こころの羅針盤

私の人生に待ちうける「意識」の大海原・・・心と身体と魂と、日々の感情生活を語ります。

壮大にして、シンプルな物語

2013年03月13日 | 未整理
本を読み出す動機には、自分の中から湧いてくる必然によって本を手に取る場合と、
周囲の影響を受けて、おもしろそうと話題の本を読み出す場合の二通りありますが、
「五万年前-このとき人類の壮大な旅が始まった」という本は、私にとって典型的な後者の本でした。

最近になって思い立って、再読すべく本棚から取り出してきました。
今度は内なる要求にしたがっての読書ですが、
人類が生き延びてきた壮大な物語を読むことで、心の安定を得ているのです。

五万年前、アフリカを出発した150人が現生人類の祖先にあたり、
そこから世界に散らばって、今、私もこうしてここにいるわけですが、
現代は思考と感情と行動の回路が複雑になりすぎたゆえに、悩みが増えた。
そう思われる頭を休息させるのに、この物語はちょうどよいみたいです。

生き延びるというシンプルなコトが、どうしてこうもややこしくなるのかな、、?
あれを思い、これを思い。祖先が生き延びてきた物語に触れながら、
ちょっと離れた場所から世界を眺めてみる、その感覚にほっとしているようです。
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