人生いろは坂

人生は山あり谷あり、そんなしんどい人生だから面白い。あの坂を登りきったら新しい景色が見えてくる。

あっという間の一週間

2007-09-19 22:35:13 | Weblog
 「暑さ寒さも彼岸まで」とは、季節の変わり目を語るときに良く
使われる表現だが、この暑さは何だろう。正に真夏日である。この夏は
猛暑や真夏日と言われる日が幾日続いただろう。秋野菜の種蒔きや
成長にも大きな影響が出ている。
 そして、実りの秋を迎えた果樹にも高温と水不足の影響が出ている。
近所の柿は、極端な水不足と高温で実に皺がよって落ちてしまった。
我が家のクリの大半は、表面が部分的に茶色くなって落ちてしまった。
今年こそ豊作だと喜んでいたのは、ぬか喜びであった。
 何事によらず、ほどほどが一番良い。これから毎年このような夏が
続くのではないかと思うと、いつまで果樹作りが続けられるのだろう
かと気がかりである。

 さて、慌ただしい一週間が過ぎてしまった。この間、「地球温暖化
問題」と「健康生きがいづくり」の二つの講座を公民館で開かせて
貰い、何とか無事に役目を終えることが出来た。いずれの講座も良く
分かったとの評価を貰い、ホッとしている。
 人前で話すことには慣れているとは言え、専門的な話をするとなると、
緊張しないと言えば嘘になる。しかし、冗談話こそ出来なかったが、
色んな話題を幅広く取り入れて話すことが出来、満足している。
 今後は、より身近な話題やみんなが最も感心を持っている話などを
積極的に取り入れて話せるようにして行きたいと考えている。その内、
余裕を持って話が出きるようになれば、冗談の一つも言えるように
なるのではないだろうか。

 こんな調子で一日一日の過ぎるのが早く、アットいう間に9月も
終わってしまいそうである。

 昨日は、地元児島の王子ヶ岳山頂で「王子ヶ岳夕日のしらべ」という
催し物があった。私も友人の勧めで事務局員の末席を汚していた。
とは言いながら名ばかりの事務局員であり、実務的なことの総ては
企画会社が請け負っていたので何もするような事はなかったのだが。

 開催日当日は30度を越える真夏日となり、とても秋とは思えない
一日であった。午後からリハーサルがあり、午後4時から始まった。
木陰さえない舞台や観客席は、太陽が西に傾くまで地獄であった。
 開催地は鷲羽山と同じように瀬戸内海国立公園の一角であり、実に
風光明媚なところである。舞台近くの山頂に立つと瀬戸大橋が一望
でき、360度の大パノラマが広がる。

 残念だったのは夕方近くになって雲が懸かり、真っ赤な夕焼けを
見ることが出来なかったことである。しかし、太陽が西に傾き始めた
ころ、児島湾を挟んで向かいの竜王山付近から鷲羽山近くの久須美鼻
まで長く尾を引くように霧か靄が漂い、実に幻想的な景色であった。
こんな景色を見たのは初めての事である。

 さて、コンサートは鷲羽山が洋楽だったのに対し、ここ王子ヶ岳は
邦楽と踊りが中心であった。児島由加太鼓の演奏に始まり、作陽音大
の学生さんによるお琴とフルートの共演、下津井節と踊り、お琴や
三味線の演奏、締めくくりは青森から来た小山内薫さんの津軽三味線
の演奏で締めくくりとなった。

 演奏が終わる頃になると、頭上には半月が顔を見せ、涼しい風も
吹き始めた。なかなか良いコンサートであった。

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