Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めて

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

宝泉院(2013年5月2日参拝)

2013-05-22 | 仏閣
大原散策はまだまだ続く。

次は勝林院僧坊である宝泉院へ。
近くに固まっているから移動が楽で助かります。


所在地:京都府京都市左京区大原勝林院町187
宗派:天台宗
御本尊:阿弥陀如来
創建年:長和2年(1012)



【縁起】
平安初期、比叡山に天台仏教を開いた最澄の高弟・円仁が唐に渡り、
十余年間の仏教修学を終え帰国し叡山に密教、五会念仏等、
またその法要儀式に用いる仏教音楽「声明」を伝えた。

後、長和二年(1012)寂源は大原寺(勝林院)を創建し法儀声明を盛んにした。

平安末期、良忍が出るに及んで大原は法儀声明の修学地(声明の里)として有名になる。

当院は大原寺(勝林院)住職の坊として平安末期頃よりの歴史をもち、現在に至っている。



【参道】


ここも良い雰囲気です。
紅葉の頃は更にいいだろうなぁ。


【山門】


質素ですが味わい深い山門です。
瓦がもっと古ければ更によし。


【宝楽園】










これまた良いお庭ですね~。

我が家にも欲しい。(^^;

このお庭は客殿から見る額縁庭園のあくまで前座扱いになります。


【法然上人衣掛石】



【鎮守社】





【不動明王】



【拝観入り口】


拝観料800円。

抹茶、お菓子付きとはいえヘビーな金額です。

抹茶は要らんから500円にしてくれ、
と無粋なことは声に出して言いません。(^^;


【籠】


入ってすぐの廊下の上に吊るされていました。


【囲炉裏の部屋】






囲炉裏いいなぁ。

我が家にも欲しい。(^^;

この部屋は冬に訪れた時に熱いお茶とか飲んだら最高だろうなぁ。

しかし、どうしても額縁庭園を早く見たいという欲求が強くて、
ゆっくりしてられない。(^^;

もし額縁庭園の客殿が観光客でいっぱいの場合は、
この部屋に戻って空くのを待つのもいいですね。


【鶴亀庭園】








池の形が鶴、築山が亀、山茶花の古木を蓬莱山と見る名庭とされるだけあって、
とても気に入りました。




部屋の中から格子ごしに撮ってみました。

本来はこのような格子ごしに鑑賞するのが正しいらしいが、
私の感性では格子が邪魔だし思ったよりはイマイチだった。

丸窓だったら最高だったであろう。

そしていよいよ客殿へ。


【抹茶】


本日二杯目。(^^;

1年で一杯飲むかどうかの抹茶も、
大原に来れば一日で二杯も飲めますよ。(^^;

ただ、ここの抹茶も苦いです。(泣)


実光院と宝泉院の両方参拝される方は、
間に三千院をはさんだ方が良いと思います。

でも、どうしても三千院から参拝しちゃうんだよなぁ。


【天皇陛下】



【額縁庭園】














客殿の西方を柱と柱の空間を額に見立てて鑑賞する額縁庭園「盤桓園」。


平日で観光客が少なめだから、
とても落ち着いて鑑賞出来て癒されます。

やはりここも人が少ない時に鑑賞するに限る。

どうしても有名観光地には心無い観光客も多く、
イライラさせられることもある。

落ち着いて庭園を眺めたいのにイライラしていては、
何の為に来たのか分からないもんね。


【五葉の松】


樹齢700年。
京都市指定の天然記念物。

この松の大木の重厚感があるおかげで、
綺麗なだけの庭で終わっていないのである。


【仏間】


御本尊の阿弥陀如来の他に観音菩薩、勢至菩薩等が祀られていました。


【水琴窟】



【御朱印】



有名な血天井は無念の戦死をした戦国武士達のことを思うと、
撮影する気になりませんでした。