そとさま雑記

自然と平凡な日々の暮らしを記録します。 

不思議な服?

2019-06-04 15:35:35 | Weblog

この所暑かったり涼しかったりするので、着る服にとても迷う。

と言っても、そんなに枚数持ってるわけもなく去年はこのシーズン何を着てたのか

なあと毎年のように思う。

先日船橋で会った友達と2年前に同じデパートで会った時、珍しく一目ぼれして買

った服がある。丁度バーゲン中で何とか買える金額だった。

初めてその服を着て、駅のエレベーターに乗った時「あら、その服とっても素敵よ」

と見知らぬ婦人から声をかけられた。

エッ、私のこと? エレベーターには二人だけ。

急いで振り返って、その方を見ると薄いグレーのコートに赤のショールを羽織った

素敵なグレーヘアーの老婦人だった。

私、思わず「そちらの方がとっても素敵ですよ!でも有難うございます」とヘドモ

ドしながらお礼を言った。

その日一日、素直に嬉しかった。

服装でも何でも人を褒めるというのは度量がいること!

 

その後、二週間ほどして用事で日本橋の高島屋へ行き、帰ろうと東西線へのコンコ

ースを急いでいたら「すみません!」と後ろから声をかけられた。

そのオバサマすばやく前に回り込み「あら!やっぱり同じだわ」

な、なんとおんなじ服ではありませんか。

私にとっては「あちゃー!」でした。

ところが、その人の良いオバサマはニコニコと嬉し気に「どちらで買いました?」

「やっぱりお安いものを買うとこんなこともあるのね! あら、そうじゃないわ。高

かったのよ、高島屋だものね!」と矢継ぎ早や。

私「東武デパートで買ったけど、それがどうした!」と心の中・・・

どうも行き先が東西線らしい。

困ったなと思っていると、「私、浦安なの。あなたは?」と聞くではないか。

「その先きですけど、お揃いの服もどうかと思うので、お先きにいらしてください」

やっと、解放された。

しかし、その方あくまでも嬉し気で無邪気なのだ。

何だか自分が相当曲がってしまった女のような気がしてきた。

二度あることは三度ある!

もう一回ぐらい何かが起こるかな?楽しみだ。