そとさま雑記

自然と平凡な日々の暮らしを記録します。 

魅惑のタリス・スコラーズ!

2017-06-06 16:00:41 | Weblog

この所、音楽会のことを書いてないなあと思い至った。

5月には築地の朝日ホール(浜離宮)でティタイムコンサート。

波多野睦美(メゾソプラノ)、吉野直子のハープのコラボ。

私は波多野さんの声に惚れ込んでるので、楽しい会だった。

6月早々にはトリフォニーホールで新日フィルの今年度から変わったトパーズ

シリーズ。天地創造(ハイドン作曲)を聴く。

土曜日の二時からなので、百才近い母上を介護してる友人も来ることが出来た!

天地創造は長大な曲。寝不足のわが身には難曲だ。多分眠くなる・・・

ソプラノのソリスト(中江早希)がのっけから素晴らしく高く澄んだ声で歌うの

で聞きほれ、ああこれなら大丈夫眠くならないと安心した。

ところが、合唱が始まると何故かトロンとしてくる。

そこへテノールが響き渡るとハッと目が覚め、単調な合唱になるとトロン。

この小舟、いや大船か?に乗った感覚が続くつづく・・・

やっと休憩。

ここで息を吹き返し、後半は最後まで眠らずにえらかった。

これからは私はこういう曲はパスしよう!

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さて、昨日6月5日は夕方7時開演のタリス・スコラーズ。

もう夜のコンサートはこれっきりにすると決めた。

指揮  ピーター・フィリップス

ソプラノ4名  アルト2名  テナー2名  バス2名

以上10名のアカペラコーラス。

アルトの1名は男性。

聴くのは今回で三回目。毎回感動するのに、またも感動した!

聴衆全てが同じ思いだったようだ。

終わって拍手が鳴りやまず、アンコール三回!ご苦労さま!

アレグリの「ミゼレーレ」は舞台上に5名、二階奥に4名、一階右脇に

1名という布陣。

歌いだすと、初めての人はキョロキョロする。あちこちから声がするの

で。

私の隣席の女性は、曲の間中あっち見たりこっち見たり忙しい。

あげくにオペラグラスを持ち出したのには驚いた!

しかし、この演出(?)はやはり効果抜群なのだ。

どんどん声に包みこまれていく気がしてくる。

澄んだ透明な声たちが私を教会の天井へと導いてくれてるような気になる。

現実的な私でさえもそうなってしまう不思議!

いい夜だった。終わりに相応しい曲だった。ありがとう!