県高校総体・・・まずは神頼み

　県高校総体サッカー競技の２回戦母校山形東対鶴岡工業は平成２１年５月３１日(日)、新庄市の新庄北高グランドで実施されます。私は雨模様の空を心配しながら車に乗ります。

　まずは月山鳥海両所宮に参拝し、戦勝を祈願します。戦勝祈願の専門は末社‘若宮八幡神社’らしく、そちらにも参拝祈願します。人は己の責務を忘れて何でも神様に頼るため、これに対応すべく神様も分業化しているようです。お賽銭箱はなくお燈明で願いを聞いてくれそうです。

　案内板に目を向けると「戦えば必ず勝つ」と言う言葉があります。丁重に参拝します。子授け・安産も担当しているそうですのでご希望の方はどうぞ！そして「腹が減っては・・・」と車にガソリンを満タンにして験を担ぎます。

　雨が上がりながらコンデションも上々です。ピッチに目を凝らしますと山形東の選手に可愛い‘一休さん’らしき者が４，５名混じっています。坊主頭なのです。そしてへデングに競り勝ちます。そしていつもどん尻に控えし鬼嶋がトップのポジションにいます。ど～も鶴岡東とのゲームで味をしめたらしい。山形東が前半３０分漸くそのへデングで先制点を入れます。後半はスキンヘッドがボールの感触を掴むと、制空権を手中にして３ゴールを決めます。今年も第１関門の‘壮行会’に参加ができます。

　明日が衣替えと言うのに頭はもう夏です。今野監督に‘坊主頭’にした理由を尋ねます。「邪気を払わんがため！」と答えます。しかし、それでは選手が可哀そうです。選手はまだ無垢で邪気など宿る筈がありません。「勝」に一心を集中させ験を担いだのでしょう。可愛い姿に思わず頭を撫でてやりたくなります。私たちの時代は総体が終わるまで‘坊主頭’でしたが、こんなに可愛いくはありません。大人が坊主頭にしたときは何か曰く因縁があります。くれぐれも気をつけましょう。因みに私はスキンヘッドと言えば‘ユル・ブリンナー’の「荒野の七人」を思い出します。