人生いろは坂

人生は山あり谷あり、そんなしんどい人生だから面白い。あの坂を登りきったら新しい景色が見えてくる。

これで良いのかCOP15

2009-12-10 06:34:24 | Weblog
 各国の思惑が複雑に絡み合ったCOP15が、前向きな取り組みを
何も決めることなく終わろうとしている。

 開発途上国には開発途上国の言い分があり、先進国には先進国の
国内事情がある。しかし、そんな各国の思惑ばかりを主張していて
良いのだろうか。

 今や温暖化問題は破局的な局面が目前に迫っているとまで言われて
いる。そうした局面がどのような状態になるのか想像も付かないが
地球規模で展開する気象異変は私達の貧弱な想像を遙かに超えるような
ものなのではないだろうか。

 それが何年先なのかも検討が着かない。すぐそこに来ているのかも
知れない。みんなが勝手放題にやっている内にも、その時は時々刻々
と近づいているような気がしてならない。

 この冬、ロシアは記録的な暖冬だと言われている。北極海の夏の氷は
年を追う毎に急速に小さくなっている。前々から言われていることだが、
シベリアやアラスカの永久凍土が解けている。

 また、ヒマラヤなど世界の氷河が消えている。ネパールでは、その
深刻さを世界にアピールするため、閣僚会議をエベレストBC近くで
開催した。

 また、今まで洪水など経験したこともないサウジアラビアで大洪水
が発生し、メッカへの巡礼者達の道を阻んだと報じられている。これを
神からの啓示だと受け止めたい。

 人間は神からの啓示も耳を貸さないほど愚かで傲慢な生きものなの
だろうか。繰り返し何度も言われてきた事だが、この地球は氷山に
ぶつかって沈んでしまったタイタニック号と同じだ。いくら安全で頑丈に
作られているとは言っても操船を誤れば海の藻屑となってしまう。

 そして、安全だ安心だと浮かれている間に宇宙船地球号はどんどん
傾いている。横倒しになるのは時間の問題である。今は議論を重ねて
いるときではない。具体的に何をどのように取り組むかを話し合うべき
時である。

 そして、世界各地で争い事に使われている莫大な戦費を宇宙船地球号
救済のために使うべき時である。人は愚かさを克服できぬまま滅んで
いくのであろうか。

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