Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めて

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

閑臥庵(2013年2月9日参拝)

2013-03-09 | 仏閣
上善寺の横を少し歩くと閑臥庵というお寺がある。


所在地:京都市北区烏丸通鞍馬口東入新御霊口町278
宗派:黄檗宗
御本尊:釈迦如来
創建:寛文11年(1671)
開山:千呆禅師


【由緒】


山号を瑞芝山という黄檗宗の寺である。

もとは梶井常修院の宮の院邸であったが江戸時代前期に後水尾法皇が、
夢枕に立った父・後陽成天皇の言葉に従って、
王城鎮護のために貴船の奥の院より鎮宅霊符神をこの地に歓請し、
初代隠元禅師から六代目の黄檗山萬福寺管長千呆禅師が開創となって
寺としたのが当寺の起こりです。

御所の祈願所として法皇自ら「閑臥庵」と命名し、御宸筆の額を寄せて勅号としたほか、
法皇は、春に、秋に、和歌を詠んで庭を愛でたといわれ、
秋の句「開けぬとて 野辺より山に入る鹿のあとふきおくる 萩のした風」 など、
御宸翰その他が今も伝えられています。

また上皇は庭前に桜を植えられたが、その後、咲きにおう花をご覧になって  
「霞みゆく松は夜ふかき山端のあけぼのいそぐ花の色かな」と詠まれたので、
それより桜は「あけぼの桜」と名付けられ寺名も曙寺と呼ぶようになったという。


【山門】


山門はいかにも黄檗宗のそれなんですが、
中を見るとどうも雰囲気が少し変。

入っていいのかな、と少し躊躇ったが入ってみた。


【羅漢堂】



【鎮宅堂】




鎮宅霊符神は平安時代の中ごろ円融天皇が方除・厄除の霊神とし
京都のうしとら(東北)にあたる貴船に祀ったもので、
天皇が陰陽師の安倍晴明に付託開眼させたと伝えれる金剛象で高さ四尺五寸の神像です。

この神は衆星守護をつかさどる神とされ安倍晴明の開眼と伝えられる。


そういや奈良市陰陽町や東大阪市額田町にも鎮宅霊符神社があって参拝したな。

あんまり良い印象が無いんだけどね。


【鎮宅霊符神】
鎮宅霊符の霊符とは一種の護符で御利益の種類に応じて多くの霊符があるお札が神になったとか。

鎮宅霊符縁起集説によると「鎮宅霊符神」は仏教では妙見菩薩、神道では国常立命、
或いは天御中主神と同一とされる。

陰陽師の手によって広められた北辰鎮宅霊符神は十千十二支九星を司る総守護神であり
陰陽道最高の神とされています。

室町時代以降から日蓮宗において盛んになってきていた妙見信仰と習合し、
仏教の菩薩の称号を与えられ妙見菩薩となったそうだ。

しかし鎮宅霊符神が現在余り信仰されていないのは明治初年の神仏分離によって、
鎮宅霊符神が邪神として排除された為だそうです。


【狛犬】


よく見ると足元には五芒星が刻まれていますね。


【地蔵尊】



【庫裏】


ここから先は進めませんでした。

どうやら一般拝観はお寺としては珍しく15時からとか。

しかも京普茶精進料理に力を入れてるようで。

正直、私は料理に重きを入れているお寺は好きではありません。

御朱印の有無は不明です。


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