようにすると

目覚めがスムーズになります。

 

寝起きがすっきりしない時は

日差しを浴びるのも効果的なので、

朝日が入りやすい方角の部屋を

寝室にするのもおすすめです。

 

ですが夏場の朝は早ければ

午前4時台には日が昇ります。

 

実際、窓だけ壁だけの外部周辺デザインだと

直接日差しがきつく早朝から入ってくるので

生活の時間や行動を意識して

計画を練らなと大変です。

 

デザインとしては、

外部周辺で庭木や庇、屋根、中庭等

緩衝帯をデザインしたり

設備的には、電動シャッターで

タイマーセットしておき

日常的に活用するシャッターとして

窓際をデザインしておくことも参考に。

 

寝具の色や壁紙の色、

家具のバランスも睡眠に影響します。

 

寝室は落ち着いた雰囲気にするといいので、

選ぶものはあまり

原色が強いものやカラフルなもの、

極端で派手なものは

選ばないほうがいいのです。

 

夏は水色や青などの寒色系を選ぶと

暑い夏でも涼しく

感じることができますし、

冬はピンクやオレンジなどの

暖色系を選ぶと

暖かさを感じることもできます。

 

室温を快適にすることも大切なので、

エアコンなどで

室温調節を視野にしつつ

寝室は睡眠中の人の汗が

寝具に残って、

湿度が高くなりやすく、

そのままにしておくと

寝具がカビてしまったり、

家具の裏や壁紙にまで

カビが発生してしまうような

原因にもなります。

 

エアコンの除湿や

換気を活用して

空気の通り道を作るように。

 

日当たりの悪い部屋や

小さな窓しかない場合は、

除湿器などを適切に

活用するようにして

湿気を溜め込まないようにする

必要があります。

 

反対にクーラーや暖房器具を

頻繁に使ったりした時や、

冬場は乾燥しやすい

場合もあります。

 

特に冬場は乾燥したままにしておくと、

喉をいためたり

ウィルスの影響を

受けやすくなってしまいます。

 

湿度が低い時には

加湿器などを使って、

適度な湿度を保つように。

 

自分が過ごしやすい

疲れが取れると感じる

寝室をつくることが大切なので、

観葉植物などの緑を置いたり

間接照明を取り入れるなどの

インテリアを

こだわるのもおすすめです。

 

人は環境に左右されて

心身にも影響を受けます。

 

従来よりも家で過ごす時間が

長時間になる事で

今迄見過ごしてきた問題に

気付きも生まれていませんか?

 

でも・・・家は

本来そういった場所です。

食事をすることも入浴する事

リラックスして過ごす事

睡眠を取る事・・・・・etc。

 

全て生きる時間として

家での過ごし方が

基本を生み出しますからね。

 

住み方のデザインは

人生を変えますよね、

劇的に・・・・・。

 

良い意味で

暮らしに影響があるように。

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近くで工事をしていると言ってくる急な訪問業者にはご注意ください、名刺も名前等もウソの場合も多いので。

2024年01月16日 | 暮らしの事イロイロ

 

急な訪問業者には

ご用心ください。

 

以前うちで

リフォームをして下さったお客様から、

近頃こんな相談が増えています。

 

近所で工事をしているという、

塗装業者を名乗る人が急に来て

屋根が浮いているから

早く直した方がいいと言われた。

 

本当にその通りなのかが

心配なので見てほしいです

というもの。

 

ちょっと不安になる話ですよね。

 

そして工務店や

専門業者さんを連れて

その方のお宅に伺って

屋根を点検しますが、

何の問題もないのです。

 

このように、

・突然訪ねてくる。

・家主の不安を煽ることを言う。

・今すぐ工事を迫る。

 

これがいわゆる「悪質リフォーム業者」の手口です。

 

悪徳業者は

こんなことを言ってきます。

 

すぐに対策しないと

大変なことになると不安を煽り、

「今すぐなら割引きができる」

「保険金が下りるから安く工事ができる」

などと言葉巧みに

工事契約をせまってきます。

 

そして前金等を

支払ったとたんに

音信不通になるという

事例もたくさんあるんです。

 

このような悪徳業者に

引っかからないためには、

焦って行動しないことが大切。

 

その場ですぐに

作業してもらわないように。

 

まともな業者であれば

家の工事をする時には

丁寧に現場を確認し、

それを踏まえて

お客様と話し合いを

重ねるハズです。

 

不安を煽るような

飛び込み業者が訪ねてきても、

相手にしないように。

 

もし家の状態が心配なら、

会社の所在も担当者の顔も明らかな、

情報が開示されて業者に

連絡してみてください。

 

それが一番安心できる方法ですよ。

 

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新築でもリフォームでも家の間取りと家事動線に付随する洗面化粧台のレイアウトと機能性、朝晩の使い勝手と共に日常的な使い方の見直しも暮らしのイメージを考える際、暮らしの設計情報には大切な要素。

2024年01月10日 | 暮らしの事イロイロ

 

洗面脱衣室を

暮らし方に応じて

どのように考えるのか?

