人生いろは坂

人生は山あり谷あり、そんなしんどい人生だから面白い。あの坂を登りきったら新しい景色が見えてくる。

偶然とは思えない出来事

2010-08-09 06:04:06 | Weblog
 最早、ボランティアなどとは言えないほど忙しい日々が続いている。
考えようによっては現役で仕事をしていた頃より忙しいかも知れない。
それでも続けていけるのは健康であることと、ストレスにならない仕事
だからかも知れない。

 環境関連の講演や出前授業、そして今年に入り急に増えてきたのが
活弁口演だ。その上、今年は当たり年のように地元関連の仕事も加わった。
御大師様のお堂の大修理である。私がこのお堂の管理を頼まれて以来
一番の悩みだったのはお堂の雨漏りがひどかった事である。いつ崩れても
不思議ではないくらい傷んでいた。

 その修理が降って湧いたような出来事から急遽決まったのだ。そんな
巡り合わせになっていたのかも知れない。地元の大工さんの協力で破格
の価格で修理して貰い、新しい屋根に吹き変わった。これで一安心である。

 そして、来年3月の公演に向けて急ピッチで進んでいるのが創作舞台
と称するミュージカルである。脚本も完成し出演者も徐々に決まりつつ
ある。今のところ音楽が一番進んでいる。プロを頼まない地元だけで作る
ミュージカルであり、完成すれば画期的なものとなるのではなかろうか。

 活弁の場合、公演と言わずに口演と言うらしい。昨日は急遽依頼のあった
西大寺の養護老人ホーム「会陽の里」での出前口演があった。予算がない
のでと言うことだったが二つ返事で引き受けた。

 演じたのは「突貫小僧」と「豪傑児雷也」であった。会場には早くから
高齢者の皆さんが詰めかけられ、私たちの活弁を熱心に鑑賞して下さった。
ついでに次回も約束して帰った。

 次は邑久の本庄コミュニティ主催の活弁口演である。これも急遽依頼
されたものである。そして8月はこれで終了になると思われるが岡山市
の山南公民館での活弁口演が残っている。

 この方は何ヶ月も前から予約の入っていたものである。新作で行きましょう
と言うことで、ここでは「子宝騒動」を予定している。私たちにとっては
初演作品である。

 音楽も出来、練習を重ね準備は日々整いつつある。活弁について言えば
児島と隣接する玉島でも佐々木亜希子弁士を呼んで活弁を行おうとしている。
実施までの道のりはまだまだ遠いようであるが、実現すれば児島だけの
地域限定での口演だった活弁の輪が更に大きくなることで画期的な出来事だ。

 玉島では児島と異なり、映画をコンセプトにして街おこしをしようと
考えている。従って、計画の中心にいるのは玉島観光協会の人達である。
観光によって街に活気を取り戻したいと考えている人達である。私も
及ばずながら協力をさせて貰いたいと思っている。

 そんな動きのある中で不思議な出来事があった。私たちに朝日新聞から
の取材依頼があったのだ。山南公民館での活弁口演の事を知った女性記者
が電話で取材を依頼してきた。

 実は私自身もせっかく岡山で三回もの活弁を行うので、何か取材して
貰えないだろうかと口演日程や簡単なプロフィールを書いたものを
ファックスで送っておいた矢先の事であった。

 ところが取材をしようと思ったのは、そのファックスが来たからでは
なく、その前からの計画であったらしい。しかも取材に来た女性がピース
ボートで一緒だったある女生と同期入社であったと言うから驚きである。

 しかもピースボートで一緒だった女性も家内と一緒に佐々木亜希子弁士
のワークショップに参加していた女性であった。その上、取材に来た女性
の出身地(ご両親が住んでおられるところ)が私の出身地である神辺だと
言うことで二重の驚きであった。とても偶然にしては出来すぎた出来事に
大変驚いている。

 さて、先の岡山では来年の活弁予定が入り、これも大きな飛躍のきっかけ
になるような気がしている。この依頼に先立って事務局の方に引き合わせて
下さったのがKさんという方で、この方は先の活弁ワークショップの発表会
に特別ゲストとして招かれた時、東京行きの車中で声を掛けて下さった方で
ある。

 思いがけない人と思いがけないところで出会ったのがきっかけで来年の
この場で活弁をして欲しいという事になったのである。
コメント
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