575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

女子生徒夏服までの腕まくり    静荷

2014年06月23日 | Weblog
今朝は晴れ。
梅雨の晴れ間。五月晴れとは、こういう日のことだったそうです。
しかし他の地方では雨も。

            


まだ夏服には早いかと思っていても、昼過ぎには夏日となることも。
そんな時に腕まくりをする女子生徒の姿をスナップした句。
夏が近いと、季節の変化を感じます。

  夏服に腕擦る音や空上がり   結宇

この句も女子生徒を詠んだ句。
以前の新聞写真に、女子高校生が白い制服で登校する様子が。
颯爽と行く彼女らの若い姿を思い出して描いたものです、と作者。

夏服と腕の取り合わせはもう一句。

  出す出さぬまよう二の腕夏の服   晴代

年齢と共に、年を感じさせるものに「まあいいか」
「いやだな」と戦っています、とえみさん。
女性には共感の句です。

「大振袖」となった二の腕は露出したくない、と静荷さん。
太鼓腹は見せたくないという男の気持ちに似ていますね。

                        遅足
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