バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

W.C.カラスはいつもイカしてる!不思議だ!

2020-11-30 | ライヴ報告

10月18日はW.C.カラスさん。タイトルにあるように、カラス清さんはなんだかわからないけどイカしてる。
問答無用感は凄いなと改めて思った。
トホホなエピソードを語っても、MCで失笑が起こっても目は毅然としている。そして歌い始めるとあの男なら誰も持ってるはずのちょっとキザ(悪い意味じゃぁないんだよ)で丸裸な歌声が響く。
なんだかわからねーけどイカしてる。
カッコイイ!よりイカしてるって感じ。古臭い言い方だけど。


思い出すのはバイユー10周年フェスの時、大きなステージに珍しくストラトを持って1人でステージに立ったスーツ姿のカラスさん。
問答無用にイカしてた。なんだかよく説明できないくらいに光ってた。
スーツの素材のせいもあるかと思うけど後光が差すような立ち姿で広い会場を飲み込んでいた。
彼にはこういう説明困難な凄みがある。
きっと富山での長い不遇時代もこの凄みは持ち続けていたんだろう(だから気付いていた人もいたのだ)。

こういう先の見えない時期に聴くと本当の意味で強い歌だなぁと思う。

『アスファルト』で始まったのにグッときて。『やがて死にゆく者たちよ』は染みたなぁ。
言葉面とは違いネガティブさはなく、気持ち悪く押し付けがましいポジティブさとも無縁だ。
ただ生の匂いが強く漂ってきて時に笑い、時に感激したり高揚したりしつつ時間が過ぎる。

下世話な言い方かもしれんけど「ゼニの取れる」ライブだなぁと思ったりしました。
俺、お金払うよなぁと。
元から持ち続けていた資質なんだろうけど、全国各地で沢山の人の目に触れてそういうプロフェッショナルな部分に磨きがかかったように感じました。
元の手触り、初期衝動を失わないままそうなっているのがなんとも素晴らしい。縁あって割に早い時期から触れることができていた自分としてはとても嬉しく思う。
今回も来てくれて嬉しかったです。

中塚詩音の真摯なライブがじんわり沁みた秋の夜。

2020-11-30 | ライヴ報告
すっかり時間が経ってしまいましたが10月10日は20代になりたてのシンガーソングライター中塚詩音のレコ発ワンマンLIVEでした。

縁あって10代からバイユーに出入りしていた詩音ちゃんもいつしか成人。
このコロナ禍の中完成したCDをお披露目するライブ開催もままならぬ日々。会って話すうちに(バイユーTシャツを買ってくれたのです!)「バイユーでレコ発をやれれば嬉しい」と。
そこからはあっという間に決まり当日が来てしまった感のある今回のライブでした。
限定数のお客さんに加え、少しずつながらも全国所々にファンを得ている彼女のレコ発ということで配信も実施しました。

上から目線に感じたら恥ずかしいけど書きます。
リハーサルでも気付いていましたが、少し見ないうちに格段にレベルアップしている。
これが「伸び盛り」の時期っていうのでしょうか。
かなり若いうちから人の目に触れる演奏活動をしてきただけあって元々しっかりした弾き語りだったんだけど、細かい技術じゃなくって全体のクオリティが上がっている。
そして音楽を届ける、聴き手の前に差し出すひとつひとつの所作というか佇まいに丁寧さが感じられ、思わず聴きいってしまいました。

なんというかギターも歌声も真摯に歌っている感が伝わり、じんわりと染みいる感じでした。

詩音ちゃんの歌はどちらかと言えばポップスの部類に入るんだと思うけど、元からの資質なのか
日々出会うミュージシャンやその音楽から受けた刺激故なのか(なかなか渋い方々に出会っています)ある種の普遍性やルーツミュージックの香りがかすかに漂う。
ソウルフルでポップな資質があるのだと思う。これから自分で見つける方向性が楽しみだ。

彼女の歌が好ましいことは知っていたし、楽しみにもしていたけど
望外に素晴らしく。嬉しい夜でした。
また聴くのが楽しみです。

おうちでバイユー集大成的配信番組無事終了&感謝。そしてまだ観られます!!

2020-11-16 | ライヴ報告


配信番組『おうちでバイユーゲイトSPwith囲碁お見知りおきをラヂオ』多くの方にご視聴いただき感謝しております。
不具合?もなかったわけではありませんが、お楽しみいただくことの邪魔になるほどではなかったと思います。「楽しかった!」のお声に大きく安堵いたしました。そして出演者たちも皆存分に楽しみました。やって良かった。
自分としては2015年の秋以来、所属するバンドBerryでほぼ毎月ライブをやってきていたのが今年は1月2月3月の3回で突如終了。
正直「これは今年はもうライブ演奏を人に聴いていただくような機会はないのではないか」と思っていました。
今回は無観客ライブでしたが、しっかりライブやってる感を味わうことができました。ありがとうございました。
企画の発起人、双六亭のニシイケさんと中原さんに感謝の気持ちでいっぱいです。そして観てくださった方々、本当にありがとうございました。投げ銭も感謝しております。
ライブ映像と収録映像を交え、そしてトーク。「楽しめる番組」になっていると思います。
未見の方におかれましては11月21日までご覧になれます。是非ご視聴いただければ幸いです。
https://www.youtube.com/watch?v=jdkUP3QkJUA


※驚きと笑いをとれた(みたいで良かった)オープニング!「おうちでバイユー第一回を思い出してグッときた」というありがたいお声も頂きました。

※大活躍の双六亭のトーク!


