Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めて

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

勝林院(2013年5月2日参拝)

2013-05-21 | 法然上人二十五霊跡

所在地:京都市左京区大原勝林院町1187
宗派:天台宗
御本尊:阿弥陀如来
創建:承和2年(835)
開基:円仁
札所:法然上人二十五霊跡


【歴史】
魚山(と号する天台宗の寺院である。

円仁(慈覚大師)が唐から持ち帰り比叡山に伝承した法儀声明の修練道場として、
弟子の寂源が長和二年(1013)に創建し、後に天台声明の根本道場となった。

声明とはインドで始まったバラモンの学問の一つであるが、
日本では仏を讃える歌謡や経を読む音律として広がり、
仏教のほか民謡などの日本音楽にも大きな影響を及ぼした。

文治二年(1186)に、天台宗の顕真が浄土宗祖の法然を招き、
専修念仏について論議した「大原問答」が行われた所でもある。

伝説では、その際に、本尊の阿弥陀如来が手から光明を放って
念仏の衆生済度の証拠を示したといわれ、本尊は「証拠の阿弥陀」と呼ばれた。

本尊を安置する本堂は、鐘楼とともに、京都市の有形文化財に、
また、創建当時の梵鐘と境内東側の石造宝篋印塔は国の重要文化財に指定されている。


【法然上人腰掛石】



【拝観入り口】


こちらには山門がございません。

拝観料300円を支払い見えている本堂へまっしぐら。


【本堂】




顕真法印が法然上人を招いて浄土教について論議をした大原問答の際、
如来が証拠に立たれたところから、この堂を証拠堂と呼んでいるそうです。


ここから眺める本堂の雰囲気が実にいい。

本堂内陣を期待しちゃいますよね。

享保21年(1736)火災にあい、後桜町天皇の御常御所拝領や徳川家などの衆縁によって
安永7年(1778)に総欅造りで竣工、建立されたもの。


【阿弥陀如来】


外からも御本尊が見れます。

早く近くで見たいと気持ちがはやる。










仏師康尚作。

御本尊の御手から下がっている五色の綱は結縁の為で、
私は当然のように触れさせていただきました。

白布の綱は葬儀のとき来迎橋の外まで伸ばして、
そこに安置される棺の上にたらして如来の導きによって極楽往生をするという
平安朝からの儀式を行う為の善の綱。

脇侍は不動明王と毘沙門天でとても心強い。


【不動明王】


赤の迦楼羅焔と借景の金の後背を組み合わせると凄い。

なんと神々しいことよ。
カッコ良すぎてしびれた。(^^


【十一面観世音菩薩像】





【境内東側】



【西林院堂跡】





【日吉山王社】



【宝篋印塔】


鎌倉時代作の重要文化財。


【観音堂】



【五輪塔】



【鎮守社】



【御朱印】