腹が減ったので三千院前の店で昼食。
とろろ御飯と蕎麦で1050円。
美味しかったです。
腹ごしらえを終え寂光院に向かうため駐車場に戻る。
途中で出世稲荷神社の看板を見つけた。
奥を見ても神社がある気配がない。
不思議だなと思いながら横の建物を見る。
すると玄関に出世稲荷神社仮本殿本殿の紙が貼られていた。
勉強不足でこの神社の事は知らなかったので、
何で仮本殿なのか疑問に思いつつ建物の玄関に入ってみた。
所在地:京都府京都市左京区大原来迎院町148
主祭神:宇迦之御魂命
創建:天正15年(1587)
【歴史】
元は豊臣秀吉の聚楽第の邸内社として創建されたもの。
豊臣秀吉は幼いころから稲荷神を信仰しており、
天正15年(1587)に造営した聚楽第にも稲荷神を勧請した。
翌年、後陽成天皇が聚楽第に行幸し、稲荷社に参拝したときに、
立身出世を遂げた秀吉に因んで「出世稲荷」の号を授けたという。
聚楽第取り壊しの後も元の場所に鎮座していたが、
寛文3年(1663年)に二条城西方の千本通沿いに遷座した。
出世開運の神として大名・公家から庶民までの崇敬を受け、
江戸時代後期には庶民が寄進した329本の鳥居が立ち並んでいたという。
近代に入ると千本通界隈が映画興行の街として繁栄したため、
牧野省三や尾上松之助が鳥居を寄進した。
地域に氏子がないこと、文化財指定がないことなどから、
老朽化した社殿の維持・修復が困難となり境内地を売却。
平成24年(2012)6月に京都市上京区より左京区大原に移転した。
【仮本殿】
元々旅館だった建物の玄関に入ると無愛想なオバハンが居た。
あえてオバハンと書くけど、
このオバハンが無愛想で私が話しかけても無視。
ムッとしてこのまま帰ろうかと思ったが、
折角なんで上がらせてもらって中に入った。
【仮本殿内部】
うーむ、
何と言っていいやら。
御朱印は当然ながらいただきませんでした。
氏子もいなければ多額のお布施をする人もいなかったから、
この神社は資金難でこの大原に転居してきたという。
そりゃこのオバハンが居れば氏子も集まらなければ、
お布施も集まらないだろう。
人は感情の生き物。
気は心という言葉があります。
この人がとても良い人だなと思ったら、
少しでも尽くしたいという気持ちが生まれますよ。
でも、無愛想だったり、人を無視していては誰も集まらない。