「スピリチュアル」とは「精神的な」「霊的な」という意味があります。スピリチュアルな世界を愛し(笑)自分の名前をもじって郁子(むべ)としている私としては、とらずにいられない一句です。
竹葉さん:郁子の実は不老不死の言い伝えがあり、アケビに似ていて、垣根になってると食べてみたいと思ってましたが、花は全く違っていますが、何がスピリチャルなのか「郁子なるかな」と思わせる説を是非知りたいと思います。郁子様はご存知かしら。。
千香子さん:悩んだ末に選びました。確かに調べるほどに郁子の花の奥深ささを知りました。
先月「藤の花」の私のスピリチャル体験も詠んでくださったのかなと思ったのですが、確かに郁子の花を調べるとすこし神秘的です。
実を言うと意識して見たことがなく 写真からだけなのですが、葉の影に隠れるようにして咲く地味な花から想像できない、ぽってり卵型の赤紫色の実がなります。
こんな逸話があることを麗子さんから教えてもらいました。
<天智天皇が近江国蒲生野(おうみこくがもうの・現在の滋賀県東近江市)で猟をされた際、子だくさんで達者な老夫婦に出会いました。
天智天皇が彼らに長寿の秘訣を尋ねたところ、「地元で採れる無病長寿の霊果を毎年食べています」と答えたのです。
その果実を一口食べた天智天皇が、「むべなるかな(もっともなことだなあ)」と語ったため、この果実は郁子(むべ)と呼ばれるようになりました。とさ>
花言葉=長寿と幸福 そして愛嬌というのもあり、嬉しくなりました。
最後に郁子の自由句
手を振って木洩れ日ゆらす若楓
能登さん:楓の葉を人の手に見立てましたか。いいですね。
千香子さん:ゆらゆらする日と戯れてみたいと私も思ったことがありました。
亜子さん;若楓を擬人化しているところがよい。若楓がまるで手を振って「見て、見て。ここにいるのよ」と言っているかのように、木漏れ日を揺らしている。擬人化が成功していると思いました。
ありがとうございました。 郁子
ほんと若楓の木の下で仰ぐとそのうつくしさにうっとりさせられます。なんとか、句か、歌にしたいなあと思うのですが、なかなかです。この句そういえば、すてきですね。
若葉の頃で見上げると一斉に手を振ってくれているように見えました。 思い出学校と言って懐かしい道具やおもちゃが展示されています。懐かしいものに触れて記憶を手繰り寄せることで脳内のサビを落とし、認知機能の活性化につながるようです。楓が色づいた頃もう一度行ってみたいです。