バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

てっぱん

2011-04-03 | テレビ番組

NHKの朝ドラ『てっぱん』が終わってしまった。

Photo

実は熱心に観てました。なかなか泣けるのよコレが。あ、過去形か。
内容を知っている人にしかわからない話で恐縮ですが、いかにもなストーリーでもセリフや仕草、細部がなんともツボでね。主演の女の子のことは最初から今までそんなに可愛い!とかまでは思わなかったのですが、デヴュー作らしくなんとも輝いていました。特に中盤以降は素晴らしかった。加えて、準主役の富司純子は素敵でした。というか全体の演出が良いのでしょうか?全体を通してなんども個人的ツボがありましたねー。あー恥ずかしい(笑)
かつてバイユーで『てっぱん』を語っていたらAヤマさんから「確かにあれは良く出来てるし、すごくいいよ。でもあの展開でそれほどいいと思うのは君が年をとったということだよ」と言われてしまいました。
そういうことだったのか~!!!
そいうことなのかどうかはわかりませんが自分にとっては朝ドラの中でも白眉の出来でした(『ゲゲゲ』や『ちりとてちん』も良かったけど)。まぁほかにあんまりテレビを観ないので比較対象が少ないのですが…。でも個人的にツボが多く。
そして震災による中断があった為、忘れられない番組になったことは確かです。

オープニングのお好み焼きの縁がクリスマスはクリスマスリースになっていて中村玉緒の「メリ~クリスマス」の声で始まったり、お正月は正月飾りに…なんとも楽しかったな♪そして泣きドコロ満載だったし(笑)もう観られないと思うとなんだか寂しいような気がします。もう朝ドラはいいかなぁ、余韻が壊されそうだし。テレビ毎日観るのもしんどいし。
以上、最終回の余韻いっぱいで書きなぐってみました~。

ん?なんだか恥ずかしいぞ。

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藤子不二雄をNHKで。

2010-04-07 | テレビ番組

NHKの『こだわり人物伝』という番組で今月は藤子F不二雄さんが取り上げられている。
以前、色川武大さんの時には観たが久しぶりに観た。水木しげるサン愛好家の私ですが、小学校の頃は藤子不二雄さんたちのマンガにはとても親しんできたものです。なので楽しく観ました。嬉しかったのは藤子不二雄Aさんこと我孫子さんが出てきて藤本さん(Fさん)との出会いから、共作についての諸々を暖かく語っていたこと。近年、記念館もふたり別々に作られると聞いてなんとなく複雑な気分だったので。我孫子さんの口から藤本さんについて聞けたのは驚いたし、また内容もとても良かった。初期(上京前)の名作を開きながら「この作品は僕は手伝ったにすぎない、ストーリーも構成もキャラクターも全部彼。」と語る貴重なシーンに釘付けになりました。他にも「この作品では主役等のキャラクターが彼で、悪役等を全部僕が書いた」などなど我孫子さんが映像で語るという説得力は凄かった。
人間の暗い部分を描いたりしたかった我孫子さんの作品が藤本さんの作品の、邪魔をしている?迷惑をかけている?足を引っ張っている?と考えたというくだりは~自身の言葉だけに藤本さんへの想いが強く感じられました。
この番組は全4回で初回が我孫子さん。実はもう教育テレビでの再放送も終っていたのですがなぜか総合テレビの『歌うコンシェルジュ』という宣伝番組?枠で再放送。観られてラッキーでした。

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石立鉄男がスターだった頃

2008-04-09 | テレビ番組

一昨日深夜、帰宅後なんとなくテレビをつけたら石立鉄男が出ていた。懐かしの『パパと呼ばないで』。主演:石立鉄男 子役:杉田かおる。2
そう、石立鉄男は子どもの頃テレビの大スターだったのだ。脇役ではなく、看板スター。当時を知らない人にはちょっと信じ難いとは思うけど…。
この夜放送されていたのは第1回。ちょうど始まったところだったようだった。会社の同僚宅で朝まで麻雀をやった石立鉄男が電車で帰宅する場面。当時の、昭和の東京が画面にあらわれる。時は1972年、昭和47年の東京だ。住宅街を行く石立鉄男。72年の東京は知らないけれど、72年の高知県のことなら知っている。いや、72年の東京だってテレビの画面を通してよーく知っている。この頃はテレビが世の中の共通メディアだった。
まったくありきたりに、懐かしい。こうだったよなぁ。と思う。
この時代よりもう少し前(トニー谷やクレイジーキャッツの映画等)の映像を見ても、同じ匂いがある。そしてもうすこし後、昭和50年を過ぎたあたりもまだ30年代から繋がった時代だという気配がある。いったいどのあたりで街の匂いが変わってしまったのだろう?
なーんてことを考えながらドラマを見続けてしまった。すぐ寝るつもりだったのに。石立鉄男のファンというわけでもないのに…。
そう、それだけ面白かったのだ!特に意味深いとか感銘を受ける、グッとくるなんてことがあるわけでもないのだけれど、面白い。第1回にしてこの先1年間、お茶の間を引きつけるだけの力に満ちている。大ヒット作だからあたりまえなのだけれども、この時代のこうした”作り物”の持つ、いや目指した”普遍性”というのは強力なものがある。
より多くの人を引きつける。その雄々しく素敵な立ち位置が、いつから産業的で無機質なつまらないモノと同義語になってしまったんだろう。そしていつしか時代はクソったれな1980年代へと繋がってしまうのだ。いや、一回切れてしまったのだと思う。
例えばかつての歌謡曲の普遍性が持つ人格、には強烈な個の香りがあった。個人的でありながら目指す普遍性、大衆性。ハナから志が違うのだ。
あ~匿名やアンケート、調査?とかいうものの罪は大きい、と今更ながら思います。
石立鉄男さん、時代を代表するテレビスターだったんですよ。驚きです。Photo そして画面の中の彼は驚くほどキラキラしている。主演ドラマをゴールデンタイムに連発していました。『水もれ甲介』も見てたなあ。。。

『パパと呼ばないで』第1回、別に「このドラマ好き!」とまでいかなくても来週も観たんだろうなあと思わせる出来でした。昨年亡くなってしまったのがなんだか不思議な気がします。

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カメジロー!

