小林寺（2014年3月22日参拝）

所在地：兵庫県篠山市前沢田334
宗派：曹洞宗
御本尊：十一面観音菩薩
創建：享保14年(1729)
開山：春国萬榮


【歴史】


元澤田城主小林平左衛門長治が晩年、父の近江守長任を開基とし雑林庵を創建。

出家して雑林を名乗り父をはじめ一族の菩提を弔った。
雑林庵は澤田城が廃城となった後に城跡へと移築され、
篠山城初代城主松平氏の援助により小林寺と名を改めて建立された。

小林寺は享保14年(1729)篠山・洞光寺ニ十ニ世春国萬榮大和尚を開山とし曹洞宗となったが、
寛延2年(1749)火災により焼失。
この年松平家が亀岡へ青山家が亀岡より篠山に国替えとなり、
小林寺は青山家によって寛延3年再建された。


【山門】




誓願寺の楼門と同じく特徴的な山門です。


【郡八十八ヶ所霊場】





【本堂】





【子安地蔵】



【十三重塔】



【平成観世音菩薩】



【玄奘三蔵法師聖骨塔】




まさかこんな所で三蔵法師のお骨が祀られているとは。

少し調べてみたら南京を占領していた日本軍が発見したそうですね。

日本仏教徒代表の倉持秀峰氏が分骨を日本に持ち帰り、
増上寺に安置後、慈恩寺に奉安。

戦後、台湾に分骨、昭和56年に薬師寺に分骨が奉安されたそうです。

あの薬師寺に三蔵法師のお骨があるなんて知らなかったし、
そもそも日本に分骨があるとは夢にも思いませんでしたよ。

それを知れただけでも、このお寺に参拝して良かったです。


三蔵法師の聖骨について下記のHPで詳しく書かれていますので、
ご興味がある方はどうぞ。

http://www.jionji.com/ab/sanzou.htm


御朱印の有無は不明です。