※まずは店主所属のBerryがナマで演奏!これが記念すべきバイユーからの初バンド生配信でした。終盤はBerryの宝物ゲストko2rock山崎心ちゃんの助けを借りてロッキン!

※演奏が終わると配信席に招かれるカタチ。Berryのバンマス瀧澤タッキー祐二。

※事前収録映像コーナーへ。ダブルドラムにサックスでダーティダズンブラスバンド!!うねってはねるビート、最高。JAGATARAでも活躍するココロック!素晴らしい。

※事前収録映像コーナー2。マニーハニー!流石の手だれ達。複雑なドラムプレイに感嘆。


※トークコーナーを挟んで双六亭の生LIVE!新曲もあり充実した内容。拙いカメラの切り替え担当は私店主。


※再び事前収録映像コーナー3。店主が憧れのドラマー、ムー中原との共演を無理やり実現の巻。長崎ボブを誘い、愛するウィルコジョンソンバンドの再現を目指したものの…。
せっかくならとリアピックアップ指弾きにとことんこだわってみたのですが困難さを身体で思い知っただけでありました。そして誰もがボブばかりを観ているという結果に。
ありがとうございました。




※事前収録映像コーナー4。いかにも楽しうそうなメンツでゴーイングトゥアゴーゴー!ということで無理言って私も混ぜてもらいました。エモーショナルレスキューもそうですがこの曲もこうして演奏する日が来たのが不思議な感じです。ありがたや。

※最後は三たび生演奏!双六亭の3人をコーラス隊として迎えてまさかのビーチボーイズ!!そして双六亭メインボーカルでまさかまさかのジャクソン5!!!

※そして振り出しに戻る〜(エンディング)


土曜日まで観られます。ぜひ観ていただければ嬉しいです。
https://www.youtube.com/watch?v=jdkUP3QkJUA

明日は店主自ら演奏で出演の『双六亭×Berry』配信番組を生放送いたします!

2020-11-06 | イヴェント案内
明日、土曜日は
無観客配信番組でお会いしましょう!
11月7日(土)
双六亭×Berry presents
『おうちでバイユーゲイトSP with 囲碁お見知りおきをラヂオ』
出演:双六亭 / Berry

スペシャルゲスト:山崎心(Sax)
開演20時 ※無観客配信番組です。※無料視聴&投げ銭制
番組配信URL

https://youtu.be/jdkUP3QkJUA
★ステイホーム期間中に3ヶ月に渡って三鷹バイユーゲイトにて毎週開催された配信番組「おうちでバイユーゲイト」
(バイユーの看板バンド『双六亭』のニシイケタカシ&中原由貴両氏の前面協力の下、店主のユルいお喋りを中心に店主所属のバンド『Berry』の面々、バイユー従業員、そしてバイユーゆかりの方々をゲストに迎え23回に渡って放送)が、双六亭のYouTube番組「囲碁お見知りおきをラヂオ」とのコラボ番組として返ってくる!
今回はスペシャルとしてロックコンボの配信に挑戦、バンドのライブを配信するだけでなく、番組として楽しんでいただけるよう、あれこれと趣向を凝らしてお届けいたします。Berryと双六亭のライブあり、トークあり、スペシャルゲストにサックスのココロック!山崎心さんをお迎えしてこの日限りのあれやこれやも。どうぞお楽しみに!

やります!恥ずかしながら私店主、演奏で出演します。
バイユー看板バンドと演奏!で絡みますよ。
光栄過ぎてクラクラすると同時に少しビビってます。
思えばあの4月5月6月のコロナ禍によるキンキュージタイセンゲン下の日々。23回に及んだおうちでバイユーゲイトの番組制作準備で忙しくしていたためかヒマ感の様なものはあまりなく、それゆえ過度に煮詰まったりせずに過ごすことができたように(今になって)思います。
時に悲観的になることがあっても、レコードかけて馬鹿な話をしたり、好きなミュージシャンがナマで歌うのを隣で聴いていたりすれば現実は気にならなくなったり、悩むのがめんどくさくなったりしたものでした。
そしてなにより、多くの方が感性や感覚を共有することができるような、バーチャルでない人間関係を失っていたあの日々。僕にはすぐ目の前にニシイケタカシと中原由貴が居たのでした。
そんなイカシたやつらのイカシたバンド双六亭と絡み合いつつ配信番組を作る!
俺の「格」的にビビるのは当然ながらヒジョーにウレシー!