2007-04-03 | テレビ番組
カメジロー!といっても瀬長亀次郎ではなくて市川亀治郎。
今どきこんな「昔の役者顔」の人がいたのか、という新鮮な驚きもあって…ほんの少しハマっています。
恐るべし、歌舞伎の世界。過剰の手前で抑えの利いた芝居。その抑えた上から立ちのぼる湯気(?)。実は彼の事を良く知らなかったので最初は「変な顔…」と思ったのですが、今や日曜夜8時が(BSの再放送で観ることも多いのですが)待ち遠しかったりもするのです。

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夏紀行

2006-08-17 | テレビ番組
昨日の深夜、TVをつけたらおじいさんが川で釣りをしていた。
鮎が好きらしい。川はキラキラしている。眩しさにあっという間に画面に吸い込まれてしまった。
小石を器用に使って鮎を開くと、川で洗って内側に梅干しを潰したものを塗り、握り飯の上にかぶせて旨そうに食らう。釣り師の昼食とのこと。見ていると、やはり鮎の表皮は相当固そうでブチッと食いちぎってる。…ワイルドやなぁ。と思った。
しかしそれだけではなかった!おじいさんは大きな岩の上で釣りながら、お腹がすくと釣り上げた鮎を仕掛けから外し、そのまま頭から口に入れて食べている!!小ぶりとはいえちゃんとしたカタチの鮎を丸のまま食べている。勿論醤油なんてものはつけません。その姿はまさに自然界の動物同士で道具を使う知恵のある方の動物が、身体の大きな動物が、獲物を狩る姿。軟弱な自分なぞとは生物としてのランクが違う気がした。ああ、おそらくあの世界でこそ味わえる鮎の風味、旨さがあるんだろうな。見ているととうてい真似はできない、と思うのだけれども、川の香りが立ちのぼってくるのを想像してしまったりもする。
おじいさんは16軒しか家のない集落に奥さんと2人で暮らしていた。80過ぎの老夫婦の自給自足暮らしだ。米も野菜も自宅前で作っている。その他は…やっぱり鮎か?
奥さんが毎日畑仕事。肘から手の先くらいまでの長さがある緑の濃ゆいきゅうりを手で収穫。太陽をめいっぱい吸収した色とツヤ、張り具合だ。あまりにも美味しそう。おじいさんは、また鮎。今度は内蔵は取っているようだが削ぎ切りにして刺身にしている。さっき見たのも刺身ではあるが…。夫婦での実に楽しそうな晩酌。ビールから一升瓶の手酌へ。銘柄は『月桂冠』。次々と飲んでいく。実に楽しそう。驚きはこのおじいさん「みねじ なおいち」さんは86歳とのこと!この酒量も凄いが鮎を生で噛みちぎる歯も凄い。奥さんが冷蔵庫の冷凍室を開けるとそこには冷凍保存された鮎がギッシリ。その数、100匹以上。雨で釣りに行けない日は黙々と細かい仕掛けを作る。視力はいったい幾つなのか??…とにかく鮎に夢中なのだ。奥さんは川魚が苦手で鮎は塩焼きしか食べない。だけど冷凍庫には鮎が満載だ。土用の丑の日には鮎の姿寿司を作る習慣があるとのこと。夫婦で沢山作って、ご近所に配る。奥さんは「なおいちさん」から「かーさん」と呼ばれている。夏の日差しを受けたふたりの歩く姿が強い日差しで眩しい。
子どものころからの釣り仲間は近辺で唯一の商店を営んでいる。お盆前に近隣の集落を含め80軒にプロパンガスを配達してまわる。プロパンガスボンベを片手で肩に担いで山道を登る80ウン歳…。
お盆前の忙しさが終わるとふたりで鮎釣り。遠くどこまでも、徹底的に透明な川。画面の奥の奥まで透き通っている。子どもの頃、川でいつも遊んでいたのを思い出す。美しい「四万十川」から、美しくなくとも追憶の「ならし川」「室津川」「鏡川」まで。鮎がかかったら、子どものように大騒ぎの80も半ばを過ぎたふたり。ウナギにヌマエビの滝昇り、深く濃い緑、てっぺんからふりそそぐ日差し。
この夏一番の大きな鮎を釣り上げた「なおいちさん」は上機嫌で「かーさん」の待つ家へ帰ると、今年一番の収穫を塩焼きにした。そしてまた日本酒をぐびぐび。ご夫妻の子どもたちは独立して家を出ているとのことだが(当然か!)、大都会とまではいかなくてもここよりは「お町」で暮らしているであろう、子どもや孫たちは多分こんなに豊かな生活はしていないだろう。本当に夢に出て来そうそうな光景の連続。あっという間に番組は終わってしまった。途中から観たのが悔やまれるが、この時間自体が再放送枠。残念だけどしょうがない。最後に『にっぽん夏紀行』、~川と鮎とかーさんと~。というタイトルが画面に出て少し笑ってしまう。終了間際にやっとわかった。和歌山県古座川。
いい夜でした。
都会の夏だって、いってしまったら次は1年先。たっぷりと暑さや空気を味わおう、と思って今日を迎えております。

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