HARD HEAD

旅行 社寺

キトラ古墳壁画 特別展

2014-05-09 09:53:19 | 日記
 2014.05.08 東京国立博物館に行って来ました。



  キトラ古墳壁画 特別展 4/22~5/18 月曜と5/7は休館 入場料 900円

       奈良県明日香村のキトラ古墳の壁画「四神」のうち白虎.玄武.朱雀

      「十二支」のうち獣の頭に人の体を持つ子(ね).丑(うし)が実物展示。

       壁画発見以来、村外で公開されるのは今回が初めてです。



  入場までの待ち時間150分(11:30~14:00)の行列最後尾は平成館の前までつながりました。



  平成館と本館の間に見える東京スカイツリー。

  4列は10mぐらい進んでは長い間止まる繰り返しです、モナリザ展で並んだことを思い出します。

  今回は壁画が小さく実物の前では1列になり見学の為、さらに入館後、

  会場内の壁画(実物)観覧列の待ち時間は約30分かかりました(14:30)。



  本館北側庭園 前の休憩室で3時間半も立ちぱなしで疲れたので休憩する。



  風神雷神図屏風 重文 尾形光琳筆 江戸時代 

  日本美術の流れ展を見学し16:00頃本館を出る。

  続いて表慶館で同時開催されている 飛鳥ーキトラ2016展を見学する(撮影可)。 



  

  玄武と白虎の最新の画像ナビゲーションシステムでの高精細画像(自由に拡大縮小できる)

