バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

最高!鬼平ブルースバンド!参りました。

2013-04-30 | ライヴ報告

日曜日は楽しみにしていた『九州×東京Blues Summit in三鷹』でした。元サンハウスのグレイトドラマー鬼平さんにロッカーズ~アクシデンツ~ルースターズ~シーナ&ロケッツ等々で活躍、めんたいロックの生き字引的なベーシスト穴井仁吉さん、九州ナンバーワンロックンロールピアニストと言われる石井啓介さん、ロックなシンガーソングライター龍之介くん、そして今回の仕掛人、音楽ライターでバンドマンで真っ当な社会人でもあるというマルチ音楽家山本慎也くんによる鬼平ブルースバンド!の登場とあって早々と予約が沢山。
バイユーはこのような体制でお客様を待つこととなったのでした。

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さて開演。トップはシャウトする女性ボーカルを中心にブルース、ソウル等々幅広くブラックミュージックを聴かせてくれたSachiko Black。

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モダンでファンキー!お客様ウケも上々。しっかりと盛り上げてくれました。

2番手は九州ブルース界の大統領(笑)コージー大内。初めて自分を聴くお客様が多い事を意識してか短い時間にコージー大内ワールドをベスト盤的に聴かせるステージ。最初、意気込み過ぎか?とも思ったけど、貫禄が生み出す余裕がいい具合にバランスを取り、彼の世界はとても良く伝わったと思います。

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最後を『トンカツの歌(ステージ上からこのタイトルにしてしまおうかね、と)』『オヤジ・プリーズ・ドント・ゴー』で締めたのは明らかに自信の現れ?お客さんも大声援!やっぱり素晴らしかったです。

そして最後は鬼平ブルースバンド!流石の演奏。余計な言葉はいらない、心からカッコ良かった。サイコーでした。

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龍之介くん山本くんの「若手」フロントマン2人も勿論素晴らしかったけど、彼らがギターを弾き歌う姿を見て思ったのは「やるなー!」や「かっこいいなー」「気合い入ってるなー」じゃなくて…
「気持ち良さそうやな~!!!」でした。
やっぱりグレイトなロックンロールリズムに耳が釘付けだったのでした。とにかく強力なビート。特に鬼平さんの、曲に入る時や展開の変わる時の節目に叩かれるスネアの音の強烈なこと!わかっていても「うわっ!」て感じ。なんであんな音がするのだ!?鋭く強いサウンドが突き刺さってくる。そのうえ切り込んで来たあとにはニュアンス豊かでふくよかなビートが続くから堪りません。バイユーに置いてあるKザマさんのとっておきのスネアを叩いてもらったかいがありました。このソナーのセット、こんな音がするもんなんだ~と改めて感激しました。そしてそこに絡む穴井さんのベース!音量が大きいわけでも、固い音というわけでもないのに輪郭のはっきりしたビート。押し付けがましくなく「うねる」感じがロックンロールプレイヤーの弾くブルースの理想型のような素晴らしさ。

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更に石井さんのピアノが歌い絡み付く上で奏でられる龍之介くんと山本くんのブルース!こんな音に包まれて演って悪いわけがない!!本当に素敵でした。2人のギターのカッティングが鬼平さんのドラムに煽られ?少しずつシンプルになってくるように感じられ、するとますますグルーヴィに…。ボ・ディドリー・ビートをあんな風に叩くなんて思わず頬が緩んでしまいました~。
アンコールではコージー大内を加えたスペシャルセット。コージーの日田弁ブルースを豪華なバンドサウンドで聴くという貴重な時間となったのでした。

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終演後もいろいろな話が聞けて楽しかった~

鬼平さんとお話できたのも楽しかったですが、この夜の終演後ハイライトはカウンターにやってきた穴井さんがバイユー従業員マンデス京子に語った。「(ロック)ベースはダウンピッキング」との衝撃的発言でした。「基本ダウンだけ」。たった今、指弾きであれだけグルーヴィなプレイをしたベーシストに言われると言葉の重みが違います。パンキーなロックンロールはコレでいいのだ~
それまで遠慮がちで会話に加わっていなかったマンデス京子の「どうだ聞いたか!まいったか~!」という様な勝ち誇った顔に一同目をそらすしかありませんでした。
「昨年末笑ったヤツらも聞いとけ」という彼女の心の声が聴こえたので当ブログでも紹介することにした次第です。
「ダウンピッカー(穴井さん談)。」間違っちゃぁいないのです。

帰り際にも「ダウンピッカーに出会えて良かったよ」とのお言葉を残してくださったのでした。
鬼平さんにも「楽しかったよ、また」と言われて非常に感激しました!

