広島で、スノーボーダー7人が遭難した事件があった。幸い7人は島根側で廃校になった校舎で2晩過ごして救出された。
それについては、またマスコミに叩かれている。
たしかに、遭難状況は、あまりに山をなめている。装備もよく考えず、道を外して滑ったのだから。コンパスも活用せず、携帯電話が通じると思ったなんて……。ただ、私は幸運にも廃校にたどり着いてからの動きは、なかなかよかったと評価してしまった。
焚き火で暖を取るのは普通としても、手持ちの食べ物を7人で分けて食べ(カロリーメイトを湯に溶かして飲むとか)、熊笹を火に炙ってからお茶にするなどは、杣人の知恵も混ざっている。また雪の間は、たとえ道があっても動かなかったこともよい。
そこそこアウトドアの知識があるメンバーがいたのだろう。一歩間違えれば大量遭難だっただけに、ほんのわずかな知識も救われる。
私も、人のこと言えないのだけど、昔はよく道のない山の中を歩いて、迷った。予定していたのとは、全然別のところに出てしまうこともあったぁ裏山と言ってもバカにできない。でも、そんな経験は、いつか活かせるよ。