バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

いい曲が沢山、のJohn Hiatt 08年盤

2008-12-16 | 音楽

08 かなり前にバイユーに到着していたので、すっかりお馴染みという方も多いかと思いますがジョン・ハイアットの新作『Same Old Man』、傑作です。
きらびやかなところがまったく見受けられないジャケットからもわかるように余計な装飾とは無縁ですが、良いミュージシャンが良い曲を書き、良いサウンドで良い音楽を奏でている。
CD版の銀色盤の中であたりまえのような顔をして凄いことが起こっているそんな作品です。
実を言うと自分は…昔から彼が素晴しいミュージシャンであることは知っていたし、作品を耳にすることも多いもののあまり積極的に手を出すことなかったいわば門外漢だったのでした。そんな特別にファンでない人間をガシッと掴んだ名盤、力強い名盤です。
お客様から聴かせて貰い「ああ、いいなぁ」と思って数ヶ月、どうにもまた聴きたくなって購入してみるとこれが本当に良い!ミディアムテンポのフォークロック的なシンプルなサウンドなのですがロックミュージックとしての「歌」をしっかりと聴かせてくれます。派手さはないものの彼の旧作で名盤の誉れ高い『Bring the Family』より好きです、と言ったらコアなファンに叱られるでしょうか?
それくらいに傑作です。