ご来場のお客様方、入りきれず外で聞いていた方々。そして鬼平さん、石井さん、穴井さん、龍之介くんにコージー!SachikoBlackの皆さんありがとうございました。
最後にこんな素晴らしいLIVEを企画してくれた山本くんに大きな感謝を贈ります。お疲れさま。

特別掲載写真!は穴井さん撮影の鬼平さん。こんな写真我々じゃぁ撮れません。

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では今夜火曜日のバイユーでお会いしましょう♪

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ハチャトゥリアン楽団!ニューオーリンズの香りをみんな楽しんでました♪

2013-04-29 | ライヴ報告

土曜の夜はもうすっかりお馴染みのニューオーリンズジャズ『ハチャトゥリアン楽団』LIVE。
フロントの2人がつい1週間前にニューオーリンズ武者修行(古い言葉だ!)から帰国したばかりということで「土産話」も含め、いつも以上にニューオーリンズの香り濃い夜となりました。

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カーミット・ラフィンズのバンドに帯同?してゲストメンバーとして演奏していたのをyoutubeで観ていたので(すごい時代です)匂い!しましたよ♪

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個人的には葬送のゴスペル曲をニューオーリンズブラスバンドスタイルでじっくり聴かせてくれたのがなんとも沁みました。ダーティダズンの大傑作『Funeral for a Friend』をリリース時に初めて聴いた時の驚きを思い出しつつ、じっくりと聴かせていただきました。

じっくり聴かせたあとは心浮き立つニューオーリンズサウンド!今回も扉を開け放して開放的に演ってもらっていい感じ。

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お客さんたちみんな楽しそうでした。ご近所の別のバーで出会ったNさんが聴きに来てくれたのも嬉しかったし、心地よいLIVEでした。次回もお楽しみに!

終演後も賑わったバイユー。遠方から久しぶりのKさんありがとう~嬉しかったです。
そして結局遅くまで一緒に飲んでしまったYさん楽しかったです!
春の夜長、とても楽しい夜でした。

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久しぶり~!

2013-04-27 | ある日の出来事

昨夜遅くの事、バイユー元従業員娘・Kサハラが久しぶりに来店。お馴染みの方々の多くがもう帰られてしまった時間でしたが、居合わせた方々と楽しい時間を過ごしました。で、珍しく帰りに記念撮影なんぞを。

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今年、バラエティ番組制作から念願のドラマ制作に移動した彼女。初めて関わったドラマ『空飛ぶ広報室(TBS)』で頑張っているとのこと。激務とはきいていたけど、なかなか元気そうで良かった。

…しかし、また背が伸びたんじゃないのか??いや、流石にそんなことあったらおかしいか。。。(笑)
ありがとう!また寄ってくれ~。

そして今夜はウワサのニューオーリンズジャズ楽団『ハチャトゥリアン楽団』LIVEです。8時開演、お値段お得な1000円。お時間のある方は是非!

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昨夜は賑やか。

2013-04-26 | ある日の出来事

昨夜木曜日は、激ヒマな前日とうってかわって忙し~い夜でした。
職場宴会二次会の団体様(19名?)が更なるお客様の呼び水?となって下さったのかもしれません。
「I社」の皆様に感謝ですね。
久しぶりにノーズウォーターズのヘンザンやお笑い芸人ルンルン金城もご来店。ルンルンは本当~に久しぶり!7年前以来バイユーで預かっていたネタ帳を返せたのも良かった(笑)楽しい夜でした。

ひとり片付けてたらいつしか3時半!電車で来ていて帰りの足がないので近所の朝8時まで飲み屋へ。すると『たくらんけ』の殿さん達にバッタリ!『浜魚』浜くんも居合わせて近隣飲食店サミットとなったのでした。長い一日でした。

本日金曜日はK子嬢と2人体制、忙しいといいなー。

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写真は満員で店内に(本当に)入れなかった元祖三鷹のローカルスターバンド『古道具』の面々が楽しそうに廊下カウンターで飲んでいるところです。
手前からビリー、ジャック、ヘルマンヘッソ(ターニャ)、ボブ。
このカウンター作っておいて良かった!!
意外に居心地が良いのか?彼ら、入れるようになってからもしばらく廊下で飲んでました♪

さて明日土曜日は毎回好評のニューオーリンズジャズ楽団『ハチャトゥリアン楽団』LIVEです。中心人物2人が先週までニューオーリンズ武者修行中だったという彼ら(youtubeにカーミット・ラフィンズのバンドで演奏する姿が!)彼の地の香りをプンプンさせてのLIVEとなります。お値段お手軽1000円!お時間のある方は是非。

なにより、今夜もよろしくお願いいたします。

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SAX GORDON久々の新作!バカっぽいけどなんとも良いのだ。

2013-04-25 | 音楽

Saxgordonshowtime

このジャケと芸名で手に取るに決まってます!
サックス・ゴードン久しぶりの新譜『SHOWTIME!』が少し前に到着してます。
デューク・ロビラードバンドで活躍していたことでも知られるSAX GORDONことGordon Beadleはジャンプスタイルのブルースやキング・カーティスをはじめとするソウルスタイルのホンカー(主にテナーサックスをブリブリ吹く人)で、このテの音楽が好きな人なら思わずクスリと笑いつつカッチョイイ!音楽を演ることで(ほんの一部で)知られています。
古今東西、古くからホンカーはお客を喜ばしてナンボという部分あったようで、ビッグジェイ・マクニーリーなんかも過剰なまでのサ-ビス精神とバカバカさ漂うノリの良さが印象的であります。そんな古き良きホンカー文化を現代に引き継ぐ(と意気込んでいるハズの)サックス・ゴードンもその系譜に位置し、これまでの作品も一貫してなんだかバカバカしくもカッチョイイ!ものです。
今回もイケてます。バカっぽいけどカッコイイ。いやかなりカッコイイです!とても気に入ってます。冒頭からショーのオープニングテーマの様なアッパーチューンが1曲間に挟んで連続で飛び出してくるのには思わず苦笑。やるな!
泥クサムーディなものから渋いブルースまでどれも軽妙でありつつも聴き応え十分。「こういうの好き」な方には心より推薦いたします。
蛇足ながら、CDを外したところにある写真もバカっぽいです(笑)

あと、今作にはマット・マーフィが参加しています!!脳梗塞で倒れて復帰できるのか?と心配されていましたが…バリバリ!!という感じでこそないものの彼らしいギターを聴かせてくれていて安堵しました。

思えば、かなり昔のこと。僕がニューオーリンズでゲイトマウス・ブラウンのビッグバンドリハーサルを見学させて貰うという幸運に恵まれた時。「出て行け」などと言われないように静かに身を小さくして見学していると、同じく見学にきていたサックス・ゴードン(当時はニューオーリンズに住んでいた)はガサガサとハンバーガーなどを食べながらリラックスして振る舞っていました。あげくは真ん中へ歩み出ておもむろにカメラを取り出してリハーサル風景を撮影する始末。オマエも部外者だろ!と思いつつ「タダモノではない」と思ったものです。
1965年デトロイト生まれ。「なんだ俺よりいっこ年上だったんだ~(年下だと思ってた)」のサックス・ゴードン、更なる活躍を期待します。

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祝!『はいからさん』ファースアルバム遂に発売!!

2013-04-24 | 音楽

バイユー近辺の方なら大抵の方が知ってる(と思われる)R&B風味のロックンロールバンドはいからさんがこの度、活動開始7年目にして遂にファーストアルバム
Oh Yeah, All Right
をリリースします!おめでとう!!

Ohyeah

バイユー従業員でもある近田崇仁が熱く地道に、困難な時も踏んばってドライヴさせてきたバンドの新たな船出となる発売日は明後日4月26日です。
ワタクシがボス特権?で早々とブツを入手したためバイユーでは既にヘヴイローテーション中のこのアルバム、イキのいい素敵な出来映えです。
彼らはこれまでに自主制作のCD-R作品を5枚?発売しどれも大好評でしたが、今回はそれらに収録されたLIVE定番曲を含めたベスト盤的作品ではなく、近年の楽曲で勝負をかけたのがなんとも潔い感じです。バイユーのカウンター受けも上々!その後、店頭やアマゾン等ネットで予約する人も多数。とにかく多くの方に聴いて、買って頂きたいと熱烈に応援いたします。アルバム特設ページ 

思えば、近田がバイユーに来た時は『はいからさん』は活動を開始したばかりでした。その後、バンドの活動が停滞した時期にはバンドの看板を背負って弾き語りLIVEの本数を増やし、ギター1本抱え関西にも頻繁に歌いに出かけていました。そして紆余曲折の末、現在の強力なアンサンブルを手に入れこの作品に至ったというわけです。音色豊かに歌うドラムスは本当に魅力的!ポール好きが強力に伝わってくるベースプレいは歌心満点。それらに煽られたかのごとく成長著しい近田のギタープレイ。カッテイングのニュアンスなんかほんと大したモノです。バイユー忘年会で一緒にバンドを「やらせてる」のが恐れ多くなってしまうような手触り、ドライヴ感です。このトリオになってからの充実度は2年前から感じていましたが、決定的になったのは今年1月のプラネットKでの『バイユー7周年LIVE』での演奏を観た時でした。素晴らしいパフォーマンス!演奏の素晴らしさもさることながら、前方に詰めかけた吾妻光良トリオ目当てのお客様方にあれほどウケるとは…。演奏終了後のどよめきは嬉しい驚きでした。

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『Oh Yeah,All Right』TMT-0004 定価:1800円(税込)tomato records

新進気鋭のトマトレコード!アルバート・キングを想わせるなんともいい感じです(デザインは違うけど)。
バンド共々営業も頑張っているようでタワーレコードをはじめ各所で「はいからさんのポスターを見た!」との声が伝わってきます。
もちろんバイユーでも買えるようになりますが
「…やっぱり、タワレコやユニオン、アマゾンなんかで売れた方が “売れてる感” ありますかね?」(近田談)とのことです。

数々のメディアにも取り上げられていますが、個人的にはBillboardJAPANの音楽ニュースサイトでの取り上げられ方に目がイキました。「中央線のウルフルズ…」ってのはどうかと思うけど(決定的に演奏力表現力が違うよなぁ…でも指向は遠くはないということか?)注目はその下の関連記事。「ストーンズハイドパーク公演発表」ですよ。やるな近田!

発売記念LIVEは5月3日。
「Oh Yeah,All Right」発売記念ワンマン
5月3日(金)下北沢440

open19:00/start19:30前売2000円/当日2500円
(CD「Oh Yeah,All Right」を事前に購入してお持ちいただくと500off!)※来場者特典ありだそうです。

LIVEでは今回のアルバムにこれまでの代表曲が加わるのだから体力十分!楽しめること保証付きです。勿論僕も行きます!会場でお会いしましょう!!

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雨の土曜日LIVEのち通常営業。

2013-04-21 | ある日の出来事

昨夜は冷たい雨の土曜日。あまりに極端な気温変化にはカラダがついていきません。
そんな寒~い土曜の夕方のバイユーに沖縄出身のシンガー二人がやってきました。
ヒルギ

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津田耕作(ティダパナ)

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ふたりとも気持ちの入った演奏を聴かせてくれました。僕もじっくり聴かせて貰いました。
若手!というのも少々無理があり(ブルース界ではないですから)、クオリティ的にもかなり高いレベルにあるふたり(それなりの評価も受けてきている)。でも、更にまだまだ伸びしろを感じさせられました。音楽的にも言葉の深さ的にも「まだまだもっとできる、いける」はずです。シンプルでもあっと驚くような歌世界を見せてくれるとなお嬉しい、と思ったりした次第です。と、ちょっとエラソーな感想を書いてみました。期待ゆえです。
行け~!
終演後、軽く打ち上げしていた彼らが次の(深夜)用事に向け思ったより早めに帰ってしまったので、一気に片付けて通常営業に復帰。雨の週末の深夜ではありましたがポツポツと皆さんご来店。
三鷹の名店カフェ『yomo』のSさんからひと足もふた足も早い柏餅をお裾分け頂いたり、雨の中大きな楽器を担いでLIVE帰りのMさんがお立ち寄り下さったりとなんだか別の一日のような気持ちになったものでした。

長い廊下ゆえ、トビラを2枚開けても店内の様子が見えないバイユー。にもかかわらず来店してくださった若い二人がゆっくり楽しんでいってくれたのも嬉しかったです。「え~まだ店じゃないの?やめようよ~」と言わなかった女性に心から感謝。

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本日はLIVE営業。ヒルギ登場です。

2013-04-20 | イヴェント案内

本日4月20日土曜日はLIVE営業。沖縄出身の女性シンガーソングライター『HIRUGI.co/ヒルギ』がガツンと歌ってくれます。共演はこれまた沖縄出身のシンガーソングライター津田耕作。
★沖縄出身のシンガーソングライター『ヒルギ』の自主企画。2003年、デヴューを果たし注目されるも…難病に倒れ長いブランクを作った彼女。再び活動の拠点を東京に移し、肚の座った地道な活動を展開中。
開場 19:30 開演 20:00 料金 1500円(+要1drinkオーダー)です。

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続・佐野vs井上戦に思う。

2013-04-18 | ボクシング

先日のボクシングLフライ級10回戦『佐野友樹vs井上尚弥』戦、井上選手が大物の片鱗を見せてくれました。正直、凄いと思った。確かに才能を感じました。
そして、戦前の予想以上に実力差があったにもかかわらず敗北を拒否して戦い続けた佐野選手も最後まで雑にならず丁寧に「ボクシング」を続け素晴らしかったです。相手の左を嫌というほど打ち込まれ簡単には右が出せない状況になりつつも、最後の瞬間までその右手はカウンターを窺っていました。実際に井上選手にダメージはまったく与えられなかったものの「試合を投げない選手に食い下がられる」という貴重な経験を彼に与えました。また井上選手は将来自分が強大な敵と戦い、逆の立場になった時のことも学んだのではないでしょうか。でもとにかく凄い若者です。右を負傷して左1本であれほどのボクシングをするとは…。試合前にも書きましたが、価値あるマッチメイクだったと思います。
そして改めて感じたのがテレビの功罪。地上波ゴールデンタイムというのは本当に凄い。敗れた佐野選手の姿への共感、反応の大きさには驚かされるばかりです。佐野選手、確かに素晴らしかったし、男を見せたと思います。でもプロボクシングの世界には他にも多くのドラマがあります。人の目に触れないだけ。ノンタイトルの前座試合でも背景や選手を良く知っていればとても冷静ではいられないような試合が多々有ります。
せめて大きな舞台での試合くらいは多くの人の目に触れて欲しいものです。先日の三浦選手の世界王座奪取やツニャカオ選手の挑戦なんて地上波ゴールデンで放送されていたら大きな反響を巻き起こした事でしょう。
そんなことを良く知っている佐野選手は完敗した試合での賞賛に少し戸惑っているかもしれません。
でも、近年はボクシングという素晴らしい競技を「あんなものなの?」と思わせるような輩がテレビ中継界ではのさばり、高い知名度を誇るという現状が続いていただけに。わかり易い強さだけではない、ボクシングの深淵をテレビを通して見せてくれた誇り高きボクサーに心から感謝したいと思います。
これが功罪の功。罪についてはネガティヴなことを言っても仕方ないので今回はやめておこうと思います。

最後に金メダリスト村田選手の公開プロテスト、これまた凄いものでした。流石としか言いようがない。前日本チャンピオンの佐々木選手はなす術がありませんでした。村田選手、本当にプロでやるんですね~。
このスパーリングについて、石田順裕選手がブログで「まぁ、金メダリスト相手に3ラウンドじゃあ どないしようもないでしょう。」と書いていて「深いなぁ~」と思いました。
そう。そんな世界で村田選手、そして井上選手もこれからトップレベルでやってゆくのですね。

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佐野vs井上戦に思う。

2013-04-16 | ボクシング

今夜はフジテレビでゴールデンタイムにボクシングの生中継がある。それも2時間。
世界タイトルマッチではない。
史上初のアマチュア7冠を達成した「怪物」井上尚弥選手のプロ3戦目(ノンタイトル10回戦)を、新たに契約したフジテレビが大々的に売り出すべく異例の生放送で中継するとのこと。そして同じくフジテレビが獲得したロンドンオリンピック金メダリスト村田諒太選手の「プロテスト」の生中継も加えての2時間だ。
これはもうボクシング中継というよりもテレビのビッグイベントのようにさえ感じる。金メダリスト村田選手に、ボクシング協会会長大橋秀行氏率いる大橋ジム所属の井上選手、これをプロデュースするフジテレビ。ある意味完璧だ。

井上選手が今後どこまで伸びるかわからないが、確かに凄い才能だと思う。村田選手のミドル級金メダルはもちろん超破格の肩書きだ。だからこそフジテレビよ、TBSのようになりませんように。近いニオイを感じている人も少なからず居るようだからこそ、そう願う。

でもそんな心配には及ばないのかもしれない。

井上選手の今夜の対戦相手は日本ライトフライ級1位・佐野友樹選手、名古屋の松田ジムのベテラン選手だ。日本タイトル挑戦経験もある24戦目の31歳。プロの世界で12のKO勝ちも収めている(17勝)。
実力では井上選手が相当に上であると見られているが、「世界だ世界だ」という前によくぞこういう試合を組んだ!というべき中身の濃いマッチメイクだと思う。
とてもかなわないとみられてはいるが、佐野選手はいわゆる叩き上げの国内トップボクサーだ。「なんとなく呼んでこられた」簡単に負けても自身のキャリアや心になんの痛手も負わないボクサーとは明確に違う。数は少なくとも彼には熱心に応援してくれる者たちがいるし、ジムメイトや対戦相手がこの試合を熱い想いで観ている。
「これだけ注目されるのは最初で最後。好きなボクシングで強い選手と戦い抜きたい」と語っているように彼にとってはキャリアの頂点に挑む気持ちで闘うことになる。
ボクシングは高度な技術に裏打ちされた打撃戦だ。ただそこにはメンタル、気持ちの入り込む余地が十分過ぎるほどにある。これまでも後の世界チャンピオンや期待のスーパールーキーがキャリア初期に無名選手に食い下がられる姿や、自分のハイレベルな技術を殺される展開を何度も見て来た。時にその無名選手に敗れることも珍しくなかった。もちろん敗れたことによって落ちていった選手もいるが、世界トップレベルとはほど遠い世界で苦しんだ経験が高度な技術を持つボクシングに筋金をいれることになり、後に名選手となった例はあまりに多い。
巨大なモチベーションを持って戦う選手はたとえ敗色濃厚になっても決して諦めないし、相手の足にしがみついてでもダウンを拒否しようとしたりする。そんな選手と直接相見える事によってこそボクサーとしての筋金が入り、風格ができると僕は信じます。事実佐野選手のブログには「大手のジムはたいした事無い選手に勝ってもすぐにランカーになったりしますが不思議に思ってます気分的にやっつけて欲しいです」
「地方の全国のジム生は皆、佐野選手を応援してます最後の試合と思い、佐野選手の持ってる力、全部出しきって下さい」という友人ではない同業者からの書込みも見られる。
こんな書き方じゃすっかり敵役の井上選手だけど、これぞ「怪物」という本物のボクシングを見せて欲しい。そして佐野選手はテレビやマスコミの思惑など忘れてしまうような佇まいを見せて欲しいと思います。

佐野選手がプロの誇りを見せるのか、井上選手が無慈悲に圧勝するのか。
どんなにデコレーションを施そうとも、こういう試合のリングには「ただのボクシング」があるだけだと思います。

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ザディコキックスやっぱり楽しい!!

2013-04-15 | ライヴ報告

土曜日はやっぱりサイコ~ザディコキックス!

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楽しい時間を過ごしました。

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とにかく毎回心から楽しんでます。

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アンコールでは客席に居たロスロイのCountDこと坂口くんも登場。ザディコ~スワンプポップ好きには堪らない夜となりました。

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キックスの皆さん、そして『ジム・クエスキン・ジャグバンドやウィルコという強力な対立アクトを振り切ってお集まり頂いたお客様方に感謝です。次回もお楽しみに!!

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土曜の夜はザディコで騒ごう!

2013-04-12 | イヴェント案内

明日4月13日土曜日はお待ちかねの(特に僕がお待ちかねの)ザデイコキックスLIVEです!
★バイユーの音楽といえばルイジアナのダンスミュージック、ザディコ!店主が大好きなザディコキックスが春のバイユーゲイトにやって来ます。南西ルイジア ナの伝統に東京バーライヴシーンの香りが色濃くブレンドされたキックス印のザディコはまさに我々のザディコ!アコーディオンの音色にココロ弾みます。前知 識一切必要なし、楽しめます。開場19:00 開演20:00 料金 1500円(+要1drinkオーダー)です。

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お時間のある方もあんまりないという方も是非是非バイユーでザデイコ!武蔵野ルイジアナサタディナイトを愉しみにいらして下さい。
この日は昼間は横浜でジャグバンドフェスもあります。バンド側からは「その帰りに是非!間に合います」とのコメントが出されております。
確かに!一度家を出てしまってるんだから三鷹に寄って帰るのも比較的簡単なのです♪
お待ちしています!

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ボクシングってやっぱり凄い、という3試合でした。

2013-04-10 | ボクシング

一昨日のボクシング、3試合共これぞホンモノって試合でした。
多くの方の目に触れない状況がなんとも歯がゆい。

三浦選手のKO奪取なんて単独興行&地上波生放送だったら大変な反響だったことでしょう。ひと昔前だったなら一躍時の人状態になっていたはず。
八重樫vs五十嵐戦だって地上波だったならば、大きな話題になっていたはずです。(この2試合は深夜というか未明?に関東ローカルの地上波で放送されました)
地上波で放送された山中vsツニャカオ戦ですら、山中選手の凄さ、ツヤカオ選手の日本での戦いについてもっと紹介を割いた上で放送していれば…反響はずっと大きかったと思われます。

もし会場でこの3試合を続けて観た人の中で「ボクシング初生観戦」という人がいたとしたならば「熱狂的ボクシング愛好家」になったこと間違いなし、そんな試合でした。

熱さと洗練、荒々しさ、恐怖。素晴らしさと残酷さに溢れていて…素直に「好き」というのがはばかられるくらいに、どうにもこうにもボクシング。

マルコム・ツニャカオにワンモアチャンス!

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山中vsツニャカオ、悩ましい組み合わせ。

2013-04-08 | ボクシング

今夜はプロボクシングの世界戦が3試合!!最近じゃ世界タイトルと名のつくものがいっぱいあってなにがなんだか…という声がきこえてきそうだけど、今夜はどれも好カードです。
?中でもメインの山中慎介vsマルコム・ツニャカオのWBCバンタム級戦は素晴らしい好カードでありつつ、熱心なボクシングファンのココロが千々に乱れる悩ましい組み合わせ。?両者を知る者のほとんどが、どちらにも負けてほしくないと思っていることでしょう。?
山中選手には更なる高み、大舞台を目指して欲しいし、異国のリングで素晴らしいファイトを繰り広げ踏ん張り続けてきたツニャカオ選手が12年振りに世界王座に返り咲く姿を見たい!?二人は友人と認め合う間柄…今更ながらなんでこんな悩ましい、もったいない試合が組まれたのかとウラメシク思う。?
ツニャカオ選手は昨日行われたらしいTBS、いやWBAバンタム級のタイトルに挑戦するべきで、そうすればボクシングファンはみんな思う存分応援できたのに!!
?でもTBSチャンピオン陣営が強豪ツニャカオ選手を挑戦者に選ぶわけがないか…。
??山中チャンピオンはこれで3試合連続元世界王者の強豪と防衛戦を行っている。その意気や良し!なのですが、できればツニャカオ選手とはやってほしくなかった~。?
でも試合としては好ファイト必至の組み合わせです。?カッコ悪い態度でお恥ずかしいのですが「どちらも頑張れ」で試合を堪能したいと思います。??
復活した八重樫選手の2階級制覇への挑戦(チャンピオンは五十嵐選手)、強打の三浦選手の2度目の挑戦(チャンピオンはディアス選手)もなかなか楽しみです。??
テレビでは変則的な中継のようでCS録画しかないのかなぁ…。
?会場で観たいなんとも豪華な興行です。
でも、今夜はバイユーでお待ちしています!

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ピストルハートvsリトルジャイアンツ!!

2013-04-08 | ライヴ報告

金曜日は久しぶりに平日LIVE営業でした。人気者(良い表現だ)リトルキヨシと竹原ピストルの対決LIVEということでバイユーは満員!熱気溢れる夜となったのでした。
初登場の竹原ピストル、ウワサ通りの熱い男でした。

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無骨でロマンチストのフォークシンガーは流石の説得力。もの凄い集中力で聴き入るお客様方の姿が印象的でした。

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そしてバイユーではすっかりお馴染みリトルキヨシ!スポーツ刈り目指して坊主頭になんたキヨシ!少し髪が伸びて部活引退した高校生みたいだったけど…やっぱりロックしてました。

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強敵を相手に普段以上に?叫び歌う姿はリトルジャイアンツ!!

音楽だけじゃなく佇まいまで熱い男たちの姿に少々あてられた僕なのでした。

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