写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

小さな春 姫踊子草とボケの花

2017年02月08日 | 写真日記
    [姫踊子草]

芝草に紛れて視線の端っこにチラッとピンク色が入ってきた。
少し早すぎる気がするが、「もしかして」っと思ってよく見ると春の花「姫踊り子草」がかわいい花を見せ始めていました。
この春最初に見つけた姫踊り子草ですが、また明日から雪が続きそうなので降る雪の下で名実ともに「春」になるまでどう過ごすのでしょうか。
花言葉は「愛嬌」、2月 13日の誕生花だそうです。
NHKラジオ深夜便で聴いたこの花を詠った短歌を思い出しました。

  落し物さがしに戻る道すがらヒメオドリコソウ愛らしく咲く  鳥海昭子

    [木瓜(ぼけ)の花]

『先駆者』『指導者』『平凡』『退屈』『早熟』『熱情』『魅感的な恋』『妖精の輝き』
何と多彩な花言葉を持つ花でしょうか?
たくさんの方たちのたくさんの思いを春先から咲きはじめるこの花に託しているような気がする花言葉ですね。
私はこの花を見つけてやがて来る春を見たような気がしました。

日本に農民文学を確立した作品「土」の長塚節はこの花をこう詠っています。
  
  槲(かしわ)木の枯葉ながらに立つ庭に繩もてゆひし木瓜あからみぬ  節

まだ冬の風や雪から幹を守る縄のついた木瓜の芽が赤らみ始めているようすを詠ったものと思いますが・・・。
私はちょうど冬から春に移る季節に春のさきがけのような姿の花に自分の思いを重ねた歌として読みました。

今日は春のさきがけのように咲いていた小さな花の写真二枚をアップしてブログ[写真師の新カメラ日記]更新です。



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