徳島に出かけていて、阿南市から美波町伊座利へと向かう途中に、「明神山の石積みと古代遺跡」と書かれた看板を見つけ、さっそく脱線。
尾根沿いの道をつらつらと走り、NHKなど放送関係の鉄塔の発つ当たりに、峯神社がある。そこに、石積み遺跡があると標識があった。それは「天の岩戸」に匹敵するような筆舌に尽くしがたい遺跡なんだそうだ。
森の中を抜けて、たどりついたのは、一面の岩。巨石もあるし、眺めは抜群だ。なんと、真新しい鳥居が立てられていた。でも、これって、石積みじゃないよな。
見て歩いて、わかった。ようするに岩が露出した一帯なのだが、それは木々に覆われていたらしい。それを切り開いて、「遺跡」にしたようだ。それも宗教がらみで。昔からの祭祀ポイントなら磐座(イワクラ)と言えるが、なんだか新しそうだなあ。
新手の名所づくり? でも、観光的じゃないし。
ともあれ、超古代の巨石文化ということにしたら、一部のマニアは喜ぶ。私もその一人だけど(笑)。