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長尾たかしの・・・未来へのメッセージ

令和7年1月9日から再開した自民党元衆議院議員長尾たかしのブログ。3年半お休みしておりました。

日露首脳会談・・・「南海より極地の果てへ広がりぬ我等が国」

2005-11-22 09:28:09 | 外交一般
日露首脳会談、北方領土打開へ協議 共同声明は見送り。やっぱり「金よこせっ」なのだろうか。

1993年の東京宣言には、
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双方は、この問題を歴史的・法的事実に立脚し、両国の間で合意の上作成された諸文書及び法と正義の原則を基礎として解決することにより平和条約を早期に締結するよう交渉を継続し、もって両国間の関係を完全に正常化すべきことに合意する。
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と記されてある。ならば、そのとおりに物事を進めていこう。

歴史的に北方領土は我国固有の領土であり、1855年の日露通商条約で、日露の国境は従来の歴史的経緯を踏まえて、択捉島とウルップ島との間に正式に設定された。返還の対象は、歯舞諸島・色丹のみではない。しかし、ロシアは東京宣言を無視し、1956年の日ソ共同宣言は二島返還論を裏付ける宣言のように歪めつつ情報工作をしている。日本政府は火事場泥棒的侵略行為に怯む必要はない。

さて、プーチンが何を考えているのか。これを象徴するのがロシア国歌である。なお、歌詞は彼自身によるものである。

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南海より極地の果てへ
広がりぬ 我等が国
唯一の国 無二の存在
神が愛でし 我が祖国
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むむっ、「南海より極地の果てへ 広がりぬ 我等が国」とは。ロシアに南海はあったかなぁ。確かめてみましょう。チョッと無理がありませんかねぇ。相変わらず南下政策の国家という事でありましょうか。

あなどるなかれっ。
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社説貼り付け (読売)
2005-11-22 16:03:00
小泉首相とプーチン大統領による日露首脳会談は、領土問題をめぐる双方の主張の隔たりが大きく、過去の合意文書の有効性を口頭で確認しただけに終わった。



 領土問題で進展が見込めないことは、予想されたことではあった。大統領が9月に「4島はロシアの主権下にある。このことは国際法によって確立されている」と発言していたからだ。



 「国際法」とは、米英両国がソ連の対日参戦を促す代わりに「千島列島を引き渡す」ことを密約した1945年のヤルタ協定を指すのだろう。



 日本が署名していないヤルタ協定に法的拘束力はない。ソ連は日ソ中立条約を一方的に破って対日参戦し、ロシアは今も4島を不法占拠している。



 ロシアが領土問題で強硬な理由の一つは、大統領の政治基盤が安定し、経済が好調であることだ。



 原油価格の高騰は、世界第2の産油国ロシアに年率7%の高成長をもたらした。領土問題で譲歩してまで日本の経済協力を引き出す必要性は薄れている。



 政治や経済の安定は、ロシアが「大国」としての自信を取り戻すことにもつながっている。日本同様にロシアと領土問題を抱えるエストニア、ラトビアなどにも非妥協的な態度を貫いている。



 中国と蜜月(みつげつ)期にあることも大きく影響している。ロシアにとって中国は資源や武器の大口需要先だ。経済的な相互依存関係はかつてなく深まっている。



 超大国・米国に対抗する世界戦略でも合致する。中露主導の上海協力機構の呼びかけでウズベキスタンが米軍の年内撤去を決めたのも、中露の“裏庭”の中央アジアから米軍を排除するためだ。



 中国との関係を深めるロシアが、米国と同盟関係にある日本との関係改善の優先度を低く置くのは当然だろう。そのような状況の下で日本側が領土問題で焦って動けば、むしろ国益を害する。



 「時の利」がない今、日露関係を無理に動かす必要はあるまい。



 中露の接近に対し、米国は、ライス国務長官が10月に中央アジアを訪れ、キルギスの米軍基地を存続することに成功した。中露が接近を図るインドとの関係も強化している。



 日本も、米中露のパワーゲームをにらみつつ、中央アジアやインドなどとの関係強化を図るなど、戦略的な外交を図るべきだ。北方領土交渉もその戦略の一環として練り直し、進展の糸口を見いだしていくべきだろう。



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Unknown (櫻井)
2005-11-22 16:10:22
北方領土は、日本がポツダム宣言を受け入れて降伏したあと、8月28日から9月5日にかけて、ソ連が奪った。現在も、北方四島がロシアの領土であると規定する国際法上の根拠はどこにもない。北方領土のロシア領有の違法性と、ポツダム宣言九項に違反してシベリアに60万余の日本兵を強制抑留し、6万余人を死亡させたことを併せて、日本の対露交渉の原点とするのが真っ当な外交というものである。にもかかわらず、日本側は橋本外交に見られたように、害あって益のない妥協外交を続けてきた。



日露関係での失敗は今に始まるものではない。かつて私たちの国は、樺太・千島交換条約で煮え湯を飲まされている。その記憶を、今、思い出すべきではないか。



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未だに・・・・・ (顕家)
2005-11-23 00:43:45
「南海より極地の果てへ 広がりぬ 我等が国」、か・・・・・・・・・。



未だにロシアは祖国日本の仮想敵国ですね。

「ウラジオストック」も”東方の征服”というらしいですし。



なんにせよ、ソ連が崩壊したとはいえ、未だに脅威ですね。
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