写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

金沢の夜明け 朝焼けと梔子の花 人形もパレード

2015年06月26日 | 写真日記
  [一瞬の輝き]

今朝は予報通り雲の多い夜明け、朝陽は出ないだろうと思いながら4時過ぎに車で出発、赤旗販売所で新聞を受け取り車に乗ると夜明けの空がわずかに朱くなってきました。
大慌てで近くの朝焼け撮影のマイスポット、犀川河畔に駆けつけると川面にも映りこみそうな見事な朝焼けが始まりました。
今朝はわずか数分の朝焼けで朝陽も見られないままでしたが、素敵な朝焼けを撮影することができました。

  [梔子(くちなし)の花]

新聞配達途中の読者のまだ暗い庭に白い「梔子の花」が浮かび上がるように見えます。毎年この庭で最初の梔子の花を見つけ、その香りに夏の到来を感じます。
与謝野晶子の詠った短歌があります。
   
  夏ちかく君見むきはにわづらひて小床に嗅げるくちなしの花(晶子)

恋人とのデートが近いというのに病になりすこし床に就いている、そこに庭から梔子の花の香りが伝わってくる、とでもいう意味でしょうか?
そこはかとない情感が伝わってくる短歌です。

  [戦争はイヤだ 浅草でパレード]
今日配達した「しんぶん赤旗」一面に腹話術師たちが人形も黙っていられないと、観光客で賑わう浅草で平和を訴えるパレードの写真と記事が載っています。
70年前の戦争で芸人たちがこうむった苦労を考えるとやむに已まれずパレードに立ちあがった人たちの気持ちがよくわかります。
今日の記事の中にのせた短歌の作者、与謝野晶子も軍靴の音が高まってくる世相の中で反戦詩としてよく知られる「君死にたまふことなかれ」と歌ったことも良く知られています。
現代の世相を見て、戦前のあのころに似てきたという方々も多くなってきています。二度と親兄弟や恋人たちが戦場に向かうことのないように「戦争法案」は国民の力で葬り去らなければならないと思う朝でした。その思いを込めて、「君死にたまふことなかれ」と歌った第一節を下記に

  あゝおとうとよ、君を泣く
  君死にたまふことなかれ
  末に生まれし君なれば
  親のなさけはまさりしも
  親は刃をにぎらせて
  人を殺せとをしへしや
  人を殺して死ねよとて
  二十四までをそだてしや

     (第二節以降は略)

「金沢の朝焼け」と「梔子の花」2枚の写真をアップしてのブログ更新です。



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