12月11日(水)
文楽を観はじめて一年になるが、鑑賞教室に参加した事はない。
今月は初心に帰って、教室に参加してみた。
チケットを取る時、教室の方が激戦だと感じたが、事情が分かった。
半蔵門の駅を出ると、第一部を鑑賞した人たちがぞろぞろ帰ってくる
殆どが高校生。先生が要所要所に立ち交通整理(?)をして、迷惑かけないよう必死。
やっぱり教室は若人や学生達のためのものなのだ。
ただ、空きを埋める為の一般人参加なのだろう。
劇場に入ると、どこを向いても学生・また学生。
今時は、どこを向いても自分を含めジジババばかりなので、新鮮!
しかも、私達の前列は外国の若者がずらり。
私の前の席に座った子が突然振り向いて「見えますか?」と聞くではないか。
この子達の株がグンとあがった!
にっこり「大丈夫よ!」と言ったが、確かに背が高い。
でも、いつまで持つかと可笑しい。多分眠るだろう。
隣りの友人の前のアフリカ系の子は、はじめから寝る姿勢。
演目は初めに「団子売り」。間に解説が入って最後は「菅原伝授手習鑑」
解説はやはりとても面白い。
何となくそうなんだろうなと思ってたことが、すっきり分かった。
解説までは割合しっかり若者達も見てるようだ。
「菅原伝授~」に入るとだんだん前方の視界が広がった。
アフリカ系の子はすっかりお休み!
突然アフリカちゃんがぴょンと起き上がる。夢でもみたか?
友達と笑いをこらえるのに必死!
楽しい体験だった!!!