Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めて

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

鎌倉長谷寺(2013年3月17日参拝)

2013-05-03 | 仏閣
鎌倉と言えば鎌倉大仏という人は多いだろう。

私の場合は鎌倉と言えば十一面観音がおわす長谷寺となります。
奈良の長谷寺と同じような観音さんをどうしても見たいと昔から思っていたから。

だから遠い鎌倉に来たからにはここだけは絶対外せない。



所在地:神奈川県鎌倉市長谷3-11-2
宗派:浄土宗系単立
御本尊:十一面観音
創建:伝・天平8年(736)
開山:伝・徳道
開基:伝・藤原房前
正式名:海光山 慈照院 長谷寺
札所:坂東三十三観音4番、鎌倉三十三観音霊場4番



【歴史】
伝承では長谷寺の創建は奈良時代とされているが、中世以前の沿革は明確でなく、
創建の正確な時期や経緯についても解明されていない。

寺伝によれば天平8年(736)大和の長谷寺の開基でもある徳道を藤原房前が招請し、
十一面観音像を本尊として開山したという。

この十一面観音像は観音霊場として著名な大和長谷寺の十一面観音像と同木から造られたという。

すなわち養老5年(721)に徳道は楠の大木から2体の十一面観音を造り、
その1体を本尊としたのが大和の長谷寺であり、もう1体(末)を祈請の上で海に流したところ、
その15年後に相模国の三浦半島に流れ着き、そちらを鎌倉に安置して開いたのが、
鎌倉の長谷寺であるとされる。

康永元年(1342)には足利尊氏が伽藍と諸像の修復を行なった。
明徳3年(1392)には足利義満が観音像の光背を修復し、
行基の作という伝承のある像を前立として安置。
天文16年(1547)に北条氏康の寄進を受け、天正19年(1591)徳川家康から朱印状を受ける。
慶長12年(1607)堂塔伽藍を改修し正保2年(1645)にも酒井忠勝が堂宇を改修している。

長谷寺は江戸時代の初め慶長12年(1607)の徳川家康による伽藍修復を期に浄土宗に改宗した。
当時の住持玉誉春宗を中興開山としている。
明治以降に単立となり現在に至る。




【山門】


なかなか良い雰囲気ですね~。

ついに長谷寺に参拝出来る喜び。

はやる気持ちを抑え拝観料を支払い境内へ。




こちらは写経道場横にある門です。


【境内】




手入れの行き届いた庭園といろいろな花がお出迎え。


【ふれあい観音】


お~、こちらでもお会い出来ましたね。


【不動明王】



【地蔵堂】


本堂へ向かい階段を登って行くと地蔵堂に到着。

子安・繁栄のご利益をお授けする福壽地蔵が祀られていました。


【卍池】



【かきがら稲荷】



【鐘楼】



【阿弥陀堂】


鎌倉幕府初代将軍である源頼朝が自身の42歳の厄除けのために建立したもので、
元々誓願寺(現廃寺)の本尊であったそうです。


写真撮影禁止でしたので、
ブログでお見せ出来ないのが残念ですが、非常に威厳のあるお顔をされておりました。


【観音堂】


こちらに御本尊様がいらっしゃいました。

奥に進むと幽玄な雰囲気の中で圧倒的な存在感を放っておられ、
思わず心の中で凄いを連発。

これほど感動したのは久しぶりです。

写真撮影は禁止でした。
納経所はこちらにあります。


【お線香】


こちらのお線香はカラフルですねぇ。

一つお願いしたいのは、
お線香を立てる時は円の中心からにしていただきたい。

写真のように円の外側にあると火傷しそうで立て難いので。


【大黒堂】



【仏足石】



【広目天】



【良縁地蔵】



【観世音菩薩】



【経蔵】







【弁天堂】














なんか軽いアドベンチャーみたいで面白かったです。


【御朱印】


4種類の内の2種類をいただきました。


それにしても、
観光客のどれだけが御本尊様を目的に参拝してるのか知らないけど、
御本尊様が素晴らしかった。

どれだけ美しい花々が咲き誇ろうと、
御本尊の素晴らしさには敵わない。


これにてツアーの日程終了。

鎌倉から岐阜羽島までバスで7時間以上かけて移動です。(苦笑)

バスに乗ってすぐに鶴岡八幡宮の前を通った。

初めて鶴岡八幡宮を見たのですが、
武家の地だけあって他の八幡宮とは異質の雰囲気を感じた。

遠くに見える社殿は威圧感がありましたね。

こんな風に感じる神社は初めて。

関西と違って武家社会の関東の神社だけあります。

鶴岡八幡宮の前を通りながらスルーされたのは非常に悲しかった。
鎌倉大仏はパスしてでも参拝したかったわ~。(泣)