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BIG FARMの農事日誌です。

聖岳と光岳(1)-南アルプスの奥深き山へ

2010-08-22 | 登山



3013㍍の前聖岳。晴れてほしいという願いが通じた

聖岳と光岳を歩いてきた。この2つの山は赤石山脈、いわゆる南アルプスの南部に位置する。これで南アルプスの高峰はすべて踏むことができた。この山域に最初に足を踏み入れてから何十年になるのだろう。最初は北部の仙丈ケ岳と甲斐駒ケ岳だった。それからひとつひとつ南部へと高峰を歩いてきた。残ったのは聖岳と光岳だった。ずっと気になっていた。しかしどうしても登らねばという気持ちはなかった。それからだいぶ年を経た。年をとるにつれて、同じ南アルプスでもむしろ地味な深南部の池口岳や大無間山のほうに関心を持つようになっていた。

この夏山はかみさんのほうが活発だった。東北の山、北アルプスと歩いてきた。その勢い?でこんどは聖岳と光岳へ行きたいという。元気だなあと思いながら、私にとってもいい機会だった。やはり意識下でいつかは歩きたいという気持ちがあったのだろう。それならと久しぶりに2人で歩いてきた。

問題はアクセスだった。この2つの山へのルートは長野県の便ケ島ルートと、静岡県の椹島ルートがある。どちらも登山口までのアクセスが長い。どちらも1日かかる。マイカーを利用して前者のルートを取ることにした。

アクセスの次に気になるのが天気だ。予報では予定した日程すべてに晴れマークが並んだ。当然のこと「連日晴天に恵まれた稜線歩き」に思いを馳せたのだが、実際の山中の天気はちがった。どうなるもんかと気をもんだが、そこそこ満足できる天気で推移してくれた。胸をなでおろした。

ルートは便ケ島をベースにして聖岳から光岳を経て便ケ島に戻るラウンドコースとした。1日目が便ケ島~聖平小屋、2日目は聖平小屋~聖岳~上河内岳~茶臼小屋とした。3日目は光小屋に泊まるか、それとも泊まらないで一気に便ケ島へ下山するか迷った。途中の易老岳に思いのほか早く着いたので、光岳をピストンして一気に下山することにした。がむしゃらに歩いた。意志を実行できる余力があった。「まだまだこれだけの頑張りができるんだな」と自信を持たせてくれた。

この2つの山はやはり奥深い。そんな山に、「行こう」とする意欲があれば行けるんだという当たり前のことを、前回の平ケ岳に続いて実感している。


期日 2010年8月17日(火)~8月21日(土) 4泊5日テント泊&小屋泊
メンバー かみさんと2人
日程
 8月17日(火)晴れ
我孫子市・自宅8:30=柏IC(常磐道)=首都高速=中央道(談合坂SA、諏訪SAで休憩)=飯田IC=易老渡=15:20便ケ島・聖光小屋(テント泊)
 8月18日(水)晴れのち曇り夕立ち
聖光小屋6:10-6:40西沢渡-6:55廃屋-7:35「1400㍍」-9:24「2000㍍」-10:15「2200㍍」-11:00薊畑12:45-13:05聖平小屋(小屋泊)
 8月19日(木)晴れのち曇り夕立ち
聖平小屋5:10-5:20薊畑-6:05小聖岳-6:25水場-7:05聖岳7:15-7:25奥聖岳7:30-7:40聖岳7:55-8:19水場-8:35小聖岳-9:10薊畑-9:30聖平小屋10:00-11:36南岳-12:26上河内岳-12:59竹内門-13:15草原・亀甲状土-13:40茶臼小屋分岐-13:55茶臼小屋(小屋泊) 
 8月20日(金)曇り時々晴れ
茶臼小屋5:35-6:05茶臼岳6:10-6:24仁田池-6:42希望峰-7:59易老岳-9:43静高平・水場-9:51イザルヶ岳分岐-10:00光小屋-10:20光岳-10:30光石-11:07光小屋11:25-13:09易老岳13:15-14:56面平-16:10易老渡-16:45便ケ島・聖光小屋(テント泊)
 8月21日(土)晴れ
聖光小屋=和田宿・かぐらの湯=飯田IC=中央道(諏訪SAで休憩)=首都高速=常磐道=柏IC=我孫子市・自宅
  


聖岳と光岳へのアクセス 

 
登山口となる便ケ島へはどう行くのか。簡単に言えば下記の通りなのだが、ここまできちんとわかるには道路マップとにらめっこして検討しなければならない。

中央高速・飯田ICを出て、右折(塩尻・飯田市街・天竜峡)して153号線=251号線または83号線=矢筈トンネル=152号線の上島トンネル手前を右折してトンネルの上部を登る道に入る=便ケ島・聖光小屋
 
ポイントは矢筈トンネルを抜けて152号線に出ること。次のポイントは152号線から便ケ島への分岐点に注意すること。分岐は「上島トンネル」の手前で、そこを右折する。

152号線を少し走ると上村小中学校が左手に見えてくる。ここから最初のトンネルが「上島トンネル」になる。「おっ、トンネルだ」。「あれが上島トンネル」か。




このトンネルの手前を右折する。右を見ると案内板がある。「南アルプス登山口 ・聖岳・易老岳」。ここだ、間違いない。口に出しながら確認している。トンネルに並行して右手に屋根つきの道がある。そこに入ると便ケ島までは道なりに進めばいい。

ただし道幅が狭いから対向車があるとやっかいだ。一部舗装なしの悪路もあるから運転は慎重にならざるを得ない。上島トンネルの分岐から1時間ほどで、光岳の登山口の易老渡。駐車場があり、水場もある。そこを過ぎるとじきに便ケ島の聖光小屋に着く。


8月17日(火)晴れ
我孫子市・自宅8:30=柏IC(常磐道)=首都高速=中央道(談合坂SA、諏訪SAで休憩)=飯田IC=易老渡=15:20便ケ島・聖光小屋(テント泊)

きょうの目的地である聖光小屋は道のどん詰まりにあった。そこが聖岳への登山口になる。やっと着いたなといった感じである。やはりここまで遠かった。聖光小屋はその左手にあり、テント場や炊事場は右手にある。

車は聖岳の登山口に行きつく。ここが終点だ。



登山口を左に行くと聖光小屋があり、ここでテント場利用の500円を払う。


聖光小屋前の駐車場。


車中泊をする人やテントを張る人は登山口の右手にある駐車場を利用する。そこにはトイレ、炊事場、休憩室がある。いずれも立派で清潔だ。ビールなどの自動販売機まである。想像していたよりかなりすばらしい施設なので内心驚いている。写真左が炊事場、同右が休憩室。


テントは休憩室の中に張っていいという。かなり大きな建物で椅子とテーブルがあり、そのスペースにテントを張る。屋根つきだから雨でも安心だ。さっそく夕飯を作って食べる。夜になって5台ほどの車中泊組とテント組がやってきた。暗くなっても車がやってくる。というのはあの暗い道をやってくるなんて怖いもの知らずだなと思っているから感心してしまう。あすは登山開始。早々に横になる。


→続く。次回(8月18日)は、便ケ島からり聖平小屋へ 


(1)南アルプスの奥深き山へ        (2)便ケ島から聖平小屋へ 
(3)聖岳から上河内岳を経て茶臼小屋へ (4)茶臼岳から光岳を経て易老渡へ


 

   

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