575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

持ち重りして林檎の赤に励まさる   静荷

2016年10月29日 | Weblog
初めは、さほどには感じないのに、次第にその重さを感じるようになること。
これをもち重りというそうです。
スーパーで買った林檎。歩いて疲れてくると重く感じます。
ふと、リンゴの赤が目に入りました。磨きこまれた林檎の赤です。
ガンバレ、あと少しと励まされたように感じました。

なんということもないエピソードですが、
俳句にすると不思議な時空がたちあがってくるようです。

敗戦間もない頃、巷に流行したりんごの歌。
打ちひしがれた日本人のこころを励ましてくれました。
と、話したら、林檎の歌って?と聞き返されてしまいました。
昭和は遠くなりにけりです。

        

赤と言えば、今年の広島カープ。元気ですね。
日本一はハムか鯉か?
                 遅足

コメント
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