Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めて

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

来迎院(2012年10月13日参拝)

2012-11-08 | 仏閣
善能寺の近くに来迎院というお寺がある。

来迎院といえば大原のお寺が有名ですが、
こちらは泉涌寺の塔頭のひとつでございます。


所在地:京都府京都市東山区泉涌寺派山内町33
宗派:真言宗泉涌寺派
御本尊:阿弥陀如来
創建:大同元年(806)
開基:弘法大師
札所:京都泉山七福神


【歴史】
寺伝によれば弘法大師が唐で感得した荒神像を安置して来迎院を開創したとされる。
それから数百年後、泉涌寺第4世月翁律師が藤原信房の帰依を受け、
来迎院の諸堂を整備したが文明の乱の兵火により炎上し荒廃した。

その後1577年(天正5年)、中興の祖・舜甫長老が織田信長より50石を受け、
1597年(慶長2年)には前田利家が諸堂の再建を行い、
徳川家も別朱印と100石あまりを与えられ経済的な基盤も整いようやく復興を果たした。

朝廷では安産の勅願所として信仰を集め禁裏御菩提所の別当になった。

1701年(元禄14年)、大石良雄は赤穂を退去後、外戚にあたる当時の来迎院長老を頼り、
寺請証文を受け山科に居を構え来迎院の檀家となった。


【山門】




とても品のある山門です。


【境内】


予想以上に広い境内です。


【祈願の御石】



【弘法大師像】



【独鈷水】


弘法大師が掘られたものと伝承が伝わる。

まぁ、これは恐らく後世の者による創作というか、
箔付けであろう。


【荒神堂】


荒神堂に安置されている本尊の木造荒神坐像とその眷属木造護法神立像五体は、
いずれも鎌倉時代の逸品で、重文に指定。荒神坐像は俗に胞衣(えな)荒神と呼ばれ、
極彩色の玉眼に唐風の衣冠束帯をつけ、この種の木像では日本唯一のものという。


【稲荷社】



【本堂】



【含翠庭】






拝観料300円だったかな?を支払い拝観。

10月でも蚊にくわれた。(泣)
たぶん夏だと相当蚊に苦しめられそう。(^^;


池泉回遊式の庭ですが庭だけだと拝観料を払う価値はないなと思った。

あくまで個人的感想です。


【含翆軒】




大石良雄は来迎院の林泉を好み書院と茶席含翆軒を設けた。
含翆軒は弘法大師が独鈷を用いて掘られて湧水した名水「独鈷水」があるのを
喜んで設けたと伝えられている。

また念持仏として大石良雄が勝軍地蔵菩薩を信仰していたとされ、
京阪にいる元赤穂藩の同士と密議を行ったと伝えられる。


【小泉元首相】


2006年8月26日に宗教者平和会議出席の為に京都入りしていた首相は、
茶室や大石内蔵助愛用と伝わる茶釜を見学し茶を楽しんだそうだ。

さすがに人気の小泉元首相であるから報道陣も多数来ていたが、
皆さん蚊の餌食になったそうだ。(笑)


【御朱印】


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