今週の日曜日(21日)はOBコーラスの練習日だった。
前日、先生から又も楽譜係(私)に電話。
「メサイアの④番の楽譜コピーしてきて下さい。明日やりたいので。」
「はッ? 先生いま練習中のハレルヤまだ終わってないんですよ!」
「大丈夫、大丈夫。もう出来上がってるよ」
先生、すっかり先月激怒してピアノをダダーンッと打ち「何でこんなに歌えないんだ!」と
叫んだことを忘れてる。
「手元にその④番の楽譜ありませんので、明日急いでコピーとります。」
と言ってから、もしかしてやった曲かしら?待てよと過去の楽譜を調べると、何とあった!
一部だけとってある。
有るということはやってる曲?全然覚えてない。
先生のこと言えないボケっぷり! 情けない。
さて、日曜日。
一年に一回の委員会なので1時間早く集合。
この頃は、前日必ず委員長が先生に電話を入れて明日は〇〇の曲ですと連絡する。
すると「いや、明日は④番をするよ」と仰せなので、委員長慌てて「困ります。メサイアを最後
まで終わらせて下さい!」と頼み込んだそうだ。
委員会の話し合いはシビアなものになった。
ある委員から「認知症ということをはっきり認識して、この会も考えなくてはいけない」と。
結局10月の文化祭までは出来るだけのフォローをして出演し、それを最後にしてはという
方向になった。思いがけない展開!
そうなると、先生にどう説明するかが難しいところだ。
合唱団の解散以外にないと思うと、言ってしまった。
先生を傷つけずに終わらせるにはそれしかないような・・・
続けたい人は、その後に話し合い再結成するしかないと思う。
息子さんの話では、家でもいろいろ困ったことが起きてるらしい。
ただ、指揮するときはいつもの先生なので、生きがいをなくしてからが心配だ。
仕事をする人間の引き際は本当に難しい。
84才、先生がんばれ!
眠れない夜になった。