  キトラ古墳の石室 奥行き2.4m、幅1.04m、高さ1.24m(内法)。直方体の石材18枚を組み合わせ

     ており、内側の天井は屋根型に加工されている。内面は床も含め、全体にしっくいが

     塗られており、壁画はその上に描かれていた。天井には日月を配した天文図。側壁

     上部には北に玄武.南に朱雀と各方角を守護する四神が浮かび、下部に獣面人身の

     十二支を描く。 築造時期は7世紀末から8世紀初めと考えられている。

     キトラの壁画はもっと大きく、素朴なものかと想像していましたが、

     線もタッチも非常に繊細で驚きました。



  16:30分入場待ちの行列がまだ並んでいました。大きなユリノキが目に留まりました。
  
     ユリノキの由来 明治8,9年頃渡来した30粒の種子から育った1本の苗木が明治14年に

         現在地に植えられたといわれ、以来博物館の歴史を見守り続けている。

         東京国立博物館は時に「ユリノキの博物館」「ゆりの館」などと言われる。







  ユリノキ モクレン科 北米原産の蜜源樹 春にチュ-リップによく似た花が咲く。  


大國魂神社例大祭 くらやみ祭

2014-05-06 14:13:48 | 神社
 2014.05.05 今年もくらやみ祭に行って来ました。







  くらやみ祭 (大國魂神社例大祭)武蔵国 国府祭 東京都指定無形民俗文化財

    3日の競馬式(こまくらべ)、4日の万灯大会、山車行列、5日の「太鼓送り込み」、

    そして暗闇の中で最高の盛り上がりを見せる「御輿渡御」など古式懐かしい行事。



  大國魂神社随身門 15:40着 参拝客で一杯。



  境内 太鼓の送り込みも終わっている。



  拝殿でお参りを済ます。拝殿では動座祭が行われている。

  大國魂神社 府中市の中心に位置し、都内屈指の古社です。約1900年前に武蔵の国、

        現在の東京都、埼玉県の大部分と川崎市.横浜市の一部とする広大な地域で

        ありましたが、その鎮守として、大國魂大神(おおくにたまのおおかみ)を

        祀ったのが始まりとされています。





  本殿前庭 8基の神輿





  道清めを行いながら御神馬が続いて入ってくる。 15:50頃



  御饌長持の行列が出てくる。 16:30頃





  一ノ宮の神輿の担ぎ手が入場始める。17:25頃 続き各神輿の担ぎ手が入場する。

  「神輿渡御」開始 18:00













  大祭委員長の挨拶が終わり、花火の合図とともに、6張りの大太鼓が打ち鳴らされる。 18:00

  御先拂いの行列が出発する。青竹での祓い、笛隊、獅子頭、宝物、刀剣などの宝物行列です。







  続いて御先拂の御太鼓を先頭に6張りが打ち鳴らしながら行進する。18:09頃随身門

     御先拂御太鼓 皮面直径2m、全高3.14mの大太鼓です。





  御輿渡御 一之宮神輿 明治21年製作 約1トン 18:34頃随身門を出る。





  同上   二之宮神輿 昭和9年製作 約1.2トン 18:42頃



  同上   三之宮御輿 昭和9年製作 約1.3トン 17:56頃



  同上   四之宮神輿 昭和9年製作 約1トン  19:14頃



  同上   五之宮御輿 明治33年製作 約1トン 19:22頃



  同上   六之宮御輿 明治34年製作 約1.2トン 19:38頃



  同上   御本社神輿 昭和48年製作 約1トン 19:58頃。7基の神輿と5張の大太鼓は

             随身門出て大鳥居から旧甲州街道を西に向かい御旅所に入る。



  同上   御霊宮神輿 明治30年頃製作 約0.9トン 20:18頃。御霊宮の神輿は形が違うことと、

             太鼓と共に西鳥居から別のコースを御旅所に向かう。

       全ての神輿が御旅所に到着し神輿渡御が終わるのはおよそ21:00頃との事です。



       随身門脇に送り込まれた二之宮の大太鼓前で一緒に記念の写真を撮って

       いただきました。良い記念になり二之宮の皆さん有難うございました。



三溪園散策

2014-05-05 09:04:22 | 日記
 2014.05.02 川崎大師参拝後、横浜市中区本牧にある三溪園を散策して来ました。





  三溪園 国指定名勝 横浜の実業家.原三渓(本名富太郎)が東京湾に面した三之谷と

            呼ばれる谷あいの地に造り上げた、広さ175000㎡の日本庭園。



  案内図 1906年に一般公開された外苑と、三渓が私庭としていた内苑の2つの庭園からなり、

      京都や鎌倉などから集められた17棟の歴史的建造物と四季折々の自然とが

      調和した景観が見事です。

 
 内苑 原家が私庭としていたエリア。



  御門 建築年 1708年頃。京都東山の西方寺にあった薬医門を大正時代に移築。



  御門より見る、白雲邸(右)1920年建築、三渓が隠居所として夫人と共に暮らした

              数寄屋風建築。臨春閣玄関(奥)。



  臨春閣 国指定重要文化財 建築年 1649年 紀州徳川家初代藩主の頼宣が和歌山

            紀ノ川沿いに建てた数寄屋風書院造りの別荘建築を1917年に移築。



  日本庭園に花嫁姿が良く似合う、お幸せに!





