バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

ナマ音ってかっこいい!

2008-12-02 | ライヴ報告

土曜、日曜とバイユーはライヴ営業でありました。
土曜日は三鷹民にはおなじみ『古道具』が出演。いつもながらの親しみ易くてスウィンギーな音楽を聴かせてくれました。彼らの音楽の根本にはブルーグラスが有るのですが、キツイ2ビートの隙間から時折見え隠れする微かな和テイストはブルーグラスやドーグ、そしてグレイトフルデッドなどの知識がなくても十分に楽しめるわかり易さに溢れています。時にFolk Musicの香りが漂いさえするのです。
そんなフルドーグ、今回はアンプラグドに挑戦しました。それも本当のアンプラグド。アコースティック・ギターの音をマイクで拾ったり、ヴォーカルマイクを使用したりするまがい物ではなくて嘘偽りのないナマ音演奏。ギリギリまで「後半は少し(電気)使う?」などと迷ってはいましたが結局2ステージ、最後まで完全ナマ音で通しました。流石、三鷹のスター!!081129
そのナマ音、リハーサル中にバイユーの廊下に洩れてくる音を聴いていると「今はいったい1900何年だ!?」と思わせるような不思議な感覚に包まれてしまったのでした。「50年代のバーボン・ストリート??(知らないけど)」そんな感じです。
柔らかな音が廊下からステンドグラスを通り抜けて外に泳いで行きそうな、そんな感じ。
ご覧の様に照明も、スポット照明を使わずにオールドファッションな感じでやってみました。

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終盤、ピンスポットを使ってみるとこんな感じ。




最近本腰を入れているというヴァイオリンをさかんに披露する源氏名ビリーこと岩田亮。
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表情がなんともいえません。

電気での増幅がないゆえのモニタリングの難しさが適度な緊張感を生み、繊細なハーモニーの手触りもなかなかでした。お客さん(ドーグヘッズ)も大満足だったのではないでしょうか?
次回も楽しみです。


 



081130そして翌日はイナタいファンキージャズを演る『GOD KASAHARA & THE GOLDEN COLSETS』。もちろんギターもベースもエレクトリック!ブリブリゴリギリギャワーンとキメる瞬間もあるグルーヴ楽団だったのですが、やはりそこでもサックスとトロンボーンが気持ちのイイナマ音を響かせていてくれたのでありました。

そしてナマのドラムス " ゴッド・カサハラ”。幅広い選曲で満員のお客さんを湧かしてくれました。ギターもベースの両エレキ陣もなんだか生の音に包まれて良い響きを聴かせていたようにも思います。
と、こんな感じで楽器そのものの音の気持ちよさというものを再認識した二日間だったのでした。

道路まで全部開け放ってやってみたいな~。