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旅行 社寺

三溪園散策

2014-05-05 09:04:22 | 日記
 2014.05.02 川崎大師参拝後、横浜市中区本牧にある三溪園を散策して来ました。





  三溪園 国指定名勝 横浜の実業家.原三渓(本名富太郎)が東京湾に面した三之谷と

            呼ばれる谷あいの地に造り上げた、広さ175000㎡の日本庭園。



  案内図 1906年に一般公開された外苑と、三渓が私庭としていた内苑の2つの庭園からなり、

      京都や鎌倉などから集められた17棟の歴史的建造物と四季折々の自然とが

      調和した景観が見事です。

 
 内苑 原家が私庭としていたエリア。



  御門 建築年 1708年頃。京都東山の西方寺にあった薬医門を大正時代に移築。



  御門より見る、白雲邸(右)1920年建築、三渓が隠居所として夫人と共に暮らした

              数寄屋風建築。臨春閣玄関(奥)。



  臨春閣 国指定重要文化財 建築年 1649年 紀州徳川家初代藩主の頼宣が和歌山

            紀ノ川沿いに建てた数寄屋風書院造りの別荘建築を1917年に移築。



  日本庭園に花嫁姿が良く似合う、お幸せに!





  臨春閣 内部には狩野派などの絵師による障壁画(複製)や

                     洗練されたデザインが各所に見られる。



  同上  庭にある豊臣秀吉が愛用したと伝えられる、瓢箪文手水鉢。



  同上  部屋からは池越しに三重塔が眺められる。



  亭樹



  月華殿 国指定重要文化財 建築年 1603年 京都伏見城にあった、大名来城の際の

               控え所として使われていた建物を1918年移築。



  金毛窟 1918年建築 三渓の構想による一畳台目(1、8畳ほど)の茶室。



  天授院 国指定重要文化財 建築年 1651年 鎌倉建長寺近くの心平寺跡にあった

               禅宗様の地蔵堂を1916年に移築。





  聴秋閣 国指定重要文化財 建築年 1623年 京都二条城にあったといわれる、

               徳川家光.春日局ゆかりの楼閣建築を1922年に移築。



  春草廬(しゅんそうろ) 国指定重要文化財 建築年 江戸時代(小間)、

          広間部分は三溪園移築後に増設。三畳台目(3、8畳ほど)の小間は

          織田信長の弟、有楽(うらく)の作と言われる茶室を1922年移築。



  旧天瑞寺寿塔覆堂 国指定重要文化財 建築年 1591年 豊臣秀吉が京都大徳寺に母の

        長寿祈願のために建てさせた寿塔(生前墓)を治める為の建物を1905年移築。



  蓮華院 1917年建築の三渓の構想による茶室。



  海岸門 建築年 江戸時代 御門と同じ京都西方寺にあった門を大正時代に移築。

 
 外苑 1906年、一般に向けて公開されたエリア。



  小高い山に登って行きます。左に行けば三重塔、右に行けば松風閣(展望台)。



  松風閣(展望台)よりの眺め。現在は本牧海岸は埋め立てられ工場が林立している。



  旧燈明寺三重塔 国指定重要文化財 1457年建築 京都木津川市の燈明寺(廃寺)に

          あった塔を1914年移築。現在、関東地方にある木造の塔では最古。



  山を下ってくると初音茶屋(右奥)がある。



  林洞庵 1970年に宗徧流林洞会から寄贈された茶室。



  横笛庵 建築年 1908年 田舎家風草庵。奈良法華寺からの移築ともいわれるが、詳細は不明。



  旧東慶寺仏殿 国指定重要文化財 建築年 1634年 縁切寺の名で知られる鎌倉東慶寺に

                  あった禅宗様の仏堂を1907年に移築。


  
  旧矢篦原家(きゅうやのはらけ)住宅(合掌造り) 国指定重要文化財 江戸時代後期建築。

       飛騨白川郷の三長者の一人矢篦原家の建物を1960年移築。

       庭には鯉のぼり、縁側にはショウブがいけられ端午の節句を祝っています。



  旧燈明寺本堂 国指定重要文化財 1457年建築 三重塔と同じ、京都燈明寺から1987年移築。





  大池の観心橋を渡ると涵花亭(浮島)があります、ツツジが綺麗に咲いている。



  涵花亭より眺めた三重塔。



  南門を出ると、元本牧海岸は現在埋めたてられ一部公園の池として残っています。

         1960年代最初の職場が横浜でこの海岸にも散策に来た頃を懐かしく思います。



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