  臨春閣 内部には狩野派などの絵師による障壁画(複製)や

                     洗練されたデザインが各所に見られる。



  同上  庭にある豊臣秀吉が愛用したと伝えられる、瓢箪文手水鉢。



  同上  部屋からは池越しに三重塔が眺められる。



  亭樹



  月華殿 国指定重要文化財 建築年 1603年 京都伏見城にあった、大名来城の際の

               控え所として使われていた建物を1918年移築。



  金毛窟 1918年建築 三渓の構想による一畳台目(1、8畳ほど)の茶室。



  天授院 国指定重要文化財 建築年 1651年 鎌倉建長寺近くの心平寺跡にあった

               禅宗様の地蔵堂を1916年に移築。





  聴秋閣 国指定重要文化財 建築年 1623年 京都二条城にあったといわれる、

               徳川家光.春日局ゆかりの楼閣建築を1922年に移築。



  春草廬(しゅんそうろ) 国指定重要文化財 建築年 江戸時代(小間)、

          広間部分は三溪園移築後に増設。三畳台目(3、8畳ほど)の小間は

          織田信長の弟、有楽(うらく)の作と言われる茶室を1922年移築。



  旧天瑞寺寿塔覆堂 国指定重要文化財 建築年 1591年 豊臣秀吉が京都大徳寺に母の

        長寿祈願のために建てさせた寿塔(生前墓)を治める為の建物を1905年移築。



  蓮華院 1917年建築の三渓の構想による茶室。



  海岸門 建築年 江戸時代 御門と同じ京都西方寺にあった門を大正時代に移築。

 
 外苑 1906年、一般に向けて公開されたエリア。



  小高い山に登って行きます。左に行けば三重塔、右に行けば松風閣(展望台)。



  松風閣(展望台)よりの眺め。現在は本牧海岸は埋め立てられ工場が林立している。



  旧燈明寺三重塔 国指定重要文化財 1457年建築 京都木津川市の燈明寺(廃寺)に

          あった塔を1914年移築。現在、関東地方にある木造の塔では最古。



  山を下ってくると初音茶屋(右奥)がある。



  林洞庵 1970年に宗徧流林洞会から寄贈された茶室。



  横笛庵 建築年 1908年 田舎家風草庵。奈良法華寺からの移築ともいわれるが、詳細は不明。



  旧東慶寺仏殿 国指定重要文化財 建築年 1634年 縁切寺の名で知られる鎌倉東慶寺に

                  あった禅宗様の仏堂を1907年に移築。


  
  旧矢篦原家(きゅうやのはらけ)住宅(合掌造り) 国指定重要文化財 江戸時代後期建築。

       飛騨白川郷の三長者の一人矢篦原家の建物を1960年移築。

       庭には鯉のぼり、縁側にはショウブがいけられ端午の節句を祝っています。



  旧燈明寺本堂 国指定重要文化財 1457年建築 三重塔と同じ、京都燈明寺から1987年移築。





  大池の観心橋を渡ると涵花亭(浮島)があります、ツツジが綺麗に咲いている。



  涵花亭より眺めた三重塔。



  南門を出ると、元本牧海岸は現在埋めたてられ一部公園の池として残っています。

         1960年代最初の職場が横浜でこの海岸にも散策に来た頃を懐かしく思います。



川崎大師 大開帳奉修

2014-05-03 11:30:47 | 寺院
 2014.05.02 家を早く出て川崎大師の大開帳に行って来ました。



  京浜急行の川崎駅は大開帳の旗が一杯です。



  平成26年大開帳の御朱印と赤札(南無阿弥陀佛)



  平成16年大開帳の御朱印と赤札 川崎大師の大開帳は十年毎に奉修がされます。

       殊には、期間中にのみ、尊い護符「赤札」が授与されます。

       赤札は弘法大師ご直筆と伝わる「南無阿弥陀佛」の六字名号を版にして一躰

       ずつ手刷りされる。この赤札をいただけば、無量の功徳を授かり、また、いったん

       危急に面した場合にも、あらたかな霊験あらわれると古くから伝え信じられています。

       (川崎大師平間寺パンフレットより)



  京浜急行大師線 川崎大師駅を降りると厄除門から表参道が500mほど続く。



  仲見世通り (帰りの12:00過ぎ写す)



  仲見世通り (8:20頃)





  大山門 当山開創850年の記念事業として1977年建立。四方に京都.東寺の国宝尊像を

          摸刻造立した四天王像が奉安されている。

 



  川崎大師平間寺 大本堂 1964年落慶された。真言宗智山派大本山金剛山金乗院平間寺

     川崎大師または厄除弘法大師と親しまれ呼ばれている。

     御本尊は厄除弘法大師。開創は1128年、開基は尊賢上人、創建功徳主は平間兼乗氏。



  境内 案内図



  お護摩(9時30分)を申込み大本堂を出てくると「赤札」授与希望者が並んでいる(8:30分)。

    お護摩は6時、9時30分、11時、13時、14時30分、16時の1日6回ですが

   (5/20、5/31は異なる)「赤札」授与は全てではなく、何時頂けるか決まっていない。



  不動堂 1890年創建 1964年再建



  不動門 1948年譲り受け移築建立 その山門は1977年現在の大山門が建立されたことに

                  伴い、不動門として移築された。





  八角五重塔(中興塔) 弘法大師1150年御遠忌を記念し1984年建立。



  つるの池と釈迦如来像 この池はお釈迦様が沐浴された尼蓮禅河を表現し、周りの樹木は

    悟りを開かれたウルピルパーの森を表現し、背景に見える薬師殿の搭屋が、ブダガヤの

    大塔にに準じられ、お釈迦様が成道された情景を想起することができる。



  薬師殿 開創880年の記念事業として2008年建立。御本尊 薬師瑠璃光如来。



  大本坊   1945年の空襲で本堂をはじめ、ほとんど全てのお堂を焼失。

                    1945年12月から仮本堂の建物。



  遍路大師 尊像 1973年造顕



  祈りと平和の像と五重塔



  経蔵 外観(8:50写す)



  経蔵 内部(12:04写す)2004年落慶。

            釈迦如来の前に置かれた五鈷杵には、金箔の奉納をする事が出来る。



  聖徳太子堂 1966年建立。





  大山門より境内を見る。右側はお護摩受付所、地階には寺宝展場、二階は信徒接待室。



  大本堂内陣 御本尊 厄除弘法大師 9:10頃入場住職の講話が30分頃まである。







  お護摩 9:30~10:00頃まである。その間右側から入り、まず不動明王、

      御本尊厄除弘法大師前、最後に愛染明王に参拝、左一回りして、最後にお札を頂く。



  9:30分のお護摩では「赤札」は授与されず列の最後尾に並ぶ(薬師堂の前まで伸びていた)

      11時の御護摩では授与されたが2時間の修行(?)があって12時に頂けました。



 大本堂前の供養塔に設けられた、ご本尊につながるお手綱には参拝の老若男女の祈りが続く