 

快適に過ごす空間として

考えてみませんか?

 

寝室や土間空間

場合によってはリビングの一部に

洗面を設けたりする間取りを

ご提案する事もあります。

 

ですが、

多くの場合は、

洗面化粧台は

浴室の横に配置、

脱衣室としてや

ランドリースペースとしても

利用されます。

その空間には洗面、

脱衣、洗濯、

収納スペースを設けて、

顔を洗う、身だしなみを整える、

服を脱ぐ、洗濯をする、

収納するといった

暮らしに直結した場所なのに、

実際はプランの中で

意外とバックヤードとして

重要視されない事もあります。

間取りの優先順位的には

「水回り」として

包括されることも多いかと思います。

 

しかし、

家族構成によっては

使用頻度や使うタイミングが異なり、

求めるべき機能も

人それぞれなので、

収納や家電、

身支度の面でも

十分に検討しておかないと

ドライヤーの置き場所がない

コンセントの数が足りない

洗濯洗剤などを

ストックする場所が足りない

朝の時間にストレスがたまる等

不自由を感じることにも

なりかねません。

 

そんな洗面脱衣室で

ポイントとなる洗面化粧台。

 

洗面化粧台には

「カウンタータイプ」や

「洗面器一体タイプ」と

いったものがあります。

 

カウンタータイプは

空間に合わせて自由に選び、

組み合わせることが有能です。

 

一方の洗面器一体タイプは

比較的コンパクトで、

価格が手ごろなものが

多いことが魅力です。

 

化粧やヘアドライヤー、

ひげそりはどこでするのか、

家族が多い場合には

朝の洗面ラッシュに

対応できるのかなど、

家族の行動を客観的に振り返って

プランを考えたいものです。

 

また脱衣室を兼ねる場合には、

バスタオルや下着の置き場所が

必要になる際に

どれだけの使い方が出来る状態が

望ましいのか?

一日の動作を考えて

整理整頓する事で

見えてくることが

沢山あると思います。

 

さらに考えておきたいのは

換気の状態です。

 

お風呂(浴室)から人が出た瞬間、

お風呂の湿気は

一気に洗面脱衣室に流れ込みます。

 

ですから浴室だけでなく

洗面脱衣室も、

窓や換気設備で

湿気対策をしておくことが大切です。

 

具体的な生活シーンを想像しながら

プランを検討する事で、

暮らし始めてからの

使い勝手の優位性は

随分変わります。

 

自分たちの暮らし方に

どのような間取りが

しっくりくるのか?

 

洗面化粧台のレイアウトは

洗面脱衣室だけで

完結するべきなのか

それとも、

寝室やその他の生活空間に

融合させるべきなのか?

 

分離と融合を間取りと共に

どのように

取り入れるのかによって

暮らしの満たされ方が

変わります。

 

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意外に話題となりにくい「建物の登記」の話し、 建物は大切な財産です、様々なシーンで考えるべき内容、建物の解体時にも関連する事、空き家問題の一つの原因にもなっています。

2024年01月05日 | 暮らしの事イロイロ

 

意外に話題となりにくい「建物の登記」の話し。

建物は大切な財産です。

 

知らないうちに

家が勝手に売られていたなんてことは、

絶対にあってはいけませんし、

建物を解体する際等にも

色々な権利の関係が存在します。

 

全国に存在する

空き屋問題にも実は所有権等の関係で

売買や賃貸、リフォームや解体等が

出来ないケースも存在しています。

 

そんな建物の所有権をめぐる

トラブルを防ぐためにも、

建物を建てた後には

登記をすることが大切です。

 

この登記は1つだけと

思っている方も多いようですが、

実は「建物の表示登記」と「建物の所有権保存登記」の

2つが存在します。

 

順序は、「建物の表示登記」を行ってから

「建物の所有権保存登記」を行います。

 

登記の申請先は法務局で、

申請はその建物の所有者本人か

資格を持った代理人が行うことができます。

 

「建物の表示登記」は、

登記の書類に

所在・種類・構造・床面積

および所有者の住所・氏名といった

建物の物理的状況が記載されます。

 

建物を建てた場合は、

その所有者は

建物の表示登記をしなければいけません。

 

一方、「建物の所有権保存登記」は「誰が所有者か」を

示す登記になります。

 

住宅ローンを借りる場合には

抵当権設定登記が必要になり、

その場合、

所有権の保存登記をして

所有者を確定する必要があります。

 

また・・・将来、

売却したり相続をしたりといったときにも

必要になる登記ですから、

今後のことを考えると

表示登記と一緒の機会に行っておくことが無難です。

 

なお、建物を建てたときに行う

「建物の表示登記」や

「建物の所有権保存登記」に対して、

登記されている建物を取り壊した場合には、

建物を壊した旨の

登記である「建物の滅失登記」を

行う必要があります。

 

家造りの際に発生する

必要な時期に必要な手続きを行う事は

今だけの事ではなくて

将来的な事も含んで

大切な内容は確認しておくことが重要です。

 

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