令和4年9月7日(水)曇りのち雨。
齢を重ね顔に皺が増えても、欲の皮は突っ張ります。山形市とその近郊の七福神を参拝し、福運に預かろうと言うのです。御縁日は毎月7日ということなので早速出かけます。
出だしは‘恵比寿神’からと言われて、湯殿山神社へ詣でます。大きな看板を掲げ迎えていただきます。
羽州山形七福神御巡拝の証となる色紙は品切れのため、手を合わせ賽銭を上げて心残りながら次へ移動します。
次は、‘福禄寿’を祀る千歳山萬松寺の山門を潜ります。山門を潜る前、故海老名八郎先生の墓にぬかずきます。海老名先生は元山形東高サッカー部顧問で、初優勝に導いてくださった名伯楽です。
案内された福禄寿の堂の大きさに驚きます。また、歴史を感じます。
多くの寺社に惑わされながら、大虚山円同寺を探し当てます。‘寿老神’への拝礼をお願いすると共に漸く色紙を手にします。
金色の厨子の中に納まっています。円同寺は近年水害に遭い、この地へ新築移転という。そのときの寿老神の動向までは聞き及びません。
山辺町の古い町並みの狭隘な道に苦労しながら、漸く白鳥寺に着いたころには雨が水溜りを作っています。
入り口に石造りの‘大黒天’がお出迎えです。
当寺の大黒天は尊像ではなく大きな彩画として軸に描かれたものだそうです。
雨が降ってきたので残りは次に繰越昼食をとり、デザートに夏の名残とかき氷をいただきます。
山辺と言えば‘酢だまりかき氷’です。少し食したかき氷に、瓶の杉の葉を通して酢だまりを注ぎますと「ア~ラ、不思議!」乙な味に変身するんです。