Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めて

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

大光明寺(2013年2月9日参拝)

2013-03-13 | 仏閣
広い相国寺の境内の中に大光明寺というお寺がある。

こちらは京都十三仏霊場の札所の一つとなっております。


所在地:京都府京都市上京区今出川通烏丸東入相国寺門前町701
宗派:臨済宗相国寺派
御本尊:普賢菩薩
創建:暦応2年(1339年)
開基:広義門院西園寺寧子
開山:夢窓疎石
札所:京都十三仏霊場4番


【歴史】
大光明寺は相国寺が建立される以前、暦応2年(1339)に後伏見天皇(1288-1336)の皇后、
広義門院西園寺寧子が天皇の菩提を弔う為、伏見離宮の傍らに一寺を建立したのが始まりであり、
皇后の法号大光明院を寺号としました。

皇后は子内親王、光厳天皇、景仁親王、光明天皇の母として北朝を良く支えられましたが、
正平12年(1357)、六十五歳をもって薨ぜられました。

皇后の孫にあたる伏見宮祖栄仁親王が薨じ寺内に葬り安置されて以来、
伏見宮家歴代の御位牌をまつる菩提寺となっていました。

その後一時疲弊し、慶長年間に火災にあうも元和元年(1615)に
徳川家康により相国寺塔頭として再興されました。

明治36年(1903)塔頭の心華院と当時天明の大火で焼失していた大光明寺、
及びすでに廃絶していた常徳院の3ヶ寺が合併され心華院の寺域伽藍を改めて、
寺号も大光明寺として再興。

常徳院の開祖空谷明応禅師木像は当寺に安置されています。
また足利9代将軍義尚(常徳院殿贈大相国一品悦山道治大居士)の塔所でもあります。


【山門】


こちらが札所の一つだと知っていなければ入るのを断念していただろう。

門が閉まっているので普通なら入らないよね。

ピンポンも無いので恐る恐る右側にある山門の小さな入り口から入る。

恐縮です。


【庭園】




庫裏前には綺麗な庭が。

はぁ、こんな庭が我が家に欲しい。(笑)


【本堂】


ここまで入っていいのかなと思いながら、
庫裏の前を通り過ぎてまずは本堂へ。


【御本尊】




まずはお線香をあげさせていただく。

堂内の雰囲気、華美ではないが品のある御本尊、質素だが安っぽくない襖といい、
茶の世界でいう「侘び寂び」の渋さがありますね。

このような本堂もいいもんです。


【峨眉山の庭】




落ち着きますわぁ。(^^




トンビを見ながらゆっくりと時が流れていくのを楽しむ。

竜安寺の石庭と違って誰にも邪魔されずに。

こんな贅沢な事はありません。(^^


【庫裏】


お洒落です。


【御朱印】



本当に落ち着ける良いお寺でした。