Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めて

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

荘厳浄土寺(2013年10月5日参拝)

2013-10-27 | 摂津国八十八箇所
続きまして荘厳浄土寺という名のお寺です。

以前から寺の名前がとても気になっていました。


所在地:大阪府大阪市住吉区帝塚山東5-11-14
宗派:真言律宗
御本尊:不動明王
創建:応徳元年(1084年)
開基:津守国基
札所:摂津国八十八箇所35番


【歴史】
住吉大社第39代神主の津守国基は白河天皇の勅を受けて
応徳元年(1084)、本尊不動明王を中心に八町四方の寺域を以って創建されました。

その土木工事の折、土中より「七宝荘厳極楽浄土云々」と書かれた
金の三尺の宝鐸が見つかり、この銘文に因んで「荘厳浄土寺」と名付けられたのでした。

そのような経緯を辿って諸堂整い、13年号の永長元年(1096)、
導師に比叡山横川の慶朝僧都(後の天台座主)、読師は同じく西塔の宋心阿闍梨、
白河天皇の勅使は警察の任に当たる検非違使長官、宮道式賢と怜人の紀清任、
別当(住職)には増命阿闍梨を任じ、開眼落慶法要を執行されたのでした。

鎌倉時代文応元年(1260)には西大寺興正菩薩叡尊上人の掲げた
「仏教の原点、釈尊に帰れ」という戒律の復興と慈善事業の運動に参画。
以来天台宗より真言宗に改宗して南都西大寺派の中核となった。

戦国時代の天正年間に織田信長の兵火により諸堂悉く焼失。

慶長11年、豊臣秀頼が施主となって本堂の再建をするも、
大阪夏の陣により豊臣型の兵火により再度全焼。

江戸時代には住吉三大寺(荘厳浄土寺、津守寺、神宮寺)と呼称されるも、
明治の廃仏稀釈により他の2寺は廃寺になるも、
荘厳浄土寺は耐え抜き、現在は古寺の風格をよく残している。


【南門】



【地蔵尊】





【境内】


1100坪の境内は大阪府の史跡に指定されています。


【御堂】


毘沙門天、大弁財天女、大黒天が祀られていました。


【稲荷社】



【本堂】




御本尊の不動明王、愛染明王坐像等が祀られていました。

私が好きな雰囲気の内陣です。


【阿弥陀堂】






本堂より奥に行くと阿弥陀堂があります。

南北朝時代の寄木造の阿弥陀如来坐像が祀られていました。
元は西大寺にあったそうです。


【御朱印】


お食事中に対応していただいた奥様方、
有難うございました。



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