ブルースから３歩も進んではいない、イカシた３人でした！

金曜日の夜の、またもやのとんでもない大雪から一夜明けた土曜日は『ブルースから３歩進んで2歩下がる』の第２回でした。
ブルースのストレートカヴァーの演奏ではない、自分なりの色を濃く出している人たちや隠せないブルースの影響を持った人たちを呼ぶこの企画。今回も楽しく聴かせて頂きました。

決してブルースから３歩も進んだりしていないこの３人、自分の個性を出すことに特に意欲的な彼らの演奏は聴いてると「俺もブルース好きなんだよ！」っという気持ちにさせてくれました。
まずは最近ではすっかりお馴染みのナカヒラミキヒト。バケツベースのコバ＆クラリネットのタマのトリオ（これで表記はナカヒラミキヒトというそうです）で登場。

高知新聞の記事で「天使のダミ声」と評されたナカヒラくん、ブルースフォームでなくてもお里は隠せませんな歌世界。バケツベースのビミョ～な音程が（そいう楽器です）彼らの幻想的な音世界に我々をいざないます。●●風というよりは独特の空気感が出てきたように感じました。

次は金田DELTA正人。英語で歌ってもねっとりと訛っている彼（秋田出身）、なのに猥雑ファンキーにスウィングするというのがとても個性的です。

ねっとりファンキー、これって聴いてるとクセになります。秋田弁で歌われるブルースも刺激的。

最後は上村秀右。ホトケさんのゲストで弾いたりとギタリストでの出演はあるもののバイユーで歌うのは初めて。新鮮な気持ちで演っていただけたようでした。

こちらはブルースをルーツにしたオリジナルのロックンロール！だけど指先からこぼれ出るブルースギター！！

お客さんも嬉しそう。楽しませて頂きました。

積雪の中お集りいただいたお客様ありがとうございました。店主としては「なかなか良い企画だ」と自画自賛しているので第３回も近々企画します。お楽しみに。

深夜はバイユーの真空管アンプの作者ワタナベKちゃんが広島から来三鷹。バイユースタッフと３人で真空管の未来について？朝方まで語り合いました。
…もう雪は十分です！