575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

10月句会の最終結果です。    遅足

2015年10月23日 | Weblog
秋晴れの10月句会。ちょっと寂しい6人でスタート。
最期の15分間、智恵さんが参加してくださいました。
ご覧の結果となりました。

題詠「芒」
①銀色の芒の原に吸い込まれ(麗子)狗子
②芒原賢治のきつね探しおり(郁子)結宇・すみ
③芒野のすすきの中に立つ阿修羅(等)遅足
④すすき穂の揺る毎に涌く隠れんぼ(結宇)すみ
⑤うぶ毛より光のしずく花薄(能登)智恵・麗子・郁子・静荷・等・亜子・立雄
⑥すすき道五島の海の青段段(晴代)能登・結宇・麗子・佐保子・等・亜子
⑦花札に薄のありや勝負時(智恵)郁子・遅足・静荷・狗子・立雄
⑧負われておいでおいでのすすきかな(すみ)結宇・郁子・晴代
⑨尾花やら団子兎に我は酒(立雄)遅足
⑩特急の窓とび去りぬ花芒(佐保子)智恵・亜子
⑪漢消ゆ箱根千石芒原(静荷)能登・晴代
⑫けものの眼光り月下の芒原(亜子)智恵・麗子・佐保子・等・狗子
⑬芒原声をころして見てしまう(遅足)能登
⑭赤錆の鉄路の先は薄原(狗子)佐保子・晴代・静荷・すみ・立雄


自由題  
①黒鍵に小指おとせば秋の薔薇(遅足)能登・郁子・晴代・静荷・すみ・等・狗子・立雄
②きみ今もアランドロンや秋の星(亜子)結宇
③散歩道盗人萩に襲われる(静荷)すみ
④秋の日や赤子はあくびの宮参り(すみ)能登・智恵・郁子・佐保子・遅足・晴代・狗子・亜子・立雄
⑤金木犀の道赤ちゃんに会いに行く(麗子)
⑥迷い道ススメ団栗音たてる(郁子)結宇
⑦墓標かな色なき風の穂高岳(等)麗子
⑧鱗雲師の跡尋ぬ枕かな(結宇)
⑨スカイブルー花に罪なしトリカブト(能登)智恵・静荷・等
⑩村々に守る教会秋高し(晴代)麗子・佐保子・遅足・狗子・立雄
⑪栗の粒口の端溢れるいつつめの癌(智恵)
⑫坂ひろき函館の町空高し(佐保子)智恵・晴代・亜子
⑬明けの月老女に残すいちょうの実(立雄)結宇・遅足
⑭十月のお天気キャスター髪下ろす(狗子)能登・麗子・郁子・佐保子・静荷・すみ・等・亜子


次回は11月18日(水)午後1時   東鮨
題詠は「七五三」です。

            

応答の一日一句

  虎河豚や腹の立つこと多すぎて   孝

  虎河豚やふくれっ面の涙あと    亜子




コメント
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