全員がバラバラに番組ゲストとして出演したBerryのタッキー、渡辺さん、ボブ。
Tシャツを買いに来てそのまま番組に出演した心ちゃんは「Berryが配信する時は絶対にまた一緒にやらせて下さい!」と伝えてきたタイミングでの今回の企画誕生でした。縁があるなぁ。双六亭のビリーも出演こそなかったけどスティホーム?最中にバイユーに足を運んでいた1人です。
音楽飲み屋にとってはなかなか厳しい日々ですが、一同面白いものを作る気まんまんです。
この日は無観客配信。久しぶりにご自宅で食べ飲みながらお楽しみ頂ければ嬉しく思います。
そして、もしよろしければ。バイユーチャンネルのチャンネル登録(あ!コレはもし、ではなく是非是非に!!)と
投げ銭https://bayougateigoradio.peatix.com/をいただければサイワイです。

支援CD『ライブハウスで待ってる』スクナシ&スターズ!店頭販売いたします!!

2020-11-06 | オシラセ

岩手のオイカワトモアキ(東洋線)が東北のライブハウス、ライブバー支援のために制作したCD(売り上げ全額をお店の支援金に)がバイユーにも届いている話を改めて紹介したところですが。
同じ趣旨で元ズクナシのエミちゃん(EMILAND)の呼びかけで作られたCDが熱いメッセージと共に届きました!
『ライブハウスで待ってる・コールミー』
by スクナシ&スターズ
=特設WEBSITE=
(販売店情報、WEB通販はこちら)
2曲入り ¥1,000 (tax in)
収録曲:
1.ライブハウスで待ってる
2.コールミー
========
スクナシ&スターズ are:
衣美 /Vocal,Guitar,Keyboard
茜 /Drums,Percussions,Chorus
三宅伸治 /Vocal,SteelGuitar,Bass
ウルフルケイスケ /Vocal,Guitar
高橋’Jr.’知治 /Bass
KOTEZ /Harmonica
MAKOTO /Trumpet
ミュージシャンだって大変な中、そしてこの混乱の中、この行動力!思わずグッとくる「音楽の場」賛歌になっています。
バイユー店頭でお買い求めいただけます(ミュージシャンからの通販直販も可能)

井上尚弥、ラスベガスデビューも凄かった。

2020-11-06 | ボクシング

日曜日は井上尚弥のラスベガスデビュー戦をライブTV観戦。
今年、こうしてなんとか1試合やれたことは彼にとって大きかった。
しかもラスベガスデビュー戦ですから、本当に価値ある試合実現だったと思う。
少し後の設定なら危なかったのではないかというコロナ禍感染拡大状況、大統領選下の社会状況。翌々日の京口紘人選手の世界戦が直前で感染により中止を余儀なくされたことを思えば、本当にやれてよかった。そしてインパクトのある勝ち方。アメリカでの試合は2度目だったけど前回時より注目度は大幅に増しており、今回の快勝の価値は大きい。

しかし井上は相変わらず凄かった。
最初のダウンを奪ったダブルの左ジャブに合わせた左カウンターには驚きしかない。久しぶりに一瞬何が起こったか理解できなかった。
自分は「見えなかった」ということはほとんど無い観戦者なのですが「え?」と思ったものです。
相手のジャブの2発目に対してのほとんどスイングなしのカウンター。改めて観ても信じ難い。
そして最後の右カウンターのエグいこと…。
モロニー選手、は流石の対戦相手、ハイレベルなボクサーだった。なのにあの結果。

「勝てよー!」とか思って観てたのに
終わってしまえば凄い勝ち方に
なんかちょっと引くくらい(笑)

これまで45年ちょい、熱く観戦してきた幾多のボクシング物語はなんだったのか…
と思ってしまいそうで。

ちなみに。
自分はボクサーのことは八重樫東選手とか田口良一選手とか選手をつけて呼ぶことが多いけど
ついつい井上尚弥、と書いてしまう。
なんかちと、別の次元感があるんだよねー。
もちろん会う機会があれば
井上選手!井上さん!ですが笑

オイカワトモアキ制作の支援CD販売中!のお知らせ。

2020-11-06 | オシラセ

少し前からトイレに貼っているこのお知らせ。
キンキュージタイ宣言の只中の配信番組で紹介告知しての販売開始だった為、情報が一部の方にしか行き渡っていなかったことに気づき再度宣伝いたします。

岩手から届いたこのCD。バイユー近辺ではご存知『東洋線』のオイカワトモアキが苦境にあるライブバー、ライブハウスへの支援活動として新たに制作した音源。
同じく岩手で活動するヤナギサケビさんとのスプリットアルバムで、関係の深いお店たちに店頭でこのCDを販売して貰い売り上げの全てを支援金としようというありがたすぎる企画です。
加えて彼がフロントマンを務めるバンド『東洋線』の発掘音源(1stアルバム以前の0st!)を製品化したCDも送ってくださいました。

新作が1000円、東洋線が500円。

しばらくオイカワの歌声とご無沙汰の貴方!貴女!に是非。
そしてオイカワトモアキとヤナギサケビさん、東洋線の皆に感